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[とあるシリーズ/感想/考察/まとめ/ネタバレ注意]

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【原作:とある魔術の禁書目録】創約5巻 第四章 感想:ハンドカフスの最終試験【ネタバレ注意】

こんにちは!

みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut)です。

2021年12月10日!

創約 とある魔術の禁書目録(5) (電撃文庫)が発売~!!

ということで、これまでの感想はこちら。

創約5巻 第一章 感想:分岐点はここだった!

創約5巻 第二章 感想:ライブアドベンチャーズインワンダーランド!

創約5巻 第三章 感想:現実は厳しい

今回は、第四章までの感想になります。

それではさっそく、はじめていきましょう!

『とある』シリーズの原作、漫画、アニメ全てのネタバレが含まれますので、ご注意ください!

とある魔術の禁書目録 とは

鎌池和馬のデビュー作で、「科学サイド」と「魔術サイド」が混在・対立する世界観を描いた作品。2020年2月現在、電撃文庫KADOKAWA)より、既刊49巻(本編48巻、短編集1巻)が刊行されています。

創約5巻の購入はこちらから。

【原作小説】

【コミカライズ・スピンオフ】

第三章 感想

次の目的地

「あの妖宴が残念四九円自己破産待ったなしダメ男の綺麗ごとに呆気なくグラついている」「目の前で妖宴がテキトーに言いくるめられて初恋モードで身も心もねっとねとにされるのに手も足も出ない私とか、こ、これが寝取られの新たなる世界?」

過愛ちゃん、やっぱり変態だー!!

そして、妖宴ちゃんはチョロインだー!!

 

「何言ってんだ、俺は俺をいくら使い倒したって良いんだよ」

 

「……何となくですが、この言い草が全ての歪みの中心なように見えてくるのはわたkすひだけですの……?」

 

引用:創約 とある魔術の禁書目録(5) (電撃文庫)

黒子ちゃん、大正解!

 

ということで、次なる目的地へと向かうのは上条当麻白井黒子

第10学区の地下、さらなる闇のもとへ。

木原端数とフリルサンド#Gの対立

フリルサンド#Gに導かれ、地下を進んでいく2人。

そこで、木原端数フリルサンド#Gの対立の原因を知ります。

  • 木原端数は、人工幽霊を参考に自分の意思を復元。
  • しかし、「禁忌」の外へ出ると高圧電流が暴走してしまう。
  • そこに、罪悪感に苦しむリサコを発見する。
  • そこで、都合の良いカラダとしてリサコを利用しようとした。

木原端数、悪意と悪趣味の塊かよ……。

 

一方、フリルサンド#Gは復讐のために動いていた『アリスの時』とは行動原理が異なっていましたね。

優先すべきは己の復讐か、我を曲げても子供達を守る事か。

『身近な子供を守る子育て幽霊で、そのためならば外敵と戦う事も辞さない』本質。

あとがきでも言われていた通り、これが当然の選択だったということね!

復讐の道具を揃えた上で、でも、自分の意思でそれら全てをなげうってでもやっぱり小さな命を守るために強大な悪意へと立ち向かう。

この幽霊、めちゃくちゃかっこいいぞ...!

 

リサコを利用したい木原端数と、助けたいフリルサンド#G

それを知って、上条当麻がじっとしているわけがない!

相手が「あらゆる人生の行き止まり」だったとしても。

そんなの関係ないよね!

『暗部』の最奥

第10学区の地下は、現在、本来の空間がくしゃくしゃに丸め込まれた状態。

そこに上条当麻幻想殺しをぶつけると?

答え:上条当麻だけが木原端数の元へと辿り着く!

 

丸まっていた空間を元に戻した結果、しわを伸ばした瞬間に遠く離れた場所へとばされ、一緒にいたアリス白井黒子とは離ればなれ。

上条当麻だけが木原端数の元へたどり着けたのは、不幸体質だからだろうな・・・・・・。

最低最悪の人間のもとへと一直線!

 

そこにいたのは、チェーンソーを持った白衣の老人

天井には、吊るされたリサコ。

  • 木原端数の体は、致死性を持たない人工幽霊。
  • 電気的に説説明のできる物理現象であり、幻想殺しは通用しない。
  • さらに、風景全体の地形や材料に干渉して操れる。

今回の敵、というか創約5巻では、幻想殺しが役に立つ機会がほとんどない・・・!!

大丈夫か、上条当麻?!

「生きてますけど?」

HA MA DU RA !!

  • 「能力的に高いか低いかなんて関係ない」
  • 「この街に来た誰かはみんな、七人しかいない超能力者に、その中でもてっぺんの第一位に、いいや誰も見た事のない怪物になりたいって理由をこの世界から見つけだして、そこから初めて最初の一歩を踏み出す」
  • 「だから俺には資格がある」
  • 「お前はどうなんだよ、ソダテ?」

おいおい、言うこと全てがかっこいかよ、この男は!!

そして、統括理事長の一言もいいね!

三主人公が、学園都市の闇を振り払う予感!

 

浜面上条さんの助言を聞いて、すぐさま木原端数の攻撃の仕組みを看破していましたね。

炭素を吸い寄せて火花を起こし、同時に物体から炭素を抜いて強度を下げている。

なるほどなぁ・・・・・・。

さらに、ソダテも相手の弱点を見抜いていきます。

塩水や静電気、マイクロ波に電磁パルス。

もしかしたら、御坂美琴との相性はかなり悪いかもしれませんね。

犬とアンドロイド

活路を見いだしながらも、一瞬の隙を狙われる2人。

しかし、そこを助けたのは・・・・・・。

木原脳幹(実写)

「今のお前には、ロマンが欠片もない」

脳幹先生ー!!!

時間稼ぎの会話も、最高。

一言一句がいちいち格好いいんだよなぁ。

自分がそこにいたら、聞き惚れて見入っちゃう自信あるわ。

 

もっとも、そんな木原脳幹が持ってきた切り札も無力化されてしまいます。

絶体絶命。

そんなとき、さらなる助太刀が入ります。

オレンジの長い髪、放電機械油、競泳水着のような装束のアンドロイド。

レディバード

きたぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?

レディバードが、なぜか復活したー!!??

なんでかわからないけど、これは熱い展開!!

やったれー!!

天才と悪魔

『何故・・・・・・今になって、君がそこまで稼働できる?』

怒りと嫉妬の混じった声。

自分が到達できなかったもの、それを実現したのは誰だったのか?

 

さて、時間は少し遡り、列車の衝突やビニゾメの狙撃、そして木原端数からの致命的な攻撃を受けていた上条さん

すでに満身創痍でしたが、入れ替わりで浜面が来てくれたおかげで、ギリギリ意識を保っていたようです。

そこで、見つけたのが『壊れた競泳水着の少女』でした。

頼ったのは、「アインシュタイン以上の人格者」。

『木原端数。あなた、言うほど大した事はありませんね』

メルザベス、そうきたかー!!

ここにきてようやく、木原端数の表情がゆがみましたね!

いぇえええええい!

 

さらに、追い打ちをかけるかのように、突如、クリファパズル545が空中から登場し、リサコを救出!

上条当麻浜面仕上、ソダテ、木原脳幹レディバードメルザベス

そして、科学の外にいる存在

もはや木原端数に勝ち目なしでは・・・・・・?

「欲」というもの

人の欲を見ることができる悪魔は、リサコの『欲』を問いただします。

「優しい力が欲しい」

それは、木原端数への完全な拒絶。

 

結果、木原端数虚数学区へと飛ばされてしまいました。

望みを歪めて幸せを錯覚させる悪魔の所業。

というと言い方は悪いですが、『欲』も『悪性』も、多面的ということですかね!

人工幽霊、人工悪魔、人工天使

虚数学区に飛ばされた人工幽霊。

しかし、死の恐怖を知る木原端数は、いまだ諦めず。

たんたんと、事後の計画を練っていく悪意の塊。

こいつは全く懲りるということを知らない...。

 

と思いきや、そこに、登場したのは。

矢来を持った人工の天使

AIM拡散力場の集合体にして、学園都市の総意。

矢来(拷問器具)を持った天使と聞くとチグハグな感じだけど、死者の形見を手にとって最後の一撃を加える姿はなかなかに神々しい!(挿絵)

すごい久しぶりの登場だね、風斬氷華!!

『妹達』に協力して出てきてもらった感じなのか~。

今後も出番が増えるといいね!!

まとめ

『そそもここはあの人が守る平和な街で、いきなり出てきた邪魔な異物はあなたの方です☆』(2回目)

悪魔の救いなき笑み、最高だね!

 

ということで、以上、創約5巻第四章の感想でした。

どんどんと味方が増えていって、怒濤のクライマックスでしたねー!!

 

特に、レディバードちゃんの復活は最高!

『なりたい自分』を手に入れたレディバードは、木原端数に対する最大のカードになったんじゃないかな。

 

あと、押しに弱い花露妖宴ちゃん、とても可愛かったね!

でも、粘着メンヘラ体質のちゃんに好かれるのは鬼門だぞ、上条さん・・・・・・!

ついでにシロップ人間、過愛ちゃんもついてくるし。

ただ、彼女たちは一方通行なみの懲役をくらいそうだけどね!

 

今回は、それぞれの登場人物ごとにそれぞれの物語があって、なかなか語りきれない部分が多いですが、今回はこの辺で。

 

以上、みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut )でした!

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なお、本ブログに掲載されている全てのことは、実際の宗教、魔術などとは、一切関係ありませんのでご注意くでさい。