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【考察】10031回の死の記憶により能力が強化された理由とは?【とある科学の一方通行】【アクセラレータ】

こんにちは。とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の一方通行(11) (電撃コミックスNEXT)が発売されましたね!

そこで今回は、とあセラ死霊術師編の、10000回の死の記憶により能力が強化された理由について検討していきますよー!

『とある』シリーズの原作、漫画、アニメ全てのネタバレが含まれますので、ご注意ください!

とある科学の一方通行 とは

原作:鎌池和馬、作画:山路新、キャラクターデザイン:はいむらきよたか・山路新による日本の漫画作品。KADOKAWAの『月刊コミック電撃大王』にて、2014年2月号より連載中。鎌池和馬ライトノベルシリーズ『とある魔術の禁書目録』のスピンオフ作品。正式タイトルは『とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の一方通行』。

漫画版はこちら!

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まずは、『能力強度』(レベル)について、軽くおさらい!

園都市では能力者の所有する能力を、 規模強さ精密性などを基準として6つの段階に分けており、定期的に行われる能力の適正、伸びやすさ、種類、現在のレベルなどを調べる『身体検査(システムスキャン)』の結果により、ランク付けが上下します。

無能力者
(レベル0)
精密機械を使わないとわからない程の微弱な力を発する程度。
低能力者
(レベル1)
スプーンを曲げる程度の力で、日常生活で役立つものは少ない
異能力者
(レベル2)
レベル1よりも幾らか上だが、やはり日常ではあまり役には立たない。
強能力者
(レベル3)
目に見えて強く、日常生活で便利だと感じる程度。 先端科学技術で十分再現できる現象しか起こせない能力が多く、また戦闘での応用もあまり利かない場合が多い
大能力者
(レベル4)
園都市外部の科学技術では到底再現不可能な超常現象を実現でき、戦闘面においては軍隊で戦術的価値を得られる程の能力
超能力者
(レベル5)
園都市でも七人しかいない、能力開発の頂点。 一人で軍隊と戦えるほどの強大な力を持つ。レベル5の中での順位付けはそれとは異なり「能力研究の応用が生み出す利益」を基準に評価されている。

次に、菱形幹比古の研究成果を確認!

『プロデュース』の研究結果がこちら
  • 霊魂と呼ぶべき何かが宿った肉体そのものに能力が宿っているらしい
  • 身体が小さくなるなればなるほど能力の出力は落ちていった
『悪霊』を使った技術がこちら

 =『肉体を機械的に強化することで能力を引き上げる技術』

  • 身体を大きくすれば能力も強化されるはず
  • 脳に機械で強化した肉体を『身体』と錯覚させる
  • ただし、現状『特殊な処理』を施した死んだ脳にしかうまくいかない
  • 『公式』を転送することで進化する

『特殊な処理』というのは、おそらく『疑似魂魄』を死体に定着させること、『公式』とは、『妹達』の10031回の死の記憶を変換したもの、ですね!

  素体 強化後
プロトタイプ 異能力者(レベル2) 大能力者(レベル4)級の発火能力
『窮奇』 強能力者(レベル3)の念動力 一方通行に傷をつけることが可能に。公式入力後は超能力者(レベル5)クラスの念動能力。
饕餮 お気に入りのぬいぐるみと自分の位置を入れ替えるレベル3『リプレイス』 催眠でぬいぐるみと思い込ませたマーカーと自分を転移可能。公式入力後は転移の強化・拡張により『遠隔射出』(アスポーツ)が可能に。
『渾沌』 周囲の人間の認識を鈍らせる『ステルスハイド』 あらゆる認識を完全に阻害できるように。

 『公式』が入力されたことで能力が強化した理由とは?

『自分だけの現実』:能力の「種類」を決める

 『演算能力』  :能力使用時の「精度」と「制御可能値」を決める

能力についてはこのように解釈されていますが、『10000回の死の記憶』を入力することで、能力が強化されるのは何故なのか・・・。

身体を大きくすることで能力が強化される理由については、身体の表面積が広くなり、能力の『噴出点』が拡大し、1度に出力できる『量』が増加したことで『出力』が強化されたから、と結論づけました(詳しくはこちらの記事)。

 今回は、『10000回の死の記憶』により能力が強化されているのは、どういった理屈なのかを検討していきたいと思いますよ~。

『窮奇』と『饕餮』の強化された能力

『公式』(=10031回の死の記憶)が入力された『窮奇』は更に出力が強化し、『饕餮』は『遠隔射出(アスポーツ)』ができるようになっており、自分以外のものも転移可能に。

饕餮』はさらに、転移の強化転移の拡張にも成功。

  • 転移の強化『窮奇』との視覚連携により『窮奇』が見たものも転移対象に
  • 移の拡張:ぬいぐるみ役を誰にでも押し付けられるように

もっとも、機械の体を利用した視覚連携と『お気に入りのぬいぐるみ』の催眠強化によるものと思われるので、身体を大きくしたことで能力が強化されたわけではなさそうです。

連携

引用:とある科学の一方通行6巻

この画像は、『饕餮』(リプレイス)によって『窮奇』(念動能力)が転移されているシーンです。『饕餮』の能力に関しては、上のような描写を見ても、なかなか理解が難しい部分が多くあるので自信がないのですが、饕餮』が『公式』により強化された部分は『遠隔射出』が可能になったこと(自分以外のものも転移可能になったこと)と考えられます。

POINT

『窮奇』:公式入力により出力が強化された

饕餮:公式入力により、自分以外のものも転移可能になった

『空間移動』系の能力の特徴

『空間移動』系統の能力には、白井黒子の『空間移動(テレポート)』、結標淡希の『座標移動』、査楽の『死角移動(キルポイント)』があります。

『空間移動』系の能力は、3次元から11次元への特殊変換を計算するため他の能力より脳への演算負荷が大きいという特徴があります。

『死角移動』

通常「自分の重量を動かせる空間移動系能力」ならばレベル4以上という評価基準があるが、「他人の背後にしか移動できない」という欠陥を持つためレベル4に至らない。
一方通行の分析では、「自分の力で11次元上の理論値を算出できないため、他人の位置情報を元に補強しないと能力が発動できない」とのこと。

これをみるに、お気に入りのぬいぐるみと自分の位置しか入れ替えることのできない『リプレイス』が強能力(レベル3)であるのにも納得できます。

転移可能な物体が『お気に入りのぬいぐるみ』に限られているのは、自分の力だけでは11次元上の理論値を算出できないため、『お気に入りのぬいぐるみ』の位置情報を元に補強しないと能力が発動できないから、だと推測できますね!

 しかし、『公式』入力後は転移の対象が『お気に入りのぬいぐるみ』と『自分』に限定されなくなり、『お気に入りのぬいぐるみ』と『自分』の位置情報を元に補強せずとも、能力が発動できるようになっています。

これは、単に能力の『出力』が上がったというよりは、『演算能力』が上昇したと考えられます。

つまり、『公式』(=10031回の死の記憶)により『演算能力』が上昇した、といえそうですね!

『窮奇』が出力しか強化されていない理由は?

ここで問題になるのが、『窮奇』です。

『公式』により演算能力が上昇したとすれば、『窮奇』は出力のみならず、能力の『精度』・『精密性』が上がってなければおかしいんですよね・・・。

この点に関しては、考えても思いつかず・・・ごめんんさい!ペンディングにさせてください・・・!

とりあえずは、実際には『窮奇』の『精度』『精密性』は上昇していたけど作中では表現されなかった、という結論にしておきたいと思います。

 『公式』の入力で、なぜ演算能力が上昇したのか?

これに関しては、根拠のない推測(妄想)となってしまうんですが、『10031回の死の記憶』というのは、つまり『一方通行との10031回の戦闘』であり、そこには一方通行演算パターンと、それにに対する『妹達』の分析戦闘経験が含まれています。

これを取り込んだことにより、効率的に演算できるようになった、と考えられなくもないかな?と思います。

まとめ

以上、まとめるとこんな感じ!

『公式』(=『10031回の死の記憶』)により、戦闘経験値を得た結果、『窮奇』と『饕餮』の『演算能力』が上昇し、能力が強化された。

今回の結論は自信ないです、ごめんなさい!

ちなみに、『檮杌』が『10031回の死の記憶』により『神』への進化を始めたのは、『演算能力』とはまた別の話で、魔術理論によるものと考えてます!

それでは今回はこのへんで。みたか・すりーばーどTwitter@zombie_cat_cutでした。