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【小説】とある科学の超電磁砲 第二章 佐天涙子のドロドロ血祭りパラダイス☆【感想(ネタバレ注意)】

こんにちは!

みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut)です。

 

というわけで、6月10日、小説とある科学の超電磁砲 (電撃文庫)が発売となりました!!

 

これまでの感想はこちら。

【小説】『とある科学の超電磁砲』豪華イラスト&序章 

【小説】『とある科学の超電磁砲』第一章 白井黒子は躊躇わない 

 

今回は『第二章 佐天涙子のドロドロ血祭りパラダイス☆』の感想です!

『とある』シリーズの原作、漫画、アニメ全てのネタバレが含まれますので、ご注意ください!

とある魔術の禁書目録 とは

鎌池和馬のデビュー作で、「科学サイド」と「魔術サイド」が混在・対立する世界観を描いた作品。2021年5月現在、電撃文庫KADOKAWA)より、既刊56巻(本編53巻、短編集1巻)が刊行されています。

そして、今回発売となるのが超電磁砲」15周年を記念し、美琴たちの日常を鎌池和馬が描いた小説『とある科学の超電磁砲 』!!

【原作小説】

【コミカライズ・スピンオフ】

感想

イタズラ好きの小悪魔

風紀委員ジャッジメント活動一七七支部

親友の初春飾利を訪ねてきたのは、佐天涙子

都市伝説が好きな中学1年生。

 

「うっいはるーん☆」とドアを開けて中へ入っていくも、部屋には誰もおらず。

そこで、ポケットから取り出したのは、血糊の材料。

なんでそんなもの持ってるの!?

というツッコミはさておき。

 

どうやら、これを使ってドッキリを仕掛ける魂胆のようですね。

こういうときに、思いつきのイタズラを迷わず実行していく佐天さん、さすがの行動力!

血糊を使ったイタズラ動画が流行しているとのことで、真似したくなる気持ちはわからんでもないんだけども!!

トラブルメイカーなところがあるから、おじさん心配だなぁ・・・・・・。

血みどろサスペンス劇場

「はっ、はあー・・・・・・ッ!! はあー・・・・・・ッッッ!!」

部屋には初春飾利の荒い吐息の音だけが残されていた。

もみ合いの結果、床に倒れ血を流す佐天涙子(迫真)。

 

サスペンス劇場のシーンにありそうな一幕。

初春が驚いて動揺している姿が目に浮かぶよ・・・・・・。

と思いきや、彼女の口からは驚きの一言が!!

  • 「ま、死んでしまったのならいつまでもこうしてはいられません」
  • 「いつもの方法で四九キロ分の人肉をテキパキ消していかないと」
  • 「『前』に使った機材は処分するんじゃなかったな」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?

お、思わず佐天さんと同じリアクションしてしまった。

初春さん!?

すでに何回かやっちゃってるよね、コレ!?

 

さすがの佐天さんも、あまりの衝撃で体が動かず。

冗談とも言い出せない雰囲気。

死体を処理したい初春 vs バレずに逃げ出したい佐天

バトル勃発!!

果たして、逃げることはできるのか!?

心理戦・・・・・・なのか!?

まずやるべきことは、逃走ルートの確保。

そのためには、ドアの様子を確認したいところですが・・・・・・。

目を開けるのにも、相当の覚悟と決断が必要な状況。

しかも、ドアは背後にあるから、体を動かさないと見ることができない。

 

一方、は手慣れた様子で死体処理の準備を始めていきます。

「ま、どうせ全部消えてなくなるんだから構いませんか。永久に。残留思念の方も、ロボット使ってカーボンクリーンで繰り返し磨けば読み取り不能になりますからね。こう、コンピュータを処分する前に何十回もランダム高速の書き込みしてハードディスクを潰していく感じで」

 

引用:とある科学の超電磁砲 (電撃文庫)

恐ろしすぎる・・・・・・!!

人食い山姥の家に泊まってしまった人の気持ちはこんな感じなんだろうか。

 

と、ここで佐天さん。

初春がパソコンに向かっている隙をつき、なんとかスマホに手を伸ばすことに成功!

カメラを使ってドアの状況を確認する算段。

シャッター音は鳴らない設定にしてあるので、あとはボタンを押すだけ。

決死の思いでスマホのカメラを起動し、撮影をすると・・・・・・。

 

ズバヂィ!!!!!!

あ、カメラのフラッシュ・・・・・・。

さすがにこれは気づかれる! オワタ\(^o^)/

マダガスカル!?

部屋の明度をゆっくり落としていくことで、カメラの自動フラッシュ機能をオンにさせる。

初春は、佐天さんがカメラを使用したときのことを考えて『』を仕掛けていたようです。

頭が良すぎでは!!??

 

一方、佐天さんもスマホを手放す寸前に、オートタイマーでカメラが作動するよう設定していましたね。

おかげで、初春も、佐天さんが生きているのか死んでいるのか、半信半疑。

 

まさかの、高度な心理戦・・・・・・!!

(血糊ドッキリがこんなことになるなんて、誰が想像しただろうか。)

さらに、ここで事態はさらに混迷を極めていきます。

 

「ういはるー?」とドア越しに声をかけてきたのは正義の人、白井黒子

この場を支配していた破壊神初春も、さすがに動揺を隠せません。

さすがに空間移動テレポート』の大能力者レベル4には初春も敵わないはず、と喜ぶ佐天さんでしたが・・・・・・。

 

バギドゴッ!! ゴドン!!!!!!

  • 「はあ、はは」
  • 「・・・・・・いきなり入ってきちゃダメじゃないですか、白井さん」
  • 「まあ、消し去るとなったら数が増えても一緒ですけど」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

ううえええええぇええええええええええええええええ!!!?????

ううううううう初春さん!?!!??

 

佐天さんの目の前には、血の流れ込んだ両目を見開いたまま微動だにしないツインテールの少女。

顔は潰れ、頭はへこみ、目からピンクの液体が溢れていました。

 

あばばばばっばばばばばばばば!?!

思わず叫んでしまった佐天さんを、誰が責められようか・・・・・・。

「あは、佐天さん」

 

(中略)

 

「やっぱり生きていたんじゃないですか。今さら全部手遅れですけど☆」

 

引用:とある科学の超電磁砲 (電撃文庫)

いや、こわすぎぃ!!!!!

大☆成☆功

ややあって。

御坂美琴は、一七七支部の惨状を見て、うんざりした顔をしていた。

部屋は血まみれ、中央には仰向けでひくひくしている佐天涙子

「食べ物を粗末にする子は、めっ、です」と頬を膨らませて怒っていたのは初春飾利

 

種明かしをすると、こんな感じ。

  • 席を外している間に佐天さんが血糊を用意していたのは、PCのwebカメラで見えていた。
  • さらに、初春は倒れていた佐天さんもPCのwebカメラで観察し、行動を把握していた。
  • その後、初春白井黒子に連絡をして、血糊と特殊メイク(現場検証用)で死体役になりきってもらった。

ですよねー!!

 

いたずら好きの佐天さんには、良い薬になったんじゃないかな。

それでも初春は怖すぎだったけどね!!!

まとめ

以上、第二章の感想でしたー!

いたるところに都市伝説ネタが散りばめられていて、佐天涙子ならでは!!

気づいた限りでまとめておきますので、気になる人は検索してみてくださいね。

  • ケセランパセラ
  • タレサマダ
  • ソウブンゼ
  • ヒサルキ
  • 隙間女
  • ベッドの下の斧男
  • くねくね体操
  • 明日の犠牲者一覧
  • 国営放送の放送終了後に謎の映像が流れる
  • ピアスの白い糸
  • 赤マント
  • 八尺様
  • 寺生まれのTさん
  • ババサレ

 

正直、序盤から逆ドッキリなのは明白でしたが、これはこれで、なんだかコントみたいな面白さ!

カメラのフラッシュを巡った心理戦も面白かったですね!

他にも面白いシーン満載ですので、まだ読んでいない方は是非読んでみてくださいね!!

 

といったところで、今回はこの辺で。

以上、みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut )でした!

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なお、本ブログに掲載されている全てのことは、実際の宗教、魔術などとは、一切関係ありませんのでご注意くでさい。