こんにちは!
みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut)です。
待ちかねたとある科学の超電磁砲16巻が発売されて1週間。
Twitterでも多くの人が話題にしていたり、このブログのアクセス数が一時的に増えたり、さすがの人気!!
これは超電磁砲4期くるかもしれない・・・!!
さて、今回、テーマにするのは、超電磁砲の担当編集さんのこちらのツイート。
①天使ドラゴンが嬉美を選んだ理由は何か。実際のところ両者の関係はどうだったのか②観測されなかった嬉美のミクロの能力とは何だったのか③今回の嬉美の『全体論の超能力』が生んだ歪みは何か。『いつもの法則』ではないどのような法則があの場を覆っていたのか
— 荻野(フリーランス漫画編集者) (@gouranga_) 2020年10月30日
この他にも謎が色々あるので、ぜひ考察していただきたいと思います。特に③は今回の初春のアレとも関係があるんじゃないかな?
— 荻野(フリーランス漫画編集者) (@gouranga_) 2020年10月30日
こういうヒントは、正直かなりありがたい・・・!
やっぱり、考察も『とあるシリーズ』の楽しみ方の1つだし、もっといっぱいヒント欲しいなあ・・・。笑
この記事では、②観測されなかった嬉美のミクロの能力とは何だったのかについて、考えていきたいと思います!
ちなみに、前置きが長いので、「全体論とかの事前知識は十分あるから大丈夫!」って方は目次から『春暖嬉美のミクロの能力とは何か』へ飛んでも大丈夫です!
あと、あくまでもひとつの意見・仮説という目線で見ていただければと思います~。
『とある』シリーズの原作、漫画、アニメ全てのネタバレが含まれますので、ご注意ください!
とある科学の超電磁砲 とは
とある科学の超電磁砲』は、原作:鎌池和馬、作画:冬川基、キャラクターデザイン:灰村キヨタカによる日本の漫画作品月刊コミック電撃大王』にて、2007年4月号より連載中。
最新刊16巻がこちら!
アニメ版のDVDやブルーレイも要チェックですね!
アニメ『とある科学の超電磁砲T』を無料で見返す方法はこちらの記事でまとめていますよ~。
16巻『獄門解錠/ジェイルブレイカー編』の続き、128話がよめる電撃大王はこちら!
『ミクロの能力』ってどういう意味・・・?
春暖嬉美は『全体論の超能力者』
考察に入る前に、まずは今回のテーマについて、少し説明をしていきたいと思います!
とある科学の超電磁砲16巻に掲載されている126話で判明した春暖嬉美の能力。
それは、このようなものでした。
今回のPOINTは、『全体論の超能力者』。
とある科学の超電磁砲ではワードだけ登場しましたが、新約4巻ではしっかりと説明されていますね。
重要なキーワードなので、詳しめにおさらいしていきましょう!
『全体論の超能力者』とは?
学園都市の通常の能力者の場合
まず、学園都市の通常の能力者は、「自分だけの現実」と呼ばれる「認識のズレ」によって、ミクロな世界を歪めることで、マクロな世界に超自然現象を引き起こしています。
- ミクロ(マイクロ)=「微小なもの」
- マクロ=「巨大なもの」
量子力学の理論によれば、物理現象は起こり得る複数の可能性の中から一つを選択することで確定します。通常の人間は常識的な可能性しか選べないのに対して、能力者は「手から炎を出す可能性」「人の心を読む可能性」などのごく僅かな可能性を選び取り、本来あり得ない現象を確定し、ミクロの世界を自在に歪めることができます。
例えば、自然的現象が99%存在し、超自然現象が1%存在する時には、普通の人間が観測すると99%の確率で自然的現象が起こり、超自然現象が起こる確率はわずか1%のみ。しかし、脳を操作された人間は、1%しか存在しないはずの超自然現象を観測し、本来の確率を無視して無理やり発生させることができるのです。
そしてミクロな世界の歪みが「バタフライ効果」のようにマクロな世界にも影響を及ぼし、マクロスケール(=肉眼で見える大きな世界)での超自然現象、つまり本来有り得ないはずの歪んだ現象を引き起こします。
全体論の超能力者の場合
これに対し、マクロな世界を歪めることで、ミクロな超常現象を発生させるのが、全体論の超能力者。
宇宙規模のマクロな歪みの副作用で、ミクロスケール(=肉眼で見える大きな世界)での超自然現象を引き起こす。
いわば、『宇宙全体を折ったり丸めたりすることで、その副作用で掌から炎を出す』というものです。
全体論の超能力者からすれば、宇宙全体を折ったり丸めたりしているという自覚はなく、「掌から炎を出そうとしたら、自分の知らないところで勝手に遠くの銀河が丸められてしまっていた」という感覚のようです。
『全体論の超能力』を使うことで宇宙が折りたたまれるというとんでもないことが起こっても、誰も気づかないため、起こっていないも同然。
つまり、結果だけ見れば、全体論の超能力者がやっているのは「掌から炎を出すこと」だけなので、学園都市の超能力のレベルで分類するとすれば、レベル2やレベル3程度に留まるかもしれない、とのこと。
つまりこういうこと!
春暖嬉美にあてはめて考えると・・・
初春は春暖嬉美の能力を『宇宙のどこかにブラックホールを生み出す能力』と理解していました。
しかし、春暖嬉美が『全体論の超能力者』であるならば。
宇宙のどこかにブラックホールを生み出すという『マクロな世界をゆがめる現象』により、『何かしらのミクロな超常現象』を発生させているはず!
じゃあ、その『何かしらのミクロな超常現象』とは何だったのか?
それを考えてみるというのが今回のテーマとなります!
(長くなっちゃったけど、ここまでが前置き。)
春暖嬉美のミクロの能力とは何か
3つのヒント
それでは、ようやく本題に。
『春暖嬉美のミクロの能力』を検討していきましょう!
考える上でヒントがあるとすれば、この3つくらいでしょうか・・・。
- 春暖嬉美が戦闘中にみせた能力の種類
- 128話で判明した春暖嬉美の情報
- ブラックホールを生み出す能力
以下、この3点について考えてみます!
春暖嬉美が戦闘中にみせた能力の種類
- 竜の頭部の十字が光ることで、砂鉄や金属製のドアを塩化ナトリウム(=塩)に置換
- 竜により、物理的な攻撃・防御も可能
- 春暖嬉美の血を飲ませた上で白い羽根を対象に刺すことで、思考力を奪い洗脳する(=魅了/チャーム)
- 黒い稲妻・黒雷を操り、左手で超電磁砲が撃てる
美琴との戦闘描写からわかるのは、こんな感じでしょうかね!
『敵を塩の柱に変える』能力は、旧約聖書におけるロトの妻の塩柱 - Wikipediaに由来してそう。
『洗脳』については、春暖嬉美の血を飲ませないと、体内の塩分が暴走するとのことで、これも『塩』に関連する能力。
『黒雷』だけは、『塩』に関連していないんですよね。
(いちおう、『食塩水は電気をよく通す』という点で無関係ではないかも?)
しかも、春暖嬉美は”天使型の竜”が宿っていない左手で超電磁砲を撃っていました。
よくみると、この時点でかなり竜に右手が侵食されてる・・・。
仮に、この中に春暖嬉美の能力があるとすれば、『黒雷』ぐらいしか考えられないんだけど、そうとも限らないし・・・。
これだけではなんとも言えない!
128話で判明した春暖嬉美の情報
次に、16巻のちょうど次の話、128話(電撃大王 2020年12月号)で判明した、春暖嬉美の情報から一部抜粋。
- 『書庫』の登録上は無能力者。身体検査に検知されないため能力の内容は不明。
- ドラゴンは『洗脳』や『敵を塩の柱に変える』などの超常能力をもつ。
このように記載されていました!
扉絵がかわいいという余談はさておき、『黒雷』について触れられていない・・・。
もしかして、たまたま『黒雷』について触れられていないのではなく、実は”天使型の竜”自体の能力ではない、という可能性も・・・?
ブラックホールを生み出す能力
最後に、『ブラックホールを生み出す能力』という観点から検討してみます。
春暖嬉美の能力を支援したワームホール形成の検討開始
全世界のエネルギー問題を解決できる可能性あり
正直よくわかっていないので、間違いがあればご指摘いただきたいのですが、つまりワームホールによる『時空間のワープ』や『タイムトラベル』が可能になったりする感じ・・・?
素人が調べたものなので恐縮なのですが、どうやら『ブラックホールからエネルギーを取り出す方法』『ブラックホール発電』『重力発電』に関する研究が実際にあるとか。
これが学園都市で実現できるとすれば、「全世界のエネルギー問題を解決できる」という研究者の報告も理解はできますね!
ブラックホールで発電ができるのであれば、<ブラックホール生成の副作用で『黒雷』を発生できる>と考えることも可能・・・かも?
結論;『発電能力/エレクトロマスター』
というわけで、春暖嬉美のミクロの能力は、『黒雷』を発生させる能力。
すなわち、御坂美琴と同じ!
『発電能力/エレクトロマスター』
であると、結論づけたいと思います!
これはあくまでも私見であり、個人的な意見であり、愚見なんで、間違っている可能性も高く申し訳ないんですが・・・。
ひとまずの結論ということでご容赦願います。
ちなみに、「なんで雷が黒いの?」っていう疑問があるんですが・・・。
考えられる理由としては、こんな感じ?
- ブラックホールによって生じた雷だから
- ”天使型の竜”の影響
- 春暖嬉美の内心・精神面が影響している
個人的には3番目の理由を推してます!
一方通行の『白い翼/黒い翼』みたいに、メンタル的なものが影響しているんじゃないかな~。
初春も、『闇落ちver.』と『覚醒ver.』とで、メンタルの違いが能力に出ていたように思えます。
問題点
① 「数値に変化がなさすぎる」「身体検査に検知されない」
ただし問題点がありまして・・・。
まず第1に、春暖嬉美は、研究所にいた頃、「数値に変化がなさ過ぎる」「AIM拡散力場の放射量と一致しない」と言われていました。
発電能力だとしたら、数値に変化がでてくるのでは・・・?
春暖嬉美が発電能力者であれば、微弱な電磁波をAIM拡散力場として検知できてもおかしくはないと思うんだけど、「数値に変化がない」とはどういうことだ・・・。
全体論の超能力者だからミクロの超常現象に変化が無かったとかも考えられますが、今回の結論が間違っている可能性も否定はしきれない!
というわけで、別の記事にて、他の仮説も考えてみたいと思います!
② 竜の属性はてんこもり
また、第2に、こちらのツイート!
ドラゴンたちが属性てんこ盛りなのもちゃんとした理由があります#超電磁砲
— 荻野(フリーランス漫画編集者) (@gouranga_) 2020年5月19日
上条さんの竜は、基本的に属性てんこもり。
ということは、『黒雷』も”天使型の竜”の能力である可能性もかなり高い・・・。
③ 無能力者/レベル0だった春暖嬉美がなぜ超電磁砲を使えたか?
そして、第3に、無能力者/レベル0だった春暖嬉美がなぜ超電磁砲を使えたのかという大きな問題点が。
これは、また別の記事でも検討するつもりですが、↓のツイートの①や③が関係しているんじゃないかな~と思っています。
①天使ドラゴンが嬉美を選んだ理由は何か。実際のところ両者の関係はどうだったのか②観測されなかった嬉美のミクロの能力とは何だったのか③今回の嬉美の『全体論の超能力』が生んだ歪みは何か。『いつもの法則』ではないどのような法則があの場を覆っていたのか
— 荻野(フリーランス漫画編集者) (@gouranga_) 2020年10月30日
まとめ
というわけで、今回の結論と根拠のまとめ!
【結論】
春暖嬉美のミクロの能力は、『発電能力/エレクトロマスター』。
【根拠】
- 春暖嬉美が使用した能力のうち、『黒雷』だけは『塩』と関連していない
- 春暖嬉美は”天使型の竜”が宿っていない左手で超電磁砲を撃っていた
- ドラゴンの能力の説明において『黒雷』が触れられていない
- ブラックホールにより発電できる可能性
【問題点】
- 実験による「数値に変化がなさすぎる」
- 竜の属性はてんこ盛り
- 無能力者/レベル0だった春暖嬉美がなぜ超電磁砲を使えたのか
今回はこんな感じです!
いちおう頑張って考えてみましたが、根拠薄弱かも・・・。
[追記2020/11/20]
こちらの記事もあわせてどうぞ!
▶【考察】観測されなかった春暖嬉美のミクロの能力とは何だったのか?② 時間操作 説!
▶【考察】覚醒進化した初春の能力とは?熱による現実のハッキング!
[追記ここまで]
以上、みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut )でした。
Twitterもやっていますので、よかったらフォローお願いします!
なお、本ブログに掲載されている全てのことは、実際の宗教、魔術などとは、一切関係ありませんのでご注意くでさい。