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【考察】③春暖嬉美『全体論の超能力』が生んだ『歪み』=『通常とは異なる法則』は何だったのか?【とある科学の超電磁砲/レールガン】

こんにちは!

みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut)です。

創約 とある魔術の禁書目録(3)が発売された今月。

その衝撃がなかなか離れないところですが、先月末に発売されたとある科学の超電磁砲16巻も、まだまだ気になるとこだらけ!

創約3巻のひととおり感想も書き終ったので、また超電磁砲16巻について考えてみたいと思います。

今回のテーマは、超電磁砲の担当編集者さんのこちらのツイートから。

前回は②について検討してみました。

観測されなかった春暖嬉美のミクロの能力とは何だったのか?①『発電能力』説!

観測されなかった春暖嬉美のミクロの能力とは何だったのか?②『時間操作』説!

この記事では、③今回の嬉美の『全体論の超能力』が生んだ歪みは何か。『いつもの法則』ではないどのような法則があの場を覆っていたのかについて、考えていきたいと思います! 

今回は、超電磁砲16巻に掲載されていない128話(月刊コミック 電撃大王 2020年12月号)の内容も含まれますので、未読の方はご注意を!

あくまでもひとつの意見・仮説という目線で見ていただければと思います~。

『とある』シリーズの原作、漫画、アニメ全てのネタバレが含まれますので、ご注意ください!

とある科学の超電磁砲 とは

とある科学の超電磁砲』は、原作:鎌池和馬、作画:冬川基、キャラクターデザイン:灰村キヨタカによる日本の漫画作品月刊コミック電撃大王』にて、2007年4月号より連載中。 

最新刊16巻がこちら!

アニメ版のDVDやブルーレイも要チェックですね!

アニメ『とある科学の超電磁砲T』を無料で見返す方法はこちらの記事でまとめていますよ~。

16巻『獄門解錠/ジェイルブレイカー編』の続き、128話がよめる電撃大王はこちら!

まずは『全体論の超能力』をおさらい

春暖嬉美は『全体論の超能力者』であることが明かされましたが、その『全体論の超能力者』って何だっけ・・・? という方のために、まずはおさらいからやっていきましょう!

まず、学園都市の通常の能力者は、「自分だけの現実」と呼ばれる「認識のズレ」によって、ミクロな世界を歪めることで、マクロな世界(=肉眼で見える大きな世界)に超自然現象を引き起こしています

ミクロ・マクロ とは?
  • ミクロ(マイクロ)=「微小なもの」
  • マクロ=「巨大なもの」

 これに対し、マクロな世界を歪めることで、ミクロな世界(=肉眼で見える小さな世界)超常現象を発生させるのが、全体論の超能力者

新約4巻にて、グレムリンはこの理論を実証するために、バゲージシティで「大規模な戦闘」という「マクロな世界の歪み」を発生させ、それによって「ミクロな超常現象」が発生するかどうかの実験を行いました。

この実験では、結果の出た未来時点で「ミクロな超常現象」が発生していたよう。

しかし、この『全体論の超能力』は時間軸を超えて影響を及ぼすようで、未来で発生したミクロな超常現象が「(戦闘という実験を行っている)現在」さえも歪めてしまいました。

その結果、「現在」は『いつもの法則』が通用しない『なぜか悲劇が発生しやすい法則』に支配されていたとのこと。

この『全体論の超能力』から生じた『悲劇が発生しやすい法則』は直接観測ができず、あるのかないのか確認できなかったが、幻想殺しが「何か」を破壊したことで、逆説的に「破壊されるべき何か」が存在したことが証明されているようです。

つまり今回のテーマとは・・・

春暖嬉美が『全体論の超能力者』であるならば、時間軸を超えて影響を及ぼし、未来で発生したミクロな超常現象が『現在』さえも歪めることで、『いつもの法則』が通用しない『何らかの法則』に支配されていたはず。

では、その『歪み』または『通常とは異なる法則』とは何だったのか?

それを考えてみる!というのが今回のテーマとなります!

(長くなっちゃったけど、ここまでが前置き。)

『歪み/通常とは異なる法則』とは何だったのか?

アイキャッチ画像

ヒントは3つ?

それでは、ようやく本題に。

『歪み』または『法則』についてを検討していきましょう!

ヒントになりそうなものとしては、以下の3点。

  • 「未来で発生したミクロな超常現象が現在さえも歪めてしまう」ということ
  • バゲージシティでは『悲劇が発生しやすい法則』がその場を覆っていた
  • 特に③は今回の初春のアレとも関係があるんじゃないかな?

正直心許ない気もしますが、この3つの情報をもとに考えていきましょう!

春暖嬉美の『ミクロの能力』から考えてみる 

バケージシティでは、【大規模な戦闘 → ミクロな超常現象】という過程の中で『悲劇が発生しやすい法則』が歪みとして生じていました。

「未来で発生したミクロな超常現象が現在さえも歪めてしまう」ということは、春暖嬉美の『ミクロの能力』と少なからず関係しているはず!

春暖嬉美の『ミクロの能力』についても謎ではあるんですが、以前の考察では①『発電能力』説②『時間操作 』説を考えてみました。

①『発電能力』説の仮説に基づくと、【ブラックホール生成→発電】の過程で『歪み』が生じることになるわけですが・・・。

正直、よくわかりませんね!笑

一方、②『時間操作 』説の仮説に基づくと、【ブラックホール生成→時間操作】の過程で『歪み』が生じることに。

春暖嬉美が起こした『ミクロな超常現象』=『128話(月刊コミック 電撃大王 2020年12月号掲載)での白絹仄火』だとすれば、時間操作の影響で『歪み』が生じた可能性はありそう。

ただ、この観点から考えるのは難しそう・・・。

 

あの場を覆っていた『通常とは異なる法則』を予想してみる

『人の思いを暴走させる法則』

というわけで、逆に、あの場を覆っていた『通常とは異なる法則』を予想してみることにしました!

まず思いつくのは、①『人の思いを暴走させる法則』かなぁ。

  • 『暗闇の五月計画』実験存続派の研究者は、暴走して無断で実験を存続させようとしていた。
  • 『暗闇の五月計画』実験反対派の研究者は、実験中止のため暴走し、研究者を殺害した上、嬉美も殺そうとしていた。
  • 春暖嬉美からナイフを渡された少女は、いじめっ子を刺していた。
  • 釣鐘茶寮は、甲賀を裏切るだけでなく、暴走して近江手裏を攻撃。
  • 鰐河雷斧は、ヒーローへの憧れが暴走して人を襲うように。
  • 春暖嬉美は、当初の目的からズレて能力開発技術をばらまくことが目的に。
  • ”天使型の竜”は、暴走して春暖嬉美の体を浸食していた。
  • 初春飾利は、正義の道から外れて復讐へと暴走しかけた。

という感じで、『暴走』が常に春暖嬉美の周りにつきまとっていたような・・・。

「特に③は今回の初春のアレとも関係があるんじゃないかな?」というお言葉も、「アレ」=『闇落ちver.初春と理解できなくもない。

んーでも、自分で書いておいてだけど、ちょっと抽象的すぎるかな?

初春によって、”天使型の竜”とともに『歪み』を除去された結果が128話・・・なのかもしれない!

②『能力の進化を促す法則』

もうひとつは、②『能力の進化・強化を促す法則』

といっても、これは「今回の初春のアレとも関係があるんじゃないかな?」というお言葉から考えただけなんですが・・・。

「アレ」=『覚醒ver.初春』とすれば、初春の覚醒は『全体論の超能力』が生んだ歪みによる一時的なものだったことになりそうですね。

また、春暖嬉美の能力が①『発電能力』説だった場合、なぜ無能力者(レベル0)の春暖嬉美超電磁砲を撃つことが出来たのか? という疑問がありました。

この疑問に対する答えとして、『全体論の超能力』による歪みによって、嬉美のミクロの能力自体も強化されていた、と考えることができるかも?

 

まとめ

というわけで、今回の結論と根拠のまとめ!

結論と根拠

【仮説①】『人の思いを暴走させる法則』

春暖嬉美も含めた一連の暴走は、『全体論の超能力』が生んだ歪みによるものだった。

【仮説②】『能力の進化・強化を促す法則』

初春飾利の能力『定温保存/サーマルハンド』と春暖嬉美のミクロの能力『発電能力』が進化・強化されていた。

今回はこんな感じです!

なかなか説得的とはいえず、申し訳ない・・・。

これはあくまでも私見であり、個人的な愚見なんで、間違っている可能性も高く申し訳ないんですが、ひとまずの結論ということでご容赦願います。 !

以上、みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut )でした。

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なお、本ブログに掲載されている全てのことは、実際の宗教、魔術などとは、一切関係ありませんのでご注意くでさい。