こんにちは!
創約4巻が発売され、Twitterで他の人の感想を見て回る日々を過ごしております。
みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut)です。
というわけで、先日、創約 とある魔術の禁書目録(4) (電撃文庫)が発売されましたね~!!
そろそろ1週間が経過する頃合い。
創約4巻を読み終えた方も多いのではないでしょうか!
➤【原作:とある魔術の禁書目録】創約4巻あらすじ&表紙が解禁!ストーリーのおさらいや要チェック事項など!
本日のテーマはこちら!
その発言に、ところどころ気になるところがあるので、今回はその辺りについて考えていきたいと思いますよー!
『とある』シリーズの原作、漫画、アニメ全てのネタバレが含まれますので、ご注意ください!
とある魔術の禁書目録 とは
鎌池和馬のデビュー作で、「科学サイド」と「魔術サイド」が混在・対立する世界観を描いた作品。2021年5月現在、電撃文庫(KADOKAWA)より、既刊54巻(本編48巻、短編集1巻)が刊行されています。
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オティヌスの発言が気になる・・・!
『ハンドカフス』について
創約4巻では、精神的な面でも、知識的な面でも上条さんを支えていたオティヌス。
「善人面して面白半分に世界を歪めていくR&Cオカルティクスにここらで吠え面かかせるつもりならいくらでも手伝うぞ」とのことで、アンナには思うところがありそうです。
しかし、こちらの感想記事でも触れましたが、創約4巻でのオティヌスの発言に、気になるところがちらほら・・・。
「・・・・・・必死の努力の末に夢を叶えてもリターンを横取りされて何も受け取れない世界、か。なるほど、あれだけ不自然を極めて『ハンドカフス』の顛末もここに帰結する訳だな。白い怪物は、『暗部』をなくすという夢自体には手が届いていたはずだったんだ。それを横からねじ曲げて毟り取ったクソ野郎がいる」
「オティヌス?」
「いや、何でもない。こっち側の話だよ」
上条さんも知らない『ハンドカフス』を、なぜオティヌスが知っていたんだろう??
- 『ハンドカフス』の初出は創約1巻(12月24日)。その間、上条さんは舞殿星見や根丘則人と戦い、その後アンナからサンジェルマンを経口投与され、病院へ。
- 創約2巻では、『ハンドカフス』の名前は一切登場せず。御坂美琴と食蜂操祈、上条当麻とサンジェルマンがアンナと戦う(12月25日・早朝~)。
- その後、創約3巻(12月25日・午後3時~)で『ハンドカフス』が実施されるも失敗。上条さんは病院で療養中。
- 創約4巻にて、ロサンゼルスへ向けて学園都市を出発(12月26日・午前2時~)。事件が解決したときには、ロサンゼルスが夜になっていた。
時系列を整理するとこんな感じ。
ちなみに、上条さんたちがロサンゼルスに到着したのが現地時間で12月26日の午前3時、つまり日本時間では同日午後7時。
事件が解決したときにはロサンゼルスではもう夜になっていましたね。
12月のロサンゼルスの日の入りは午後5時ごろと早いですが、それでも日本時間でいえば12月27日の午前9時以降になりそう。
さて、少し話がそれましたが、この時系列を見る限り、やはり上条さんがハンドカフスを知るタイミングはなさそう。
すなわち、オティヌスも知るタイミングはなかったはず・・・。
「副大統領?」
さらに気になるのが、こちらの発言!
「自分でそう名乗ったのではなく、アンナからそう名付けられたか、副大統領? だとしたら流石に哀れだな。お前の期待値は最初からその程度。だからメルザベスという至高を得るために動員されたんだ。いらない人を捨ててでも、より使える人を得る。海老で鯛を釣るために。」
引用:創約 とある魔術の禁書目録(4) (電撃文庫)(太字は筆者による。)
アメリカ副大統領が黒幕と判明したのは、ホワイトハウスでのオンライン討論会でのこと。
全世界へと生中継で公開されているので、誰が知っていてもおかしい話ではないけれど、オティヌスが討論会を見ていた素振りはありませんでした。
もしかして、外部の誰かと通信している・・・?
オティヌスが砂の魔術師の本当の姿を見て副大統領と判断した、という可能性もありますね。
ただ、それだと副大統領の容姿をオティヌスが事前に知っていたということになります!
オティヌスの魔術
ここで気になるのが、創約2巻(12月25日)でオティヌスが使用していた『監視と伝達/フギン・ムニン』の魔術。
「(・・・・・・どうせR&Cオカルティクスの影響でそこらじゅう無意味に魔術が使われるんだ。生徒達が試す中途半端な術式にプロの神がちょちょいと手を加えて『監視と伝達』の魔術の効果をこっそり上乗せしてやったんだが、いやまあこれは話さない方が良いな。『ご自由にお取りください』でお守りとなるカラスの羽根、つまり傍受霊装をばら撒いたとは口が裂けても。いや改変しようがしまいが結局魔術の副作用自体は起こるしダメージは増減しないんだがこいつは絶対怒るし)」
引用:創約 とある魔術の禁書目録(2) (電撃文庫)(太字は筆者による。)
オティヌスは現状一人で魔術を使える体ではなく、この魔術を使用して御坂美琴と食蜂操祈の戦いを観察していたようです。
仮にこの魔術が12月26日の段階でも使用できていたのであれば。
学園都市にいる学生を通して、オンライン討論会の内容や、ハンドカフスについて情報を得ていたと推察されますね!
ただし!
創約2巻では、オティヌス自身が能力者に対する『魔術使用の副作用による被害』をなくすために動いていました。
- 「能力者に魔術は使えない、これはマニュアルさえあれば誰でも対処のできる問題だ。私達で作ってこの病院から配布する。成功例を示せば、理屈は分からなくても飛びつくさ。それで街全体の空回りは食い止められる」
- 「クリスマスという日時そのものを逆手にとっ呪いか!?」「・・・・・・自分は不幸じゃないと確認するためのおまじない、か」
- 「・・・・・・クリスマスを終らせる、術式」「組み上げたら、見舞客の中から大人を探せ。能力者でなければ、副作用なしで魔術を使ってもらえるはずだ。」
ということで、クリスマスが終った12月26日には、オティヌスの術式が使用できなくなっている可能性もありそう?
食蜂操祈、無限大の可能性!
そこで、次に気になったのがこちらのオティヌスの発言。
「・・・・・・こんな方法で真なる『理解者』を得られるなら苦労しない。洗脳で得た自己承認なんぞに安らぎの時はないよ。ま、この辺はどこぞの第五位辺りが死ぬほど理解していいるだろうが」
引用:創約 とある魔術の禁書目録(4) (電撃文庫)(太字は筆者による。)
「・・・・・・ハチ関係だとテキトーな名前つけて第五位辺りが即死奥義でも開発しそうだな」
引用:創約 とある魔術の禁書目録(4) (電撃文庫)(太字は筆者による。)
美琴ちゃんには全く触れない一方で、みさきちの話はちょいちょい入れ込んでくる神サマ。
みさきちは、魔術師に気に入られる才能でもあるんか・・・!?笑
そうでないすると・・・、考えられるのはコレ!
『食蜂操祈とオティヌスが協力関係にある』という可能性。
つまり、オティヌスは『ハンドカフス』について食蜂操祈からあらかじめ聞いていたのでり、オンライン討論会についても食蜂操祈からリアルタイムで情報を得ていた!
お互いこういったメリットがあるし、新約終盤~創約にかけての行動からすれば、食蜂さんが上条さんに記憶されないことをオティヌスは当然気付いているはず。
そこで、オティヌスと食蜂操祈は、アンナを倒すため、そして上条当麻を助けるために、本人の知らぬ間に手を組んでいたのでは・・・?
それに、食蜂操祈の『心理掌握/メンタルアウト』なら、超遠距離への『念話/テレパス』ができても不思議じゃない!
可能性はゼロではないと思うんだけど、どうだろな~!!
今後の展開に期待!
オティヌスと食蜂操祈が本当に協力関係にあるのであれば、食蜂操祈と御坂美琴のコンビが今後も活躍する場が来そう!
創約2巻でアンナに完敗し、強くなるために手を組んだ2人の超能力者/レベル5。
神たるオティヌスの知識があれば、魔術サイド相手にもっと強くなることも可能なのでは・・・!?
魔術は理論、魔術は技術、魔術は知識。
知識があるだけでも戦い方は変わってくるはず!
まとめ
ということで、今回の結論まとめはこんな感じ!
① 『監視と伝達/フギン・ムニン』の魔術
12月25日、学生に仕込んだ魔術。この効果が継続しており、学園都市にいる学生を通して、オンライン討論会の内容や、ハンドカフスについて情報を得ていた。
② 食蜂操祈との協力関係
『念話/テレパス』で繋がった食蜂操祈から『ハンドカフス』や科学知識、オンライン討論会についての情報をリアルタイムで聞いていた。
といった感じで、今回はオティヌスと食蜂操祈との関係性を疑ってみました~!
正直、願望ありき!
ではあるんだけど・・・。笑
そうだったらいいなー!
といったところで、今回はこの辺で。
以上、みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut )でした!
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なお、本ブログに掲載されている全てのことは、実際の宗教、魔術などとは、一切関係ありませんのでご注意くでさい。