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[とあるシリーズ/感想/考察/まとめ/ネタバレ注意]

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【考察】鳴護アリサが幻想殺しで消滅しなかった理由とは?『願いの力』【とある魔術の禁書目録 エンデュミオン】

こんにちは。みたか・すりーばーど@zombie_cat_cutです。

今回は、鳴護アリサの謎について検討しようとおもったんですが・・・!

今まで、見たら絶対に影響されると思い、見ないでおいたこちらの動画。


【とあるシリーズ考察】とある世界の考察 前編『上条当麻=ハディート』説

ついにこちらの動画を拝見してしまいました。

目から鱗が、ぽろぽろぽろぽろぽろぽろ。

もう正論すぎて、この動画が正解としか思えなくなっちゃいますね・・・。

こうなるのがわかっていたからこそ、動画を見るのを控えていたわけですが。

というわけで、今回は自分の見解ももちろん書いてはいますが、この動画を参考にさせてもらっていますよ!

『とある』シリーズの原作、漫画、アニメ全てのネタバレが含まれますので、ご注意ください!

とある魔術の禁書目録 とは

鎌池和馬のデビュー作で、「科学サイド」と「魔術サイド」が混在・対立する世界観を描いた作品。2020年2月現在、電撃文庫KADOKAWA)より、既刊49巻(本編48巻、短編集1巻)が刊行されています。

現在の最新刊はこちらの創約 とある魔術の禁書目録 (電撃文庫)です。

とあるシリーズ初見の人でも楽しめる内容になってますよ!

漫画版の最新刊とある魔術の禁書目録(23) (ガンガンコミックス)もあわせてどうぞ!

劇場版の映画のBDはこちらから。

漫画版はこちらからどうぞ!

 鳴護アリサ

鳴護アリサ

引用:劇場版とある魔術の禁書目録エンデュミオンの奇蹟1巻

プロフィール

青葉モカちゃん鳴護アリサとは、劇場版アニメ『とある魔術の禁書目録エンデュミオンの奇蹟』のオリジナルキャラクター。

3年前のスペースシャトル試験飛行の事故(オリオン号事件)において、乗車していたシャットアウラ=セクウェンツィアの『大事な物を失ってもいいからみんなを助けて』という祈りが奇蹟という形で具現化し、彼女の『音楽の才能』を宿した少女の肉体を持ってこの世に現出しました。

その奇蹟により、スペースシャトルの乗客乗員87名の命が救われたものの、その代償としてシャットアウラは『音楽を認識する脳機能』とパイロットだった『父親』を失いました。

鳴護アリサの能力

無能力者(レベル0)とされていますが、

  • オリオン号事件でパイロット1名を除く87人が生還
  • 上条に倒れてきたコンクリの柱が折れる
  • ライブ中に爆破事件が起きるも、怪我人は上条さんを除けばゼロ
  • エンデュミオンの地上への衝突を回避する

といった奇蹟を起こしています。

鳴護アリサの謎

このような超常的存在の鳴護アリサですが、上条当麻幻想殺しで触れられても消滅していませんでした!

したがって、風斬氷華とは異なり、AIM拡散力場の集合体ではなさそうですよね。

アレイスターによると、

  • 能力者のものでなくとも、人の願いというものは主観を歪めてしまう
  • 複数の願いが同一の指向を与えられれば、それは因果律に干渉しうる力になる
  • 呪術的な力を帯びた『歌』とオリオン号に施されたレディリーの術式の相乗効果で、願いの指向が誘導された
  • 願いの力は1人の少女の因果律を分断し、別れさせた歪みの力で多くの人の運命を変えた(オリオン号事件)
  • エンデュミオンの崩壊も、2人が1人に戻ろうとする際の歪曲により運命が変えられた

ということらしいですな。

なぜ消滅しなかったのか

因果律に干渉する『願いの力』。これ、映画だけの特別な設定かと思ってましたが、禁書原作と密接に関連するものだったんですねー!

詳しい話は、こちらの記事でまとめておきましたので、よかったらどうぞ!

 ➤➤【とある魔術の禁書目録】幻想殺し・理想送り・鳴護アリサを生んだ”願いの力”【解説】 - sky depth

理想送りもそうなんですが、『願いの力』により生じたものは、幻想殺しにより消滅しないようですね。

ここで、参考になりそうなのが、幻想殺しのこのような性質でしょうか。

地脈・龍脈や生命力といった、「元々存在する異能の力」にも勿論作用する。

ただし、幻想殺しは「調和の取れた破壊」(異能の力を不自然に高められていないレベルまで引き戻す)を行うため、異常な値を均一化させることには極端に働くが、元から均一なものに対してはあまり効果を発揮しない。

そのため触れた人の魂を破壊したり、地脈が消えて惑星が滅んだりすることはない。 

幻想殺しが地脈などを削っても、削った分は自然と補われて修復され、すぐに破壊の跡は周囲にとけ込んでわからなくなってしまう。

引用:幻想殺し(イマジンブレイカー) - とある魔術の禁書目録 Index - アットウィキ

つまり、幻想殺しで鳴護アリサが消滅しなかった理由として考えられるのは、このあたりかな?

  1.  願いの力は、そもそも異能の力ではない
  2.  地脈・龍脈、生命力などと同様に、異能の力ではあるがその力を不自然に高めているわけではない

因果律に干渉している以上、異能の力ではない、というのには違和感があるので、有力なのは②説のような気がしますね。

因果律に干渉しているとしても、魔術や超能力によるものでない以上、異能の力を不自然に高めているわけではない、というような解釈ができそうです!

まとめ

個人的な見解(妄想)となりますが、自分の結論としては、こんな感じです!

因果律に干渉している以上、異能の力ではあるが、魔術や超能力によるものではないので、異能の力を不自然に高めているわけではない。

したがって、「調和の取れた破壊」(異能の力を不自然に高められていないレベルまで引き戻す)を行う幻想殺しでは消滅しなかった。

結論が重要というよりは、願いの力により生じたものは幻想殺しにより消滅しない、というのがポイントですね!

みたか・すりーばーどTwitter@zombie_cat_cutでした。