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[とあるシリーズ/感想/考察/まとめ/ネタバレ注意]

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【原作:とある魔術の禁書目録】創約7巻 第二章 感想【ネタバレ注意】

こんにちは!

みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut)です。

 

ついに来ました、創約7巻!!

創約 とある魔術の禁書目録(7) (電撃文庫)

 

ひとまず読了しましたので、さっそく感想を書いている最中でございます。

 

創約6巻までのあらすじは、こちらの記事でまとめていますので、思い出したい方はどうぞ!

創約7巻を読む前に、これまでのあらすじを確認しておこう!

 

そして、創約 7巻これまでの感想はこちら。

9月9日発売の創約7巻、試し読み!感想①(序章まで)

創約7巻、試し読み!感想②(第一章、試し読み部分まで)

創約7巻 第一章 感想(続き)

 

今回は、『第二章』の感想です!!

『とある』シリーズの原作、漫画、アニメ全てのネタバレが含まれますので、ご注意ください!

とある魔術の禁書目録 とは

鎌池和馬のデビュー作で、「科学サイド」と「魔術サイド」が混在・対立する世界観を描いた作品。2020年2月現在、電撃文庫KADOKAWA)より、既刊49巻(本編48巻、短編集1巻)が刊行されています。

【原作小説】

【コミカライズ・スピンオフ】

前回までのあらすじ

晦日、渋谷での激闘を経て、なんとか学園都市まで歩いて帰ってきた上条当麻とその一行は、その後、捕縛した超絶者アラディアを連れて、初詣に!

御坂美琴みさかみこと食蜂操祈しょくほうみさき、『妹達シスターズ』とも遭遇して和気あいあい。

かたや、刑務所にいる一方通行アクセラレータのもとには、打ち止めラストオーダー、黄泉川愛穂、芳川桔梗の3人ほせちを持って面会にやってきていましたね!

創約7巻 第一章 感想(続き)

第二章 釣り上げたのはどちらか the_Consulate.

トラブル続きの統括理事長

「・・・・・・第12学区に領事館だァ?」

と、刑務所でキレているのは学園都市の統括理事長、一方通行アクセラレータ

 

『正確には、橋架結社はしかけけっしゃ園都がくえんとし領事館りょうじかんとの事ですけど』

と報告しているのは、紐に絡まっている人工悪魔『クリファパズル545』。

くそっ、絡まってるエッチな姿を誰か見させてくれ・・・・・・ッ!!!!!

 

領事館とは、つまり中で何が起きても手出しのできない治外法権エリア。

それが、トップの耳に入らずに勝手にできてしまったとなると、そりゃもう大問題。

元旦からそんな問題にあってしまう一方通行アクセラレータ、実は上条さん並みに不幸体質なのでは・・・・・・??

 

さて、刑務所にいる一方通行アクセラレータは、資料を壁や天井に張り付けた上で、関連性のあるものを紐でつなぐという手法で情報を整理していましたね。

海外の映画で、よく見るやるやつだっ!!

園都市にしては、随分とアナログな方法を使うね!

デジタルにまみれていたアレイスターとは、また対照的。

 

超絶者と呼ばれる怪物たちの存在。

そして、学園都市にいる守りたい大切な人たち。

内なる恐怖と戦う一方通行アクセラレータ

それは、身近な人を失うかもしれないという恐怖。

監獄を自ら抜け出してしまう・・・・・・のではなく。

同じ暴力を使わなくとも、問題を解決に導く方法があるはずだ、と。

 

最強戦力である自分を、あえて律することの難しさ。

どれだけの自制心があれば、実行できるものなのか・・・・・・。

常人には想像できないよなぁ。

トップ会談

クリファパズルによれば。

  • 領事館の母体となる『国』は、中米にあるサッカーグラウンドよりも面積の小さい小国。
  • 領事館の許可を出したのは、霞ヶ関の官僚たち。クロウリーハザード後の混乱に乗じて、『橋架結社』がお金で買って『国』としての資格や権限を獲得していた。

国を買えるほどの大金っていくらなの!?

超絶者ほどの奇跡を扱える魔術師がたくさんいるのであれば、お金を用意するのも簡単そうではあるけども・・・・・・。

いったいどっからお金を調達しているのやら。

 

領事館とは、飛び地であり、侵略のための足がかり。

野戦飛行場や、橋頭堡きょうとうほ敵地に侵攻するために設ける拠点)に近い

相手の目的が見えない現状で、そんな危険なモノを勝手に用意された学園都市側としては、どうするべきなのか?

 

思案する一方通行アクセラレータに声をかけたのは・・・・・・。

魔術師ダイアン=フォーチュン

(を、参考にして造られた魔術装置!!)

統括理事長と、イギリス清教の大主教アークビショップ(代理)とは秘密のホットラインが繋がっているわけだけど・・・・・・。

いきなり電話してきてアドバイスだなんて、なんだかんだこの2人は仲良い気がするよね!?

 

彼女いわく。

  • 小国の名は『コンドロニアード共和国』、国連にも所属している。
  • したがって、領事館の一方的な閉鎖は国際社会からの信用を失う
  • その場合、「橋架結社」のおかげで科学サイドが壊滅する結果になる。

なるほど、これを狙っているのだとしたら、『橋架結社』は敵そのもの。

 

しかし、アリスはそんな計画に従う性質とは思えない、というのが一方通行アクセラレータの見立てです。

読者としても、「アリスに限ってそれはない」って感じだよね!

だとすると、『組織』のほうに何らかの目的や計画があるのかな?

 

橋架結社とは、人のために夢を叶えようと集まった組織」と言っていたのは、ボロニイサキュバス

もしや、世界中の人にとって良い世界をつくる、みたいな意味じゃないのか・・・・・・!!??

冬はやっぱり家で鍋パだよね!

1月1日、時刻は午後6時辺り。

 

初詣でアリスと出会ってしまった上条当麻、なんとか帰宅!!

どうやら、その場にいた人の誰も衝突せずに済んだようで。

なぜなら、アリスの左右に控える超絶者が2人が息の詰まるような分厚い殺気で牽制をしてくれたから。

 

ひっくり返せないほどの圧倒的な戦力差と、情報格差

上条さんが不安になるのも当然の話・・・・・・。

  • 大方、毎度毎度学園都市まで遊びに行くのが面倒だから秘密基地べっそうが欲しいくらいの無邪気な『おねだり』だったんだろ
  • それを現実路線で周りの超絶者どもが形を与えていった
  • アリスの機嫌を損ねないよう

すき焼き鍋を作りながら、オティヌスの話を聞く上条さん

なお、インデックスは「食べて食べて寝て食べる係」です、いつも通りカワイイ。

 

テレビでは、ダチョウ倶楽部の上島さんらしき人が登場する正月特番。

手が使えないアラディアには、しっかりと「はいあーん」してあげる上条さん

平和だ・・・・・・。

 

そして、やってきました!

お風呂の時間

皆様待望の、挿絵付きですよー!!!!!

 

かーらーのー!!!

甘酒酔っ払いターイム!!!!

 

男子寮に女が3人、猫1匹。

おかしい。

園都市の大人たちはどこで何をしているんだ・・・・・・?!

1月2日スタート

「ぶっぶー。違いますし、せんせい☆」

 

引用:創約 とある魔術の禁書目録(7) (電撃文庫)

上条さんの日常、終了ー!!!!

 

というわけで、朝起きたらアリスが布団に潜り込んでいました。

昨年に引き続き、2回目の登場の仕方です。

『少女たちの秘密基地』こと橋架結社はしかけけっしゃ園都がくえんとし領事館りょうじかんにご招待!

行く? 行かない?

上条さんは・・・・・・?

行きまぁす!!

 

というか、アラディアを処分しにきたわけではないんだね。

アリスが「せんせい」を殺そうとしたアラディアを許すとは思えなかったけど・・・・・・。

右手にアラディア、左手にアリス

そんな状態で敵の本拠地(のひとつ)に行くとか、どうかしてるぜ!!

 

朝ご飯を食べた後、向かったのは第12学区、謎の領事館。

サッカーグラウンドより広いらしいんだけど・・・・・・。

それ国土よりも大きいってこと!?

なんだか歪な国だよねぇ。

 

さて、そこにあったのは要塞のような白亜の城。

そして、現実味のない庭園。

  • い造花を、く塗り分けたような薔薇の園。
  • 季節外れのミツバチ、その色は

なんだか意味ありげな感じ・・・・・・!?

白い薔薇を赤く塗っているのは、アリスの原作オマージュ、だとは思うけど!

 

「黒、白、黄、赤。それは死滅、結合、発酵、復活、四工程の循環なり」

 

引用:創約 とある魔術の禁書目録(4) (電撃文庫)

これは、『薔薇十字』にまつわる三つの聖典に書かれた文言。

これらの変化を経て、世俗の欲にまみれぬ達人のみが最終的に『至高の結晶』を獲得するんだとか。

そして、↓の引用はオティヌスの言葉。

薔薇は組織、花の奥に隠れた蜜が叡智、その周りに群がる蜂は秘奥を求める有識者といったとことか。

 

引用:創約 とある魔術の禁書目録(4) (電撃文庫)

薔薇は『橋架結社』、花の奥に隠れた蜜がアリス、その周りに群がる蜂は『超絶者』ってわけか!?

超絶者との平穏な交流

庭園にいたのは燕尾服を着た青年紳士、H・T・トリスメギストス

そして、もうひとり登場したのが、『旧き善きマリア』。

この2人が、アリスのお世話係って感じですかね。

 

わがままで子供っぽいアリスを、たしなめる大人。

そんな風に、見えなくもない。

上条さん失言が出てくるまでは・・・・・・。

 

気づいたら。

上条当麻は、10分くらい気絶していたみたいだし、青年執事は地面で尻餅をついていたし、アラディアは上条にしがみついていた。

やっぱり、アリスは『殺害派』のこと知らなかったんだね!

そりゃ、知ったら怒るだろうから、秘密にするのも当然っちゃ当然か。

 

世界を滅ぼす力を持っているはずの超絶者のトリスメギストスが、滑稽なほどに慌てていました。

  • 「分かっております私たちはとことん仲良し!!!!!!」
  • 「大切なお客様に対して無礼を働くような真似なんて絶対にいたしませんっ!!」
  • 「け、結論から言えば、私達の目的は上条当麻ではありません」
  • 「今回はより直近の、情報漏洩源への対策にあります。つまりは同じ超絶者」
  • 「裏切り者には相応の報いを」

上条当麻の身の安全は、ひとまず大丈夫そう・・・・・・?

 

そして登場したのが、処刑に特化したエジプト神話系の超絶者。

ムト=テーベ

新キャラきたぁ!!

ウェーブの金髪に褐色の肌をした、15歳くらいの少女。

霊装『矮小液体』のついた投げやりを多数装備した処刑人。

これはビジュアルが楽しみ・・・・・・!!

 

さて、絵本の中では、『体を小さくさせる飲み物』だった『矮小液体』

超絶者から力を奪って弱体化させるもの。

これは、オティヌス討伐のためにオッレルスが絵本や童話を読み漁って開発した術式妖精化』と同じような理屈ですかね!

 

これは、『情報漏洩源=アラディア』の大ピンチ・・・・・・。

と思いきや!!

アリスを敵に回す怖さ」を骨身で実感しているはずのアラディアは、後回し。

第一優先暗殺目標は、全てを巻き込んだ元凶の裏切り者。

アンナ=シュプレンゲル

(まぁじかぁあああああああ!!???)

独房の最強ブラック魔王

闇のボルテージに目覚めた最強ブラック魔王

その名も、鉄装綴里てっそうつづりィ!!!!

 

はい、というわけで黄泉川愛穂は彼女の『悪知恵』を借りるため、面会に来ていましたね。

 

会話の内容はこちら。

【12月31日、雲川芹亜がミヤシタアークに向かった目的は?】

  • 進行中の事態に横槍を入れて自分好みに操縦できる環境を整えたかった
  • 彼女1人では無理でも、一緒にいた人間を現場まで誘導できていたら何かが変わっていたのかも
  • 統括理事長に任せておくだけでは不安な点を、潰すのが目的
  • 合法のラインの内側にいながら、強大な力を確定で呼び込む方向でレールを敷いているはず
  • 科学技術頼み「だけ」ではなく、「」に期待している

園都市最強の超能力者レベル5が霞んでしまうほどの強大極まりない駒とは、一体・・・・・・?

 

一方通行アクセラレータが気づいていない領事館の問題を、巨乳先輩がこのとき既に気づいていたっていう可能性は十分あるよね。

そして、その日、ミヤシタアークにいたのはアレイスター

12月29日の時点で学園都市に侵入し、アンナ=キングスフォードの遺体の保存場所を事前に見つけていましたね。

雲川芹亜は、上条当麻を仲介としてアレイスターと取引でもしようとしていたのかな・・・・・・?

人脈でいえば、土御門元春と協力関係を組むほうが納得はしやすい気がするけど。

どうだろうね!?

いったりきたり

さて、当のアレイスター一行は・・・・。

【悲報】始祖の魔術師アンナ=キングスフォード、眼鏡が弱点と判明。

 

ほんと良いキャラしてんなー!笑

と、ほっこりしつつ。

アレイスター上条当麻を助けるため、学園都市への再度侵入を企んでいましたね。

 

気になるのは、『橋架結社』の超絶者が、Magick由来のものと、そうでないものに分かれている点。

前者が、アリス』『アラディア』『H・T・トリスメギストス

後者が、ボロニイサキュバス』『旧き善きマリアなど、その他。

では、『橋架結社』に招かれたアンナ=シュプレンゲルは?

 

アレイスターは「なるほど」とわかった風ですが、正直全然わかりません!!

始祖の魔術師アンナ=キングスフォードは、しかし選定から弾かれる。

逆にアレイスターは条件次第で入ることが許可されるかもしれないが、シュプレンゲルと同時に入る道はない。

うーん、この2人の共通点あるかな・・・・・・?

 

  • 「全ての男女は星である、よ」
  • 「あらゆる人は怪物を創り、神になれる」
  • 「つまり、そこが戦略の根幹」
  • 「彼ら超絶者が集まって生み出し、独占的に制御しようとしているモノ」
  • 「・・・・・・ただし、アリスが『そう』なのではないけれど」

ふむ。

『橋架結社』は、独自の『』を自ら創り出して制御しようとしているってことか・・・・・・?

世界をよくするために、そういう手段を選んでいる、と。

 

しかし、その創られている『神』は、アリスではない。

となると、アリスの中にいる『何か』?

わかるようでわかんないよー!!

まとめ

というわけで、第二章の感想はここまで!!

ちなみに、『行間』については、最後にまとめて感想を書く予定です!!

 

第二章は、少しずつ、情報が開示されていっている感じがしてワクワクしつつ、なにか波乱が起きそうでドキドキもする章でしたね!

 

 続きは、どうなるの!?

 どうなるのー!?

って感じで読んでいましたよ!

 

といったところで、今回はこの辺で。

創約7巻の感想はこちらから。

前回▶創約7巻 第一章 感想(続き)

次回▶更新予定

その他、原作の感想はこちらから。

とある-原作 カテゴリーの記事一覧

 

以上、みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut )でした!

 

 

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