こんにちは。みたか・すりーばーど（@zombie_cat_cut）です。
漫画『禁書目録』を読み返してたついでに、原作４巻を読み終えたので、感想を少し書こうかと思います！ #おうち時間
気になった方は是非買って読んでみてくださいね。
『とある』シリーズの原作、漫画、アニメ全てのネタバレが含まれますので、ご注意ください！
- とある魔術の禁書目録 とは
- 各章のタイトル
- インデックスのゲストＩＤを登録したのは誰か
- 御使堕し(エンゼルフォール)について
- 土御門元春の正体
- 二重人格 火野神作
- 神裂火織
- ミーシャ＝クロイツェフ
- 四大属性の歪み
- 上条当麻
- まとめ
とある魔術の禁書目録 とは
鎌池和馬のデビュー作で、「科学サイド」と「魔術サイド」が混在・対立する世界観を描いた作品。2020年2月現在、電撃文庫（KADOKAWA）より、既刊49巻（本編48巻、短編集1巻）が刊行されています。
現在、原作の最新刊はこちらの創約 とある魔術の禁書目録 (電撃文庫)です。
とあるシリーズ初見の人でも楽しめる内容になってますよ！
そして、旧約４巻はこちら！
各章のタイトル
序 章 現実世界のパラレルワールド
第一章 魔術世界のへクスサスペクト
第二章 戦闘世界のディティクティブ
第三章 有害世界のエンゼルフォール
第四章 単一世界のラストウィザード
終 章 日常世界のマイベトレイヤー
ヘクスサスペクトの意味がわからなかったので調べたんですが、もしかしたら造語かも？？
「suspect」の意味は、「気づく、感づく、怪しむ」。「hex」の意味は、名詞だと「魔女」、動詞だと「呪いをかける」。また、六角形という意味もあるようです。
この他、「betrayer」も調べてみました!
「背信者、裏切り者，密告[内通]者」だそうです。
土御門ー！！
インデックスのゲストＩＤを登録したのは誰か
インデックスが知らない間に、不法入国者じゃなくなっていた！
禁書目録たるインデックスの処遇を決められるとなると、やはりイギリス清教の最大主教「ローラ＝スチュアート」の関与は確実。
そして、その取引相手となると、学園都市の統括理事長アレイスターになりそうですね。
旧約２巻でステイルがアレイスターと面会していたし、ローラの代理としてインデックスの安全保障の取引でもしたのかもしれませんね～。
アレイスターにとっては、上条当麻を魔術に関わらせることで、右手を育てることができるメリットがあったのかも。
一方、ローラの思惑は･･･よくわかりませんね！ アレイスターの秘密を探るため、イギリス清教の者を学園都市内にとどめ置く口実になる、といったところかな？
御使堕し(エンゼルフォール)について
入れ替り
| 中身 | 外見 |
|---|---|
| 上条当麻 | 上条当麻 |
| 上条刀夜 | 上条刀夜 |
| 上条詩菜 | インデックス |
| 竜神乙姫 | 御坂美琴 |
| 海の家の親父 | ステイル |
| その息子（麻黄） | 御坂妹 |
| キャスター古森 | 月詠小萌 |
| インデックス | 青髪ピアス |
| 神裂火織 | ステイル |
| 火野神作 | 火野神作 |
| 土御門元春 | 一一一 |
| 天使『神の力』 | ミーシャ |
なぜかステイルの身体が２人分あるわけですが、普通の人には「海の家の親父」は「ステイル」に見えているわけではないので、問題はなかったということかな？？
ここに中身ステイルが現れたら、かなりややこしいことになっていましたね･･･。笑
仕組み
セフィロトの樹
身分階級表えあり、神様・天使・人間などの魂の位を十段階評価したピラミッド。
「こっからここまでが人間の領域、こっから先はカミサマの領域だから勝手に上がってくんなよ」という『神様絶対主義』を図で表したもの。
人の数や天使の数というものはあらかじめ決められているため、通常、人間が天使の位に昇る事はできないし、逆に、天使が人間の位に落ちてくる事もありえない。
椅子取りゲーム
しかし、『御使堕し』は、文字通り、天の位にいる天使を強制的に人の位へと落とすもの。
元より満杯の盃のごとき人の位の中へ、さらに一滴の雫を注ぐように天使が落ちてくる。
『御使堕し』によって上位セフィラから下位セフィラへと強制的に天使が移動させられると、その揺らぎによって１０のセフィラが形作る四界───すなわち原形世界、創造世界、形成世界、物質世界に影響を与える。
つまり、椅子取りゲームのように、『中身』と『外見』がバラバラになっていき、弾かれた人は、天使が座っていた椅子に座る事になる。
参考
リアル魔術においてはこれら世界は以下のように説明されている。
原形世界（オーラムアツイルト）
他の世界を誕生させた世界。１０個のセフィロトそのもの。
創造世界（オーラムブリアー）
純粋な性質の世界。ほんのわずかの物質も混ざっていない。
形成世界（オーラムイェツィラー）
天使の世界とも呼ばれ、知性を持った霊が住んでいる。
物質世界（オーラムアッシャー）
我々が生きている物質世界。
これらの世界は空間的に別世界として存在している訳ではなく、それぞれ重なり合って存在しているものであるという。（→位相）
これらの世界は空間的に別世界として存在している訳ではなく、それぞれ重なり合って存在しているものであるという。（→位相）
伏線？ 天使の位に上った人は誰？？
創約１巻まで刊行されている現在でも、天使の椅子に座った人は明らかになっていませんね！
すでに登場した人物かもしれないし、もしかしたら魔術師じゃないのかもしれない･･･。
土御門元春の正体
土御門の設定が一気に増えて･･･！笑
似ている部分をまとめてみるのもおもしろいかもしれませんね～！
二重人格 火野神作
２８人を殺した死刑囚の脱獄犯。
この人、実は過去に人気投票で二位だったとか。笑
二重人格者に関していえば、２つの能力が宿るのかについて、研究がなされていたみたいだけど、その結果が気になりますね！
遺伝子によって能力の種類が決まるのであれば、１つの能力しか発現しなさそう？？
神裂火織
今回のメインヒロインと思われる神裂火織さん。
魔法名は『Salvere000（救われぬ者に救いの手を）』。
かっこいい･･･。
神裂という名前の由来の意味が、少しわかったような気がしますね！
聖人であり、『聖痕(スティグマ)』を開放した場合に限り、一時的に人間を超えた力を使うことができるとのこと。
そして、周囲を不幸にする自分の『幸運』に悩んでいたようです。
周囲を不幸にする点では学園都市に来る前の上条当麻と似ている気もしますね。
なにか関係があるのかな？？
ミーシャ＝クロイツェフ
スペックや性格
秒速５０ｍ。石弓の矢と同じか、それ以上の速度！
時速１８０km。音速で動ける聖人よりは遅い。
『幽霊狩り』特化のロシア成教に所属する『サーシャ＝クロイツェフ』。
その身体には、「ミーシャ」と名乗る、天使『神の力』が宿っていたようです。
天使を褒められると得意げになり、上条の手には触れようとしなかったのは、自分が天使だったからなんですね～。
でも、ガムを食べて「神の恵み」を思い出すと言っていたのも、そういうことか～。
「神の恵み」って甘いんですね！笑
名前
ミーシャというのは、欧米系の人名の一つで、男も女も通用するらしいですね。
ロシア以外の地域は、Mishaは女性の方が多いとのこと。
神裂や土御門が気づくのに遅れてしまったのにも納得です。
ロシアの男性名ミハイル（Mikhail）の愛称でもあるので、ロシア人女性が名乗るのは、違和感があった、ということのようです。
そして、この「ミハイル」という名前ですが、ロシア圏における、大天使ミカエルに由来した名前だそう。英語ではマイケル、フランス語ではミシェル、ドイツ語ではミヒャエル、スペイン語ではミゲル、のようです。
属性は火。方位は南。
その品格の高さから神の御前の天使ともいわれ、メタトロンやラドゥエリエルらとともにもっとも強い権限を持つ天使とされ、悪魔たちとの戦いでは最前列で指揮を執るとされる。
「神に似たもの」「神の如き者」とする解釈もある。
属性
「自身の属性強化のための『夜』ですか。月を主軸と置く所を見ると、ああ。なるほど、心得ました。水の象徴にして青を司り、月の守護者にして後方を加護する者。旧約においては堕落都市ゴモラを火の矢の雨で焼き払い、新約においては聖母に神の子の受胎を告知した者」
（･･･中略・・）
「――その名は『神の力』。常に神の左手に侍る双翼の大天使、ですか」
受胎告知といえば『ガブリエル』！
神裂は、「ミーシャ」と名乗る天使を「ガブリエル」と理解していたようです。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教においては、最も偉大な天使の一人で、神の言葉を伝える役割を担うことが多い。
属性は水。方位は西。
大天使長ミカエルの次席『神の左に座す者』であり、実質的に天使のNo.2という位置にいる。
四大属性の歪み
『天使は目的たる自分の名を交換できない』。
しかし、ガブリエルがミカエルの愛称を偽名として使っています。
旧約２１巻で明らかになるのですが、これが示すのは『四大属性の歪み』だそう。
一応、ネタバレを避けるために、本来の元素対応表のみ紹介しておきますね！
東・風 ラファエル
西・水 ガブリエル
上条当麻
全体的に、上条当麻の知識に偏りを感じる巻でしたね！笑
学園都市といえども、普通の高校生の知識ではない気がする...。
ただ、竜神乙姫なる従妹の存在が判明したり、幼稚園の卒園後すぐに学園都市に来ていたりと、新たな情報も多く判明しました！
上条さんの過去、もっと明らかにしてほしい～。
「当麻が側にやってくると周りまで『不幸』になる。そんな俗話を信じて、子供達はお前の顔を見るだけで石を投げた。大人達もそれを止めなかった。当麻の体にできた傷を見ても、哀しむどころか逆に嘲笑った。何でもっとひどい傷を負わせないのかと、急き立てるように」
（･･･中略･･･）
「当麻が側から離れると、『不幸』もあっちに行く。そんな俗話を信じて、子供達はお前を遠ざけた。その話は大人までもが信じた。覚えているかい、当麻。お前は一度、借金を抱えた男に追い掛け回されて包丁で刺された事もある。話を聞きつけたテレビ局の人間が、霊能番組とかこつけて、誰の許可も取らずにお前の顔をカメラに映して化け物のように取り扱った事もあるんだぞ」
周囲の子供だけでなく、大人までもが上条当麻を『疫病神』と呼んでいたようで、なかなか悲惨な幼少期だったのかもしれません。
まとめ
ということで、感想長くなってしまいました。
今回はこんな感じで終わろうと思います！
以上、みたか・すりーばーど（@zombie_cat_cut ）でした。
なお、本ブログに掲載されている全てのことは、実際の宗教、魔術などとは、一切関係ありませんのでご注意くでさい。
