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[とあるシリーズ/感想/考察/まとめ/ネタバレ注意]

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【原作:とある魔術の禁書目録/インデックス】旧約7巻 『9月8日・法の書・上条当麻』【感想(ネタバレ注意)】

法の書

こんにちは!

みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut)です。

9月8日が過ぎたということで!

今回は9月8日の物語、原作の旧約(無印)7巻を読んだのでその感想を書こうかと思います!

感想を書くのが遅くなり、投稿は1日遅れてしまいましたが・・・。

気になった方は是非買って読んでみてくださいね~!

『とある』シリーズの原作、漫画、アニメ全てのネタバレが含まれますので、ご注意ください!

とある魔術の禁書目録 とは

鎌池和馬のデビュー作で、「科学サイド」と「魔術サイド」が混在・対立する世界観を描いた作品。2020年2月現在、電撃文庫KADOKAWA)より、既刊49巻(本編48巻、短編集1巻)が刊行されています。

現在、原作の最新刊はこちらの創約 とある魔術の禁書目録(2) (電撃文庫)です。

御坂美琴と食蜂祈操が大活躍な内容になってますよ!

そして、旧約7巻はこちら~!

各章のタイトル

序 章 行動開始 The_Page_is_Opened.

第一章 学園都市 Science_Worship.

第二章 ローマ正教 The_Roman_Catholic_Church.

第三章 イギリス清教 Anglican_Church.

第四章 天草式十字凄教 AMAKUSA_Style_Remix_of_Church.

終 章 行動終了 The_Page_is_Shut.

勉強になる・・・!

園都市が、『Science_Worship.』=『科学崇拝』と表現されているのも気になりますね。

基本的には、『自然科学への過大な信用(思い込み)への批判』として用いられる言葉ですが、魔術が存在するとあるシリーズでは、違う意味を持っていそう!

宗教』と『信仰』が魔術と結びつくなら、(参照

科学』と『崇拝』は、超能力に結びつく?(参照

『崇拝』とは『思い込み』であり、『自分だけの現実』・・・なのかも?

あ、オカルトキーワードが『魔道書』だから、『The_Page_is_Opened.』からの『The_Page_is_Shut.』なんですね!

アレイスターの交換条件

今回の『法の書』をめぐるオルソラ救出作戦。

上条当麻の参戦はローラいわく「先方の交換条件につき外せんわね。」とのこと。

その、極めて稀有であるはずの幻想殺しを、けれどアレイスターはぞんざいに扱う。

まるで道を行く聖人に数々の試練を与えて鍛え上げるように。

熱した鋼に重たい槌を打ち付け真の一刀を鍛え上げるように。

 

引用:とある魔術の禁書目録(2) (電撃文庫)

ここでも、アレイスターは『上条当麻』の成長を促すために参戦させたということか!

理由は、単純に、上条当麻の異能に対する戦闘経験を積ませて強くするため・・・ではなさそう?

幻想殺しの本来の性能』を取り戻すためなのか。

それとも、『竜王の顎』か『見えない何か』を成長させるためなのか。

参考▶▶上条当麻の右手の中にはいくつ能力があるの??

うーん。

わかんないね!

『法の書』

  • 1920~1923年頃、アレイスター=クロウリー(没1947年12月1日)が記した魔道書が『法の書』。
  • 彼の聖守護天使とも許されざる者とも語られるエイワスに伝授されたものを記したもので、一説には天使が使用する術式がそのまま使える、開かれた瞬間に十字教の時代は終わりを告げ、全く新しい時代がやってくる、と評されている。
  • アレイスターは、天界や魔界などと呼ばれる『層の異なる重なった界』の新定義を見いだし、魔術様式を一新させた功績がある。
  • 本人が正しいと思い込んだ解読法則によって、無数の『偽りの正解』の文書が浮かび上がってしまう。オルソラの解読法によれば、タイトルは『二つの時代の終わり』、収録内容は『エノク言語を用いた肉体の天使化術式』。

・・・(略)・・・アレイスターが活躍したのはほんの七十年ぐらい前なんだけど、その七十年で数千年を超える魔術師の歴史は塗り替えられてしまったといっても過言でじゃない。 現在いる魔術師の二割は彼の流派だし、何らかの影響を受けている程度なら五割に届くかもしれないほどの実力者だったの」

 

引用:とある魔術の禁書目録(7) (電撃文庫)

これらのことからすると、禁書世界の年代は、西暦2000年前後といったところでしょうか。

この旧約7巻が発売された2005年ということでいいのかな?

個人的に気になったのは、オルソラが誤訳した『法の書』の内容。

肉体の天使化術式』というと、御坂美琴の絶対能力(レベル6)進化実験を思い出します。

御坂美琴phase5.3には、天使の輪のようなものがみられましたね。

御坂美琴phasse5.3

引用:とある科学の超電磁砲10巻

さらに、こちらは天使エイワスの姿。

なんかしら関係ありそう・・・な気がする・・・。

『絶対能力(レベル6)』=『(聖守護)天使』の術式・・・だったりするのかな?

ちなみに、実在の『法の書』の翻訳版は、東方聖堂騎士団日本支部(OTO Japan)のWebサイトで読めるようですよ! 

インデックス

意外と多い弱点

今まで判明した『強制詠唱(スペルインターセプト)』の弱点がこちら。

  • 『黄金錬成』のような未知の術式(旧約2巻
  • 『梓弓』のように道具を重視する術式(旧約5巻
  • 術者がいなくとも発動する自動制御の術式(旧約6巻
  • コンマ数秒の間に動作を完了させる天草式の術式(旧約7巻

10万3000冊もの魔道書を暗記している『禁書目録』といえど、意外と弱点は多い・・・。

そういえば、今回登場した『魔滅の声(シェオールフィアー)』も、同じ思想を持つ人間がある程度集まった状況でのみ大きな効果を発揮するため、対個人や複数の思想を持った集団にはうまく作用しないという欠点が。

でも、逆にいえば、これら以外の魔術師には圧倒的な優位性を持っているということかもしれない!

魔力を作る力がない

「でも、私が自分の記憶を手繰って原典の写本を書いてもそういう風にはならないんだけどね」

 

「『自動制御の魔法陣』を起動するには、やはり微弱でも人の魔力がいるのさ。永久機関を回すためのスターターとなる、執筆者本人の魔力がね。魔道書を書く魔術師のほとんどは自分でも気づかない内に文字情報と共に魔力をページに刻み付けてしまう。それは筆記用具や画材を問わず起きてしまうので分かってても避けられないんだ。だけど、彼女はそもそも生命力を練って魔力を作る力がないから問題ないのさ。魔道書図書館の管理人としては打ってつけだろう?

……何者かの作為があるのが気に食わないけどね」

 

引用:とある魔術の禁書目録(7) (電撃文庫)(色は筆者による。)

インデックスに、生命力を練って魔力を作る力がないというのは旧約1巻の頃から言われていたこと。

その理由について、上条さんは「自動迎撃システムを組み上げるために、インデックスの魔力は全てそこに注ぎ込まれてしまった」と推測していました。

また、ステイルも、「もし仮に、自動書記を失った事で『あの子が魔力を回復した』のなら、僕達も体制を整えないといけない。 まぁ、魔力の回復なんてありえないとは思うけど。」と手紙に書いていました。

インデックスが生きている以上、生命力はあるはずなのに、魔力の回復がありえないというのは一体、どういうことなのか・・・。

単に、魔力の精製方法を知らないだけ・・・?

それとも、生命力自体がそもそもなくて、地脈・竜脈の力で生きているとか・・・?

参考▶インデックスの本当の年齢は○○才!?10万3000冊の魔道書記憶に必要な時間から考える!

『偶像の理論』の逆流

まず、偶像の理論というものがこちら!

偶像の理論(類感魔術)

姿や役割が似ているもの同士はお互いに影響しあい、性質・状態・能力なども似てくる、という魔術理論。
例えば、教会の十字架は神の子が処刑された際に用いられた本物の品ではなく、形を模しただけの偽物でしかないが、偶像の理論により本物の力を(オリジナルの0.00000数%程度だが)宿すようになる。

もっとも、この理論には限界があり、余程の品でも数%が限界となる。

さらに、今回判明したのが『逆流』仮説。

 「そしてこの『偶像の理論』っていうのは、逆流できるっていう仮説があるの。つまり、本物が『偶像』に影響を及ぼすだけじゃなくて、『偶像』が本物に影響を及ぼすって訳だね。」

 

引用:とある魔術の禁書目録(7) (電撃文庫)

いくつかの『例外』が埋められていないからあくまで仮説、とのことですが、それを魔術史上、唯一実現したのが伊能忠敬

本来存在しないものを地図に書き込むことで、日本列島に存在しないはずの『渦』を実際に生み出した、ということのようです。

そして、これを利用して『神の子』を操ろうとした魔術もあるそう。

簡単にできるものではありませんが、これを利用できるとすれば、アレイスターの目的である『魔術の殲滅』、つまり位相の破壊も、もしかして可能なのでは?!

人工的な位相』である虚数学区・五行機関を『偶像』として用意し、それを『幻想殺し』で破壊することで、本物の『位相』をも破壊するとか・・・。

考えすぎかな・・・?

信じること

  • 上条当麻は、最後に絶対の自と共に告げる。 
  • シスター達は、それが論理的に正しい事を理解していながら、心のどこかでそれをじられないのだ。
  • ーーー彼らは、じることによって、行動する。
  • ーーーそれに比べて、私たちローマ正教のなんと醜いことか。
  • 上条当麻じているから行動できる。

彼の行動理由はこれ以上ないくらい単純で、

馬鹿馬鹿しく聞こえるかもれしれないが。

それ故に、上条当麻は決して己のも道を迷わない。

絶対に。

 

引用:とある魔術の禁書目録(7) (電撃文庫)

 上条さん、かっこよすぎ!

まとめ

というわけで、以上、旧約7巻の感想でしたー!

小ネタですが、前日に美琴に宿題の問題を解くコツを教えてもらっていた上条さん

正体不明編があった9月1日から、1週間ほどは平和に過ごせたようで、想像するとほっこりしますね!

それでは、今回はこの辺で。

以上、みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut )でした。

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なお、本ブログに掲載されている全てのことは、実際の宗教、魔術などとは、一切関係ありませんのでご注意くでさい。