こんにちは！
みたか・すりーばーど（@zombie_cat_cut）です。
2020年も、もうすぐ終わり。
みなさまは、どうお過ごしでしょうか？
2020年は、『とある科学の超電磁砲Ｔ』の放送や『創約』シリーズの発売で、コロナといえども楽しい1年になりました。
さて、とある科学の超電磁砲１６巻が発売され、創約３巻が発売され、またいろいろと新しいヒントや謎、伏線も増えてきました！
というわけで、ここまでで明らかになったことを踏まえて、今回も『幻想殺し』の謎について改めて考えてみたいと思います！
テーマは、こちら！
上条当麻の右腕から追儺霊装『ブライスロードの秘宝』（先代の幻想殺し）を製造できるのか？
言い換えれば、先代の幻想殺し『ブライスロードの秘宝』の製造方法を探ってみた！ という感じでしょうか。
それではさっそく、検討していきましょう！
『とある』シリーズの原作、漫画、アニメ全てのネタバレが含まれますので、ご注意ください！
とある魔術の禁書目録 とは
鎌池和馬のデビュー作で、「科学サイド」と「魔術サイド」が混在・対立する世界観を描いた作品である。2020年2月現在、電撃文庫（KADOKAWA）より、既刊49巻（本編48巻、短編集1巻）が刊行されている。
原作の最新刊は、こちらの創約３巻！
漫画版の最新刊▶とある魔術の禁書目録 (24) (ガンガン コミックス)
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『先代の幻想殺し』の謎
時代・神話の転換点に、いつも幻想殺しと同質の力が、武器や洞窟などの形で出現していたようです。
そして、上条当麻の右手に宿る前の幻想殺しは「ブライスロードの秘宝」と呼ばれるモノでした。
すなわち、矢の形をした究極の追儺霊装です。
突き刺さっていたのはたった一本の矢であった。
ただし素材は鉄でも木でもない。濁った色のワックスを固めたような何か。先端が歪な五つ又に分かれた、何かを掴もうとする掌のような……。
『鏃は骨、矢羽は革、本体の矢柄は蝋……それもまた、血肉が蝋と化した屍蝋』
つまり。
それこそが。
『幻想殺し。とある聖者の右手を素材に製造された究極の追儺霊装。元は召喚失敗の際に退却せぬ者を魔法陣の向こうへ追い返すために用意されていた秘中の秘となる兵器です』
引用：新約 とある魔術の禁書目録(18) (電撃文庫)（太字は筆者による。）
『先代の幻想殺し』は、とある聖者の右手を素材に製造された究極の追儺霊装。
つまり、聖者の右手を切り取って製造した、ということですね。
しかし、上条当麻の右腕については、「幻想殺しは同じ世界に2つも存在できない」「上条当麻に取り付けられた腕にこそ本物の力が宿る」（旧約２２巻）と言われています。
という違いがあるわけですね！
そうすると、下のような疑問がでてきます。
仮に上条当麻の右腕から追儺霊装を造ろうとしても、切る度に再生してしまって不可能なのでは？ 同じ右手に宿っていた幻想殺しなのに、なぜ先代の幻想殺しは追儺霊装にすることができたのか？
この違いに理由があるとすれば、考え方（＝仮説）は2通りあるかと思います。
① 特殊な方法を使えば、上条当麻の右腕も追儺霊装にすることができる。
② 上条当麻の右手が再生するのは『幻想殺し』の効果ではない。
では、それぞれの可能性を考えてみましょう！
①幻想殺しを追儺霊装にする特殊な方法とは？
① 特殊な方法を使えば、上条当麻の右腕も追儺霊装にすることができる。
仮に、この考え方が正しいとして、どういう方法があるのか？
ヒントは、上条当麻の右腕が再生していなかった期間（新約２２巻）にありそう！
このとき、右腕が再生しなかった原因は食蜂操祈にありました。
『仕組みについて正しく理解したる訳ではあるまい。あれは、ただ切り離したくらいでは勝手に代替物を生成して作り直してしまうからな』
（中略）
『あれを科学という一側面から眺めたるだけで把握したるのは不可能だ。逆もまた然りで、私にも見えておらぬモノがあるのかもしれんが。ともあれ見当違いな未練による行いであってとしても、冷凍したりけるは僥倖だった。そういう話をしたるのよ』
（中略）
『幻想殺しがなかなか元の持ち主に戻らぬようなので奇妙に思いていたわ。しかしどれだけごまかしても一時しのぎだぞ。それは、いずれ持ち主の下へと返りける。どれだけ覆い隠したところでだ』
引用：新約 とある魔術の禁書目録(22) (電撃文庫)
食蜂さんは、上条当麻の右腕が液体化したものを保冷容器に入れて冷凍保存していたわけですね。
この文章から考えるに、『幻想殺しを冷凍保存することで、上条当麻の右腕であると錯覚させ、再生を防いでいた』ということかな･･･。
ここで大事なのは、『幻想殺しが錯覚をおこす』ということ！
これができれば、先代の幻想殺しと同じように、切り取った上で屍蝋にすることができそうですよね～。
先代の幻想殺しも、魔術により幻想殺しの認識を誤認させて作成したのかもしれません！
②上条当麻の右腕を再生しているのは『幻想殺し』なのか？
しかし、コロンゾンいわく「どれだけごまかしても一時しのぎだぞ。それは、いずれ持ち主の下へと返りける。」とのこと。
この言葉の真意を読み解くのは難しいですが、仮に②上条当麻の右手が再生するのは『幻想殺し』の効果ではないのだとしたら･･･。
先代の幻想殺しは、聖者の右手を切り取った上で作成した屍蝋にすぎないということに。
そして、上条当麻の右腕を再生しているのは、『竜王の顎』もしくは『莫大な力』のどちらか（参照）と考えることになります。
いまだ謎の多いこの２つの力ですが、蛇型の『竜』が再生能力を持っていてもおかしくはないですよね。
ただ、この可能性はあまり高くはないのかも･･･？
というのも、幻想殺しは『竜王の顎』や『莫大な力』を封印しているような役割を持っている感じがするんですよね。
先代の幻想殺しは追儺（ついな）、すなわち悪魔を祓い，悪疫邪気を退散させる役割を持っていました。
当代の幻想殺しは、封印、すなわち上条当麻に宿る『竜王の顎』や『莫大な力』が溢れないようにするための蓋としての役割がありそう･･･な気がする。
まとめ
というわけで、それぞれの仮説を簡単にまとめてみますね！
【仮説①：幻想殺しを錯覚させる方法】
【仮説②：錯覚させる必要はない？】
という感じでしょうか。やはり、仮説②が有力ですかね～！
それでは、今回はこの辺で。
以上、みたか・すりーばーど（@zombie_cat_cut ）でした。
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なお、本ブログに掲載されている全てのことは、実際の宗教、魔術などとは、一切関係ありませんのでご注意くでさい。
