こんにちは!
みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut)です。
来てしまいましたね!
《今週発売!》
— 鎌池和馬教@宣伝広告部 (@Kamachi_Story) 2022年4月4日
創約シリーズ第6巻。舞台は学園都市の外、渋谷で謎のお姉さん魔術師(?)と死闘を繰り広げる。上条は生き残れるのか!?
〔#創約とある魔術の禁書目録(6)〕https://t.co/T68ED45IJK
───2022/4/8 ON SALE.
学園都市外の渋谷で、規格外の力を持ったお姉さん方が上条争奪戦を開始!? pic.twitter.com/yMJ5ZQgvBD
ひとまず、一気読みしましたが・・・・・・。
正直、めちゃくちゃ面白かったです!!!!
これまでの感想はこちら。
▶創約6巻、試し読み!上条当麻争奪戦スタート!?(第二章の途中まで)
今回は、第二章~行間までの感想を書いていきたいと思います!
『とある』シリーズの原作、漫画、アニメ全てのネタバレが含まれますので、ご注意ください!
とある魔術の禁書目録 とは
鎌池和馬のデビュー作で、「科学サイド」と「魔術サイド」が混在・対立する世界観を描いた作品。2020年2月現在、電撃文庫(KADOKAWA)より、既刊49巻(本編48巻、短編集1巻)が刊行されています。
【原作小説】
【コミカライズ・スピンオフ】
- とある魔術の禁書目録 26巻(最新刊)
- とある科学の超電磁砲 コミック 1-16巻セット
- 最新刊 とある科学の超電磁砲(17)(2月26日発売)
- とある科学の超電磁砲外伝 アストラル・バディ全4巻
- とある科学の一方通行 全12巻
- とある科学の未元物質(全1巻)
- とある魔術の禁書目録×電脳戦機バーチャロン とある魔術の電脳戦機 全3巻
- とある偶像の一方通行さま 全4巻
- とある科学の心理掌握 - Webで漫画が無料で読める!コミックNewtype
- 最新刊とある科学の心理掌握1巻(特装版)(2月25日発売)
これまでのあらすじ
金欠が極まった上条当麻一行は、頼れる先輩こと雲川芹亜の紹介により、渋谷でアルバイトをすることに!
しかし、そこに『橋架結社』のひとり、アラディアが襲来し、命を狙われることに!?
一方、同じく『橋架結社』のひとりであるはずのボロニイサキュバスは、上条当麻の命を助け、アラディアと対立している様子。
いったい何が起きているのか!?
第二章 夜と月と魔女たちの女神
不幸体質といっていいものか
まずは状況をまとめよう!
- アラディアやボロニイサキュバス、旧き善きマリアが所属する、アリスを中心としたグループの名前は『橋架結社』。
- 『橋架結社』の目的は、アリスだけが使用できる特殊な術式、あらゆる法則や定義を繋ぎ合わせて意味を与える『ライブアドベンチャーズインワンダーランド』を自分たちの計画に組み込むこと。
- しかし、創約5巻にてアリスが上条当麻と接触した結果、術式の使用を躊躇ってしまった。
- アリスの状況を修正するため、殺害派のアラディアは、上条当麻の殺害を3度に渡り、実行しようとしている。
- 一方、ボロニイアキュバスや旧き善きマリアは、上条当麻の殺害に反対している救出派。
『橋架結社』が、上条当麻を巡って二分してしまっている状況ってわけだ!
そして、全部の元凶はアンナ=シュプレンゲル。
あの女は、本当に極悪だなー!!
そんな状況に振り回される上条当麻には、いっさい非がないってのに!!
アラディア vs ボロニイサキュバス①
- 天空を切り裂く、すさまじい閃光。
- ガラス片による誘導弾。
アラディアの攻撃、かっこいいな~!
これは、映像で見てみたいところ!
サキュバスいわく「魔女の三倍返し」という術式。
『
一方、空中を飛び回り、回避を続けるボロニイサキュバス。
本職の魔女相手に空中戦は身が保たない!
魔女と言えば、イギリス王室編にも登場していましたね。
移動要塞『カヴン=コンパス』から出撃し、騎士派と戦っていました。
魔女達は、古ぼけた箒に一種の薬品を塗り込んでいる。
魔女は箒に乗るのではない。こうした薬品で飛行能力を追加した物品を乗り回すのだ。なので、この薬さえあれば箒以外の道具を操縦する事もできる。
ボロニイさんも言っている通り、魔女が空を飛ぶのはそこに塗る膏薬のおかげ。
撃墜術式の対策として、低空を高速飛行することで『地上を走行している』とごまかしていましたね。
ミヤシタアーク
ボロニイサキュバス&上条当麻の2人は、なんとか逃走してミヤシタアークへ一時避難。
ミヤシタアークって、ミヤシタパークのことかな?
行ったことないんだけど、テレビでは見たことがあります!
参考までに、リンク張っておきますね!
明らかに人が多い場所のはずですが、『人払い』などは一切せず。
「魔術サイドの事情なんぞ知らん」と豪語するサキュバス姉さん。
自分の格好をちゃんと確認してみて!?
「魔術、師・・・・・・」
・・・・・・なのか? 本当の本当に?
アラディアにしもボロニイサキュバスにしても、あるいはまだ見ぬ『旧き善きマリア』にしても、魔術は使っているけど魔術師という感じがしない。
魔術を使用しているけど、魔術師サイドではない!?
正体が気になるなーこれは!!
魔術を使う超常者。
日本語が分からない、というよりは言語そのものが苦手って感じ?
(・・・・・・そういえばアリスのヤツはどうだったっけ? あの子も口調が変っていうか、なんかいくつかの話し方がごちゃ混ぜになっていたような・・・・・・)
これは超常者の共通項なのかもしれないね!
お姉さん系サキュバス
ボロニイサキュバス。
尻尾や羽を自由に動かせているあたり、単なるコスプレお姉さんではない!
年下男子からおねだりされると何でも言う事聞いちゃう甘々お姉ちゃんであり!
強く頼まれたらどんなお願いでも断れん年上おっとりお姉ちゃんでもあったのだ!
ふむふむ、仕草がエロいボロニイサキュバスはお姉さん系、と。
しかし、そこから発せられる言葉はあまり良いものではなく。
- 「次死ねば終わりぞ」
- 「一世紀だか三世紀だかの失われた合成法」
- 「『旧き善きマリア』が修復できるのは肉体の傷だけぞ。体の傷は塞いでも流れた血までは戻ってこない。」
- 「別に魂そのものを無条件でダイレクトに呼び戻せるわけじゃない」
「一世紀だか三世紀だかの失われた合成法」を使う、『旧き善きマリア』。
四世紀頃の錬金術師「ユダヤ婦人マリア」が元ネタってのは正解っぽいね!
イシスの時代の魔術ってことなのか??
ここで、上条当麻、あることに気づく。
「きゃあお巡りさん無抵抗な異性の惨殺したいから服を脱がせた上に着せ替えまでした大変ネクロなヘンタイお姉さんはあの人です!!」
ボロニイサキュバス、あだ名多いな!?
しかも恥ずかしがるんかーい!!(かわいい)
アリス=アナザーバイブル
なにはともあれ、ひとまず事情を詳しく知りたい上条当麻。
しかし、ボロニイサキュバスはその様子を見て驚いていましたね。
「偉業を成し遂げるヤツはしれっとやってしまうらしいがの。」
うーん、これは至言。
- アリスは『橋架結社』に属する超絶者の中でも別格の存在。
- そして、上条当麻はアリスの『せんせい』。
- 世界で唯一、アリスが尊敬し、素直に言うことを聞く相手が上条当麻。
- 『橋架結社』は上条当麻の処遇をどうするか、揺れている。
- 殺害派;手っ取り早く変化の原因であるそなたを殺してアリスの正常化を促す。ただし、アリスが元に戻らなかった場合は修正不能に陥るハイリスクな立場。
- 救出派;上条当麻の死によるアリスへの影響が読めない以上、様子見すべきとする立場。ただし、上条当麻の仲間ではない。
そういう状況で、上条当麻が出した答えとは。
「俺もアリスのために動くよ。アンタ達『橋架結社』が何を考えていようが関係ない」
上条当麻!!!
命を狙われてる状況で、さらっとこれが言えるのが上条当麻!!!
第二章にしてすでにスタンディングオベーションだこれは!!!
『欲』はあっても『隙間』がないから、アリスとは相性が悪い。
これは、アリス本人も言ってたこと。
「いいえ。せんせいは少女のせんせいなんだけど、でも、ここに少女が冒険できる『隙間』はありませんでした。」
(・・・中略・・・)
「あらまあ。『彼女達』にも誘惑を振り払えなかったというのに」
『隙間に落ちた絵本』とは、創約4巻の序章タイトル。
『欲』と『欲』の『隙間』に橋を架けるのが、アリスの術式ってことなのかな。
さて、ここまで話されても、当の本人はやはり理解できていない様子。
何でこんなにアリスを恐れているのか?
- 本当の本当に明るいだけの子供。
- 利害も信条もなくまだ無邪気しか持っていない幼い心。
- 楽しいって笑いながら、蟻の巣を水没させるような、剥き出しの子供。
そんな暴君が、宇宙を壊すほどの力を持っているとしたら。
「アリスは怖いよ」
この一言に全てが詰まっていますね・・・・・・。
必勝法も攻略法もない、毎日配置の換わる地雷原。
よし、いっそのこと理想送りにしてしまおう。
上里翔流、出番ですよ!!
やっておしまいなさい!!!!
(いま何やってるんだろうね、上里勢力・・・・・・。)
橋架結社
橋架結社とは、人のために夢を叶えようと集まった組織。
衝撃の事実、発覚・・・・・・!!
例えば。
アラディアは、ずっと虐げられてきた魔女達を救い、差別や偏見から守って、安住の地を与えるために戦っている。
『言語化もされておらんうっすらとした拒否』。
なるほど、たしかに巫女さんやシスターは職業として認められているけど、職業魔女は聞いたことない。
宗教や文化、歴史が違っていれば、魔女が認められていた世界線もあったのかも・・・・・・。
『橋架結社』は、そういった世界を変えたい超絶者たちの集団ってことね!
しかし、問題がひとつ。
それは、超絶者たちの一人一人が魔術サイド全体に匹敵する力を持つこと。
ええええー?!
そんな強いの!???
魔神を除けば最強格、って感じ?
イギリス清教やローマ正教では、止めることができない。
ちなみに、ロシア成教は、心霊現象の解析と解決を目的とし、『オカルトの検閲と削除』を旨とする組織。
十字教の教えでは本来地上をうろちょろしたりしない幽霊や亡霊、悪霊を「在らざるモノ」として殲滅することに特化しています。
「ものによってはもうロシア成教寄り」というボロニイサキュバスの発言は、超絶者の中に幽霊のような存在がいるということを示唆しているのかもしれません。
そんなわけで、橋架結社の全員が納得した世界を創らないと、後になって不満を持った超絶者の誰かが世界を壊してしまうかもしれない、と。
世界なんて創るより守るよりも壊す方が100倍簡単。
世界を簡単に壊して造りかえる魔神との違いは、ここにありそうですね!
超絶者とは、一人一人が核を持った国みたいなもんなのかな?
そして、核兵器を持った、無邪気で気まぐれな子供がアリス。
目的がある分、わかりやすいアラディアとは違い、議論を呆気なく感情でひっくり返す危険性をはらんだ、最大のジョーカー。
ゆえに『橋架結社』は、アリスに責任をもたせるため、アリス本人に直接世界を創らせることにした、と。
アリスという大きな問題は、これで解決。
後は、全員分の要求がきちんと通った世界について、議論するだけだー!!
ってところで、全てをおじゃんにしてしまった人物が登場したわけだ・・・・・・。
これは素直に可哀想だろ・・・・・・!
アンナ=シュプレンゲル!!!
恨みや欲望から発生する行動ではなく、恐怖を燃料にした行動。
守るべきモノを持つ『橋架結社』の超常者たち。
この組み合わせは、凶悪すぎるぞ・・・・・・!?
三倍率の装填
眼帯お化け少女、再登場!
(BLAUの話じゃ今日ばっかりは超機動少女カナミンとかああいう路線は有明の方に集中しているハズなんだけど)
青髪ピアス、おまえ学園都市の外でも変な活動してないだろうな・・・・・・?!
アラディアは、どうやら渋谷で人を助けて回っているよう。
「すでに、三倍の利子をつけて返してもらっているから」
え、こわ!
急に利子とか言われると怖い!!
「魔女の三倍返し」・『
実践魔女 の世界では、常に三倍の法則が働く。- 善行であれ悪行であれ、一人の魔女が使った魔術は巡り巡って必ず三倍の強さで使用者に戻ってくる、という鉄則。
- 魔術で金を盗めだ魔女はその3倍の金を失い、人を殺した魔女はその3倍の致命傷を負う。
- 人を探したいのであれば、他人の求める人捜しを完遂させることで3倍の結果がやってくる。
これが術式の仕組みかー!!
悪行を諫めて善行を促すような術式。
便利そうだけど、デメリットもしっかりあるね!
そこまで戦闘に強い術式には思えないけど、果たして・・・・・・?
アラディアの『検索』術式に追い詰められ中のようで。
「ぶはっ、がはごほ! アンタ俺を窒息させて殺す気か!? 甘ったるいカタマリで!!」
違った! おっぱいに追い詰められてました!!
いや、熊の脂肪を利用した『検索』術式にも、追い詰められてはいるんだけどね!
上条さんとの会話をきっかけに、ボロニイサキュバスは、相手の術式をしっかり看破したようで。
やはり、魔術戦はこうでなくちゃね!
魔術は理論、魔術は技術、魔術は知識。
というわけで、女風呂へレッツラ☆ゴーだぜ!!
アラディア vs ボロニイサキュバス②
術式を看破し、追跡をうまいことかわせた・・・・・・かと思いきや!
瞬間、アラディアの攻撃が建物を壊しながら向かってきます。
キスマークの形をした攻撃。
やっぱり、アラディアの攻撃は、映像映えしそうだよね!
さて、術式が判明したことで、アラディアの行動に疑問が出てきますね。
つまり、建物を壊し、ましてや上条当麻を2回も殺しておいて、なぜ三倍返しをくらっていないのか??
答えは、視点と解釈。
ず、するい!! 何でもありやん!!
と思ったけど、裁定を下しているのは目に見えない『空気』。
だから、善行と判断されるだけの状況を作るのが、最低限必要ってことね!
「やがては魔神だろうが超絶者だろうが瞬殺できるほどの力を膨らまさせられる」術式。
悪意をもって人を救う。故に魔女。
しかし、ボロニイサキュバスを名乗る悪魔も、同じ超絶者。
使う術式は、『コールドミストレス』。
- アリスと相性全開で戦えるかもしれない、唯一の術式。
- あらゆる快の信号をまるごと苦痛に置き換える魔術。
ミストレス【mistress】の意味は、主婦・女主人。もしくは、情婦。
「故に、わらわはあらゆる冤罪被害者の名誉を回復するためにこの世界におる」
上条当麻を助ける理由。
橋架結社に所属して、ギリギリの交渉をし続ける理由。
ボロニイサキュバス・・・・・・!!!!!!
おまえ、かっこよすぎるよー!!
魔女 vs 悪魔。
決して善人とは呼ばれる事のなかった者同士の戦い。
はやくも決着か・・・・・・!?
当たり前の行動
いきなりクライマックス!
なんか前の巻を思い出すんだが大丈夫か?!
と、思いきや、アラディアの心は、まだ折れず・・・・・・。
対アラディア戦を穏便に片付ける最後のチャンスが今。
ここで、とどめを刺さなければならない。
しかし、ボロニイサキュバスも瀕死のまま倒れてしまい・・・・・・。
アラディアへの攻撃か、ボロニサキュバスの救助。
優先するべきなのは、どちらか?
合理的に考えれば答えは簡単だったはず、しかし。
「できる訳ねえだろ、そんな事」
最高だ、上条当麻。
行間
みんなー!!!
アレイスターが仕事をしているぞー!!!
いや、ほんとだから!
嘘じゃないよ!!!!
ということで、行間はアレイスターと木原脳幹の『人間』×『犬』コンビ。
戦闘の余波で誰もいなくなったミヤシタアーク、その大食い会場に来ているようで!
- 『彼ら』は基本的に流浪の財宝管理者。
- 足取りを消すために集団の名前すら用意しない。
- 元来、雪山で聖者の永続的な保存を担う組織だった。
- 永久遺体。カリスマ性のある人間を、死後も冷凍保存する役割。
- 第二次大戦以降、移動を繰り返して財宝を守っていた。
その組織が、まさかのミヤシタアークの、よりにもよって飲食店で遺体を保管していたってこと!?
現実で想像すると、けっこう嫌なんだけども!!!!
「先代の幻想殺し」も、この組織が保存していた遺体から『黄金』が勝手に盗み出して加工したってことなのかな。
そして、まさかの、アレイスターも完璧な状態で仮死状態にされた結果、危うくコレクションにされるところだったとか。
カエル顔の医者、さすがだ!!
いいぞもっとやれー!!
さて、そんな会話をしながら、1人と1匹が冷蔵庫から取り出した遺体。
約150センチ、49kgの塊。
「さあて、始祖の始祖アンナ=キングスフォード。
再起動 の時間だよ」
おおおおーーーーーー!!!??
まさか遺体が日本の渋谷に存在したとは。
アンナ=キングスフォードについては、創約5巻を呼んだ際に少し調べましたので、参考までにこちらの記事をどうぞ!
まとめ
というわけで、めちゃくちゃ長くなりました、第二章の感想。
第三章も同じくらいの長さだし、もう少し省略する方法を覚えなきゃ・・・・・・。
にしても!!
めちゃくちゃかっこよかったよなー!!!
まだ第二章ってマジ!?
といったところで、今回はこの辺で。
続きの感想はこちら。
以上、みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut )でした!
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なお、本ブログに掲載されている全てのことは、実際の宗教、魔術などとは、一切関係ありませんのでご注意くでさい。