こんにちは！
みたか・すりーばーど（@zombie_cat_cut）です。
発売されました創約 とある魔術の禁書目録(3) (電撃文庫)！！
まとめて感想を書く時間がなかなかとれないので、小分けにして記事を書いていますよ～。
こちらが表紙とあらすじの感想。
▶創約３巻あらすじ＆表紙が解禁！これまでのストーリーをおさらいしておこう！
そして、こちらが1個目の感想記事。
▶️創約３巻 感想① 章タイトルの意味、各キャラの生存確認まとめ等（ネタバレ注意）
こちらが２個目の感想記事。
➤創約３巻 感想② 浜面仕上がかっこよすぎる件（ネタバレ注意）
今回は、警備員や白井黒子関連の感想を！！
『とある』シリーズの原作、漫画、アニメ全てのネタバレが含まれますので、ご注意ください！
とある魔術の禁書目録 とは
鎌池和馬のデビュー作で、「科学サイド」と「魔術サイド」が混在・対立する世界観を描いた作品。2020年2月現在、電撃文庫（KADOKAWA）より、既刊49巻（本編48巻、短編集1巻）が刊行されています。
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暴走する『警備員』
今回、多くの犠牲がでた『警備員/アンチスキル』。
しかし、『警備員』側も被疑者を死なせてしまう場面が多く見られました。
さらには、死なずに逮捕できた被疑者に向かって「死ねば良かったのに。」という言葉。
治安を守るべき『警備員』がなぜこうなった･･･。
『警備員』は、過去に『暗部』からの被害を殊更に受けていて、恨みや憎しみが蓄積されていたのかもしれませんね。
そこに、『ニコラウスの金貨』でタガが外れてしまった、ということかな。
（例の金貨、白井のヤツも持っていたな。まさか、『ニコラウスの金貨』は犯罪者だけじゃなくて、こっち側にもばら撒かれていた？ 不自然にルールを逸脱した事故死が多かったのは、私達の中の誰かがこっそり祈っていたから？？？）
黄泉川先生
そんな中でも、絶対に信念がぶれない黄泉川先生の安心感といったら！！
かっこよすぎ！！
だからこそ、最後のシーンが辛い･･･。
決して銃を子供に向けない信念を持つ黄泉川先生。
自分のせいじゃなかったとしても、苦悩してしまいそう。
回帰、あるいは退行
花露妖宴の最後の一撃により、個々の警備員は罪の意識に押し潰され、それが組織全体へと伝播していくことで、崩壊しました。
ある者は自分の頭を撃ち抜き、ある者は『ニコラウスの金貨』に祈り、ある者は逃げ出し、ある者はうずくまり。
楽丘豊富にもみられた「回帰、あるいは退行」。
いちおう、心理学には『退行』という用語はありますが、魔術的な仕組みも作用しているのか･･･？
心理学において退行（たいこう、Regression）とは、精神分析家ジークムント・フロイトによれば防衛機制のひとつであり、許容できない衝動をより適切な方法で処理するのではなく、自我を一時的または長期的に、発達段階の初期に戻してしまう事である[1]。退行の防衛機制は、精神分析理論においては、個人の性格が、より幼稚な性癖を採用し、発達段階の初期に戻るときに起こる[2]。
『壊滅手配/アウトランク』が木原端数のサイバー攻撃と身内の暴走で消失し、科学捜査のラボを花露姉妹に壊滅させられ、なにより警備員の心が限界に。
これで、オペレーション・ハンドカフスは持続不可能･･･？
というより学園都市の機能が崩壊しつつあるけど、はたして、統括理事長はどうするのか･･･！？
白井黒子の揺るがない正義
白井黒子の働きっぷり
今回の白井黒子の動きをおさらい！
- 午後３時、寮のベッドで腐っていたところに初春から連絡。
- 警備員の専用車両にて楽丘豊富と初対面。
- 蒼海華麗を逮捕に向かうも、被疑者死亡で終わる。
- コンビニにて買い物後、ビルから飛び降りた浜面仕上を逮捕。
- 第七学区南部方面警備員総合詰め所にて、花露姉妹に襲われるも浜面に助けられる。
- 第二学区へ向かう途中で、ニコラウスの金貨を使用してみる。
- 第二学区から、銃声が聞こえたという遊園地のある第六学区へ。
- 第六学区にて、ベニソメと戦闘開始。
- 楽丘豊富がベニゾメを撥ね飛ばして決着。その後、別の現場へ。
- 第十八学区の警備員科学分析センターにて、花露過愛と戦闘開始。
- 花露過愛のバクテリア攻撃を受けてしまう。
- 起死回生の反撃をするも、肉体を分解した花露過愛に逃げられる。
- 楽丘豊富に、被疑者を追うよう諭す。
- 深夜、第七学区の病院にて目を覚ます。
「だとしても、わたくしがあなたを倒す方が早い」
かっこいい～！！！
それにしても、クリスマスなのにめっちゃ働いてるな、この中学1年生！！笑
被疑者死亡を目撃しながらも、内部観察を請求できる冷静さと誠実さは、さすが中学生離れしていますね。
だけどやっぱりメンタルが心配･･･。
内部観察にこだわってしまっているのは、精神的な動揺が少なからずあるからなのでは･･･。
加えて、花露姉妹に精神を削られ、楽丘豊富の訃報も知ってしまったとしたら･･･。
正義とは
そうはいっても、警備員が暴走する中で白井黒子はしっかりと自分の正義を貫いていましたね。
過愛との戦いでは彼女のレベルを落としたように、やはり正義を貫く白井黒子がいるだけで、場の空気が変わる。
また、ベニゾメ戦では、彼女の『正義』を撃破し、被疑者生存のまま逮捕できていましたね。
彼女のおかげで、多少なりとも死者を減らせていたのではないでしょうか。
しかし、暗部の奥には触れることができず、結末に迫る『浜面仕上』とは決して相容れることができない･･･。
なぜ･･･。
キャラが薄いようで濃すぎる楽丘豊富
- バーコード頭、メガネ、マッチ棒
- 社畜精神、独身童貞
- パソコンは使えず、車の運転もできず
- 覚悟のスク水昇天先生＠クソゲークソドラマは全部墓場に送ります
- 「それでも生ぬるい。こんな程度の茶番劇では『暗部』に勝てません」
- 「これでは生ぬるい。本気で『暗部』を一掃するつもりがあるなら、戦争をする覚悟がないとダメなんですよ」
- 「母と妹が胸を張って自慢できる誰かになれたら」
- 戦闘エリート『アンチスキル＝アグレッサー』
- 木原平均を殺した『木原殺し』
とはいっても、普段はコンプラを気にしてるのに、花露姉妹の襲撃の際には黒子の手首をしっかり握って忠告する姿はかっこよかった。
なんだかんだ、ペットブリーダー戦やベニゾメ戦では勝利に貢献し、過愛と黒子が相打ちした際には救助もしてくれてましたし、なんだかんだ優秀ですよね。
アグレッサーなだけある！
アグレッサー部隊（アグレッサーぶたい：英語：Aggressor squadron）とは軍の演習・訓練において敵部隊をシミュレートする役割を持った専門の飛行隊(squadron)のことである。
（中略）
教官役でもあり、自軍のセオリーとは異なった戦術を理解・把握するだけでなく、演習では仮想敵機として実演する必要があるため、優秀な人員が割り当てられ、エリート部隊となっている。
それだけに、彼の正義が暴走を始めたときは怖かった･･･。
白井黒子に叱責されて被疑者を追いかけたにもかかわらず、自分の『木原殺し』の過去の闇に狂い、リサコちゃん、脳幹先生、そしてヴィヴァーナちゃんを攻撃。
これは許されん･･･。
白井黒子と離れてしまったから暴走してしまったのか、過去の闇に押しつぶされて狂気に染まったのか。
でも、白井黒子のために『青いゴムキャップで栓をされた試験官』を届けた点は、最後まで胸を張れる功績でしたね。
まとめ
というわけで、こんな感じの感想でした～。
創約３巻の感想はこれで最後になるかな？
創約４巻の発売は、来年になりそうだけど、一方通行にはぜひとも対アンナに向けてがんばってほしい･･･。
それでは、今回はこの辺で。
以上、みたか・すりーばーど（@zombie_cat_cut ）でした！
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なお、本ブログに掲載されている全てのことは、実際の宗教、魔術などとは、一切関係ありませんのでご注意くでさい。
