こんにちは。みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut)です。
今回は、『とある魔術の禁書目録』原作のシリーズ名やナンバリングや、よく考察されている五芒星について、考察していこうと思います!
『とある』シリーズの原作、漫画、アニメ全てのネタバレが含まれますので、ご注意ください!
とある魔術の禁書目録 とは
鎌池和馬のデビュー作で、「科学サイド」と「魔術サイド」が混在・対立する世界観を描いた作品。2020年2月現在、電撃文庫(KADOKAWA)より、既刊49巻(本編48巻、短編集1巻)が刊行されています。
現在の最新刊はこちらの創約 とある魔術の禁書目録 (電撃文庫)です。
とあるシリーズ初見の人でも楽しめる内容になってますよ!
漫画版の最新刊 とある魔術の禁書目録(23) (ガンガンコミックス)もあわせてどうぞ!
無印・新約・リバース・創約、それぞれの由来や意味とは!
無印:1~22巻
新約:1~22巻 + 22リバース
創約:1巻
『とある魔術の禁書目録』の原作は、こんな感じでタイトルが付されていますよね。
新約が出た時点で、無印シリーズは旧約だったことがわかります。
『旧約』と『新約』の元ネタ・由来・語源
この『旧約』と『新約』の名前の由来は、もちろん聖書ですね。
そこで、旧約聖書と新約聖書について調べてみました(あくまで素人が調べたものなので、間違いなどあったらごめんさい!)。
この「約」という文字の意味は、「約束、契約」のような意味があり、神様と人との契約・約束を表しているのだとか。
旧約聖書では「救済者(メシア)の誕生」が約束されており、その「救済者(メシア)」として誕生したイエス・キリストの言葉や奇蹟を死後、弟子たちが書いたものが「新約」なんだそうです。
ちなみにユダヤ教の人たちはイエスを救い主と認識していないため、新約聖書ではなく旧約聖書のみを使うそうです。
そうなると、とあるシリーズの『旧約』と『新約』における救済者(メシア)というのは、第三次世界大戦を終わらせた上条さんという解釈になるのかな~。
『新約22巻リバース』
新約22巻が終わり、新シリーズが来るかと思いきや発売された新約 とある魔術の禁書目録(22) リバース (電撃文庫)』。ここでは、上条さんと『神浄の討魔』との闘いが描かれていますね。
『リバース』の意味ですが、”Rebirth”(再生)と”Reverse”(逆・裏)のダブルミーニングかな、と思いました。
21巻で肉塊になった上条さんが、アレイスターによって再生されたことがきっかけとなり、上条さんの裏から出てきた『神浄の討魔』。人間が能力を操る、という固定観念が逆転しました。
『新たな自己の獲得』というキーワードも”Rebirth”といえるかも!
『創約』
そして、この2つとは違って新しく始まった創約については、元ネタというものはなさそうです。
原作者の鎌池和馬先生のコメントがこちら。
鎌池和馬です。創約シリーズがいよいよ始まります! 超とか壊とか他にも候補は色々あったのですが、やはりこの二文字かなと。そして今回はクリスマス。表向き神秘やオカルトを全く信じない学園都市の皆さんに、素敵なプレゼントが贈られる話です。お楽しみに。
— 鎌池和馬公式情報 (@KAMACHI_KA) 2020年2月6日
『創約』のほか、超約とか壊約とかの候補があったんですね~。笑
「約」という文字が、「約束・契約」を意味するのであれば、『創約』では既存の神様との約束を破壊・超越して、新たに創造することになるのでしょうか。
旧約と新約の巻数『22』の意味
新約の最終巻は、23巻ではなく新約 とある魔術の禁書目録(22) リバース (電撃文庫)となりました。
そこで、『22』という数字に何か意味があるのかな、と思っていましたが、作中で繰り返し触れられていましたね。
タロットにおける22枚の『大アルカナ』、もしくは、セフィロト(生命の木)の22本の経路です。
タロット(Tarot)、あるいはタロットカードは遊戯や占い(タロット占い)などに使用されるカードのこと。78枚1組がもっとも一般的で、その内訳は1から10までの数札、4枚の人物札をスートとした4スート56枚の小アルカナと、寓意画が描かれた22枚の大アルカナに分けられる。
上条さんと『神浄の討魔』も、『彷徨う0』=『愚者』とたとえられていましたね。
『22』巻の間を旅する上条さんのお話が『とある魔術の禁書目録』、という解釈もありなのかも!
五芒星の向きと有無の謎
これは、よく考察されている話ですね~。
旧約:1巻 五芒星なし
2~22巻 逆五芒星
新約:1巻 五芒星なし
2~22巻リ 五芒星
創約:1巻 五芒星
『旧約』1巻は、上条さんの記憶があるとき。
『新約』1巻は、上条さんがラストまで生死不明のとき。
なので、安直かもしれないですが、五芒星=記憶喪失後の上条、なんじゃないのかな~と考えています。
そして、巻がそれぞれ22巻あるということから、逆五芒星→五芒星になのは、タロットの逆位置→正位置を表しています。
・・・というのは根拠のない妄想でしたね、すいません。
[追記2020/2/20]
アレイスターが作ったトートタロットは、逆位置がないので、これは明らかにちがいました!ごめんなさい!
ついでに、ハディートの象徴は五芒星だそうですですのて、付け加えておきます!
[追記ここまで]
そもそも、アレイスターで有名なのは六芒星なんですよね。
『黄金の夜明け』のたやっていた小五芒星の追儺儀式とも関連性が不明ですし・・・。
素直に、旧約での四大属性の歪みがもとに戻ったと解するのがいいのかなー。
でも、四大属性の歪みとテレマの属性が一致していることに意味がありそうなので、歪みはもとには戻ってないと思うんですよ。うーん。
まとめ
以上、とあるシリーズのタイトルやナンバリング、表紙の五芒星など考察してみました。
根拠のないものばっかで、果たして考察といえるのか微妙なところですが・・・。
ひとまず、今回はこんな感じで!