こんにちは!みたか・すりーばーどです。
『とある魔術の禁書目録』の新シリーズ、『創約』の1巻がついに発売されましたね!
さっそく読んでみたので、感想を書いていきたいと思います!
『とある』シリーズの原作、漫画、アニメ全てのネタバレが含まれますので、ご注意ください!
- とある魔術の禁書目録 とは
- 感想
- 『創約』のストーリー予想!セトの時代の到来?
- まとめ
とある魔術の禁書目録 とは
鎌池和馬のデビュー作で、「科学サイド」と「魔術サイド」が混在・対立する世界観を描いた作品である。2020年2月現在、電撃文庫(KADOKAWA)より、既刊49巻(本編48巻、短編集1巻)が刊行されている。
とあるシリーズ初見の人でも楽しめる内容になってますよ!
漫画版の最新刊 とある魔術の禁書目録(23) (ガンガンコミックス)もあわせてどうぞ~!
感想
各章のタイトルについて
序 章 イヴの最初に交差点で Prepare_for_Xmas_Eve!
「クリスマスイブの準備を!」という序章にぴったりなネーミング。
この時点でアンナ・シュプレンゲルが登場し、既に学園都市の中にいることが判明していました。
第一章 まるで遊園地のような Red_Wear,Bag_and_Flying_Sledge.
「赤い服に袋、そして空飛ぶソリ」、つまりサンタクロース。
まだこの時点では平和にイヴを過ごせてましたね...!
第二章 変わる学園都市、前夜 the_24th,Showdown
24日の決着・対決といったところでしょうか。
変わる学園都市というのは、暗部がなくなることを指しているのか、それともアンナ=シュプレンゲルの思惑なのか。
クリスマスに何かが変わるのであれば、2巻はクリスマスの出来事かな??。
第三章 黒い陰謀と障壁の喪失 Enemy_Use_XXX.
敵は『XXX』を使う。
『XXX』は、もともとの意味ではないと思うので、伏字として使っている感じでしょうか。伏せられているのは根丘が使用していた『魔術』ですね。
第四章 異世界交流、その始点 "R&C OCULTICS Co.Ltd."
異世界というのは、魔術サイドと科学サイドのことですかね。
この2つが交わりつつあって、その始点がR&Cオカルティクスということでしょうか。
このスマホにも、『R&C OCULTICS』の文字が!
『R&C』というのは『Rose』『Cross』で薔薇十字を指しているみたいですね。
創始者のクリスチャン・ローゼンクロイツは『Christian Rosenkreutz』。
終 章 雪と真紅が覆い尽くす White_End. (and_Merry_Xmas!!)
最後に雪が降ってきて、まさに『ホワイトエンド』!
真紅は、『上条さんの血』と『アンナ=シュプレンゲル』のダブルミーニング!
御坂美琴「刺したわね」(怒)
上条さんをナイフで『刺した』のと楽しい時間に水を『差された』ことが、かかってますね。うまい。笑
常盤台中学の24時間耐久ウォークラリークリスマスイブから逃げ出し、食蜂操祈を裏切った甲斐あって、少しでも上条さんと仲良くダーツができていたようで良かったです!
舞殿星見の能力と過去
能力
当初、上条さんは念動能力(テレキネシス)ではないと推理していましたが、ミスリードでしたね。
『物を動かす力』では御坂美琴を凌駕する強力な念動力の使い手でした。
ゼロから力を生み出す出力でいえば最強、しかし応用性が足りず経済的価値が見出されないので超能力者(レベル5)に認定されないという事情のようです。
たしかに一方通行もゼロから力を生み出しているわけではないですからね、その分野では最強なのかも!
念動力といえば、『スクール』の『誉望万化』がいました。
彼も大能力者(レベル4)でしたが、舞殿とは異なり、斬擊、発火、無音化、透明化など様々な力を使い分けることができたようで、汎用性に特化していましたね。
出力特化でも汎用性特化でも超能力者(レベル5)になれないのか・・・なかなか厳しい・・・(参照)。
あ、でも人間そのものを能力で『掴む』ことができないというのも影響してそうですね。
箸の持ち方
舞殿さんは、能力最適化のため、脳の余計な部分を復旧不能にさせられたことで、箸が持てなくなってしまったようです。
当たり前のようなことができなくなる、その恐怖や不安というのは計り知れませんね・・・。
スマホで礼儀作法を調べて、周りにばれないよう努力していたようです。健気で泣ける・・・。
舞殿さんが足元に落ちていた割り箸を見て舌打ちしていたのも伏線になっていたんですね~。
根丘則人の目的と能力
能力
本人曰く『最小衝突理論』、使った技はこちら。
- フォイアエル Feuer(火)+ el
- ヴァッサエル Wasser(水)+ el
- ヴィントエル Wind(風)+ el
- エアデエル Erde(土)+ el
- シュメッターリングエル Schmetterling(蝶)+ el
- リヒトエル Licht(光)+ el
- エクスプロジオエル Explosion(爆発)+ el
- シュナイデエル Schneiden(切)+ el
すべてドイツ語。『薔薇十字』の影響があったという伏線がここにも!
目的
レスキューとして助けた人が好奇の目にさらされる、それを避けるためには誰の目も届かない『暗部』が必要であり、それをなくさせるわけにはいかない、と考えていたようです。
上条さんに『そげぶ』されるわけですが、今後は改心して『一方通行』のもとで、学園都市を良い方向に進めるため頑張ってほしいところです。
オティヌス
「ここで詳しい話なんぞしてやらんぞ、この神を知りたければ各々勝手に膨大な歴史を振り返るがよい」って!
物語上は、根丘に言ってますが、これは完全に読者に対しても言ってますね。笑
人物紹介しないから知りたい人は新約を読んでね!ってことですね。
ここまでオティヌスが登場しなかったのは、新規読者への配慮ということでしょうか。
あと、上条さんの右腕を足で微調整できるようになってました!なにげにすごい。
行間まとめ
行間一 黄泉川と一方通行がお久しぶりじゃん
→ 『窓のない部屋』っていうから勘違いしちゃったよ!
行間ニ オペレーション『ハンドカフス』
→ 一方通行の『野望』=『ハンドカフス』=??
行間三 例外を認めない、人の形を取り戻したモンスター
→ 『ハンドカフス』=『手錠』=『暗部一掃』=『自首』だった!
行間四 雲川芹亜と貝積継敏
→ 元レスキュー、R&Cオカルティクスなどなど
行間X 「ふぅん。」
→ アンナ=シュプレンゲル??
新約1巻とのリンク
暗部一掃の話は、新約1巻が思い出されますね。
黒夜海鳥と舞殿星見。どっちも両手を使って能力を使うし、似てるような
どっちも好きなんで、再登場しないかな~。
衝撃のラスト
アンナ=シュプレンゲルが上条さんを「記憶なきわらわの敵」と言っていたので、今後は戦っていくことになるのかな。
丸薬というのは、アンナがリバースで口に入れてたサンジェルマン(頭脳侵食細菌)でしょうか。
だとすると上条さんピンチ。
そもそも『薔薇十字』の規則だと、「真なる魔術師はあくまでも市井に紛れて暮らし、十分な研鑽を積んだ誠実な心を持つ有資格者のみとコンタクトを取る」ってなってました(新約22巻リバース)。
『R&Cオカルティクス』なんて作ってよかったのかな??
アンナは掟を破る側の魔術師とされていた(新約21巻)のは、こういつことだったんでしょうかね。
『創約』のストーリー予想!セトの時代の到来?
個人的に『創約』の物語を予想します!
という風になっているんじゃないのかと考えました。
十字教が中心となっていた『旧約』。アレイスターが中心となっていた『新約』。
『創約』ではアレイスターのいなくなった世界での魔術の世界が描かれるんじゃないかと予想します!
『創約』の前半の中心は『薔薇十字』であり、アンナ=シュプレンゲルとの闘いになりそうですが、後半はセトの時代を提唱した悪魔主義者(サタニズム)のマイケル・A・アキノ米国陸軍中佐が登場するんじゃないかな~。
創約1巻で米国大統領『ロベルト=カッツェ』が出てきたのも、伏線ですね多分!知らんけど!
まとめ
今後の創約シリーズは、ひとまず『アンナ=シュプレンゲル』との戦いがメインになりそう!
それにしても、これだけ書いてもまだネタがつきない鎌池先生はおそろしいですね。笑
次巻も楽しみです!