こんにちは。みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut)です。
外典書庫が発売されましたー!
今回は特典小説集という事で、巷では、辞書やら鈍器やらペヤングやら言われているほどの大容量!
読み応えがすごい・・・!笑
面白いので気になった方は是非買って読んでみてくださいね!
今回は、神裂火織編の感想です!
『とある』シリーズの原作、漫画、アニメ全てのネタバレが含まれますので、ご注意ください!
- とある魔術の禁書目録 とは
- 第一話 拘束の行方 GLEIPNIR.
- 第二話 南国を卒業するのはいつの日か YMIR's_ocean.
- 第三話 環境保護の真意 RULIC_letters.
- 第四章 いのちのあれこれ ALFAR.
- 第五話 海洋牢獄 NAGLFAR.
- 第六話 最高の一瞬 BIFRÖST.
- 第七話 救いの行き先 GUNGNIR.
- 第八話 秘されし文字を伝える者 VALKYRIE.
- まとめ
とある魔術の禁書目録 とは
鎌池和馬のデビュー作で、「科学サイド」と「魔術サイド」が混在・対立する世界観を描いた作品。2020年2月現在、電撃文庫(KADOKAWA)より、既刊49巻(本編48巻、短編集1巻)が刊行されています。
現在、原作の最新刊はこちらの創約 とある魔術の禁書目録 (電撃文庫)です。
とあるシリーズ初見の人でも楽しめる内容になってますよ!
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第一話 拘束の行方 GLEIPNIR.
拘束専門の魔術師と売られた少女の物語・・・とだけ聞くとアカンやつな気がしますが、全体としてはいい話でしたね!
そして、『必要悪の教会(ネセサリウス)』の人材確保方法が判明!
『……供給される人材の内、およそ五割が事故や事件で両親を失っているとしたら? 残る三割は借金苦で捨てられているとしたら?』
「方法は様々だが、イギリス清教で保護した子供達には皆、同じ条件が整えられている。つまり、両親を亡くしたか捨てられたかして、信じる者を失ったという事だ。彼らは自然と『生きがい』を求め、そこに魔術を提示する事で、後は勝手にそちらの方向へと進んでくれる。……お前はその中の一人に接触しただけだ。まぁもっとも、結局はお前もあの少女……セアチェルだったか。彼女に魔術を提示してしまったようだがな」
神裂はともかく、ステイルとかもそうなのかな??
セアチェルの現在の年齢が16か17歳ほどで、人身売買にあったのが10歳頃。
ということは、少なくとも6~7年前から不正な人材確保があったはず!
現在のステイルの年齢が14歳。可能性はあるかも・・・。
そして、一番気になるのがインデックス!
アレイスターの2人目の娘『ローラ=ザザ=クロウリー』という説が有力ですが、そうすると年齢問題が浮上します。
禁書目録として利用され始めたのはいつからなんだ・・・??
第二話 南国を卒業するのはいつの日か YMIR's_ocean.
神裂さんの水着姿・・・!
じゃなくて、「カーゴカルト」という単語が出てきました!
なんとなく、学園都市に似てるかも・・・?
学園都市の技術に対する周辺国の心境にも似たものがあるのかも!
それにしても、神裂さんの水着姿・・・。
じゃなくて。塩の柱が登場しました!
『赤き洪水(ユミルズオーシャン)』という莫大な量の海水を操る術式。
自身の血中の塩分濃度を海水のものとと均一化し、大量の海水にアクセスする偶像崇拝の理論を利用したもの。
海水を操るだけでなく、海中から『巨大な塩の杭』を生み出して攻撃していました。
血中の塩分濃度、といえば『天使型の竜』・・・!
- AIMジャマーの影響を受ける(本人談)
- 竜の頭部の十字が光ることで、砂鉄や金属製のドアを塩化ナトリウムに置換
- 竜により、物理的な攻撃・防御も可能
- 白い羽根を対象に刺すことで、思考力を奪い洗脳する(魅了)
- 黒い稲妻を操り、左手で超電磁砲が撃てる
- 天使の羽根を刺して洗脳するためには、事前に春暖嬉美の血を飲ませておかなければならない
- 血を飲んでいない相手に天使の羽根が刺さると、体内の塩分が暴走し、体内の塩分が結晶化する
何か関係あるかなー?
逆に、これを知ってたら春暖喜美の血の意味を理解できたかもしれなかった・・・。
血を飲ませた相手の血中塩分濃度を自分のものと同じにして、対象を操っていた、ということかな??
ということは、『天使型の竜』は魔術由来の能力を使用しているということに!
神裂さんの水着姿、いいよね!
第三話 環境保護の真意 RULIC_letters.
製鉄所って20年以上も稼働しっぱなしなんですね~。
そのせいで酸性雨の問題が発生している、という難しい問題。
今回の敵は、目的のために手段を選ばない、という禁書世界ではよくいるタイプの敵でしたね~。
ただ、レーザーの研磨用技術を使用して複雑なルーンも短時間で描くことができるようにしていました! 頭いいね!
もっとも、これは魔術サイドと科学サイドの間で決められている『協定』に反するそう。
どういう内容なんだろう??
学園都市の技術を魔術に利用してはならない、とかかな??
これがあれば誰でも簡単に複雑な魔術を行使できることになる、という点でいうと、魔術を秘匿しておきたいという魔術サイド側の問題とも思えますね!
誰でも簡単に複雑な魔術を行使できることになる、というのは『黄金夜明』時代のアレイスターや、アンナ=シュプレンゲルの『R&Cコンツェルン』が想起されますが、果たして!
第四章 いのちのあれこれ ALFAR.
テーマが重たい!
とりあえず、救いがあってよかった・・・。
『魂』のメカニズムは分からずとも、それを複製・量産したり、質を変化させる事はできる。
科学サイドでも魔術サイドでも、器である肉体ごと製造することで魂を精製することができるようです。
『妹達』のようなクローンは、まさに「魂の複製・量産」にあたりそう!
ただ、「質の変化」というのはどういうことだろう??
『生命の樹』の上昇かな・・・。
それに、ローゼンタール家の疑似魂魄は・・・。
あの迎撃魔術の『見えない砲撃』は対象の魔術師の体に着弾すると、その生命力を強引に魔力に変換させた上で、勝手に体内で暴走させる仕組みを持っている。本人が魔術を使うかどうかは関係ない」
「……暴走って、あれですよね。全身の血管がランダムに破れたりとか、神経にダメージが入ったりとか、結構メチャクチャになるって話でしたけど」
『魔力の暴走』って学園都市の能力者が魔術を使用したときの副作用と似てますよね!(参考)
学園都市の能力者が魔術を使用した場合、魔力が暴走するのと同じ状態になるのかもしれません!
生まれつき血液に妙な治癒効果などが付加されている聖人の場合だと、輸血を行えないケースもある。が、神裂はそういった種類の聖人ではない。
聖人、すごいね!笑
第五話 海洋牢獄 NAGLFAR.
今回は、 囚人をまとめて殺そうとする味方との戦闘でしたが、聖人である神裂の強さが際立ちましたね!
後々の伏線になっていた『希望峰』。
すごいの思いつくなぁ・・・!
海洋牢獄というだけでもすごい発想だと思いましたが、それを使って地球の中心に干渉するとは・・・。
第六話 最高の一瞬 BIFRÖST.
終始、神裂とバードウェイの会話で終わった今話。
神裂火織編では一番好きかもしれない。笑
宇宙に魔術師の拠点があるというオーレンツは、すごい財力と技術力を持っているかと思えば雑魚キャラ扱い・・・。
第三話でも話に出た『協定』に違反しているようなので、オーレンツは学園都市の技術を利用しているのかな?
「今ある命を延ばす方向にしても……そもそも、人体ベースそのものが脆弱ですからね。細胞分裂のプログラムには、小数点以下のズレがある。テロメアを無尽蔵に引き延ばした程度では永遠の命は得られません。おそらく細胞が癌化していくのがオチでしょう」
「他の物品や素材に人の命を移し替える研究もいくつか進められていたみたいだがな」
はて、『人間』の領域を出ていないアレイスターはどうやって長生きしてるんだろう?
ウェストコットの半不死性の応用? でも不老と不死は違うしな・・・。
科学技術による生命維持装置の力かな?
「人の魂を収めるために最良の器は、やはり人の体だと思います。そもそも、人の魂の容器として最適な形になるように、この体は進化を遂げてきたんですからね。無理に別の器に移し替えても、逆に魂の崩れる速度が増すだけでしょう」
「まぁ、仮にどこかの魔術師が何らかの別の器を人工的に作ったとして、それは遠い未来の人類の形に過ぎないのかもしれないな」
イサク=ローセンタールの目指した『完全なるゴレム』とか?
あれは疑似魂魄だから関係ない??
伏線のような考察ネタのような、いろんな情報出てきますね~!
「禁書目録とかか? あっちの方が命懸けだろ。一体どれだけの数の防御機構を格納しているんだ。宗教障壁と言えば聞こえは良いが、一歩間違えば人間としての基本性能すら失うレベルの精神調整を、一体何十回繰り返しているんだ」
そういえば、インデックスの謎もかなり残っていますが、なかなか明らかにされないですよね~。
やっぱり、物語が終わるときに明かされるのかな??
インデックスも魔導書の写本なのであれば、地脈・龍脈から力を受け取っていたり、破壊不能だったり、寿命がなかったりする可能性も・・・。
第七話 救いの行き先 GUNGNIR.
「ブリュンヒルド」という名前は、まさに北欧神話のワルキューレ!
聖人とワルキューレの性質を両方有するという超特殊体質。
それ故に迫害されてきた過去。
この神裂火織編は、いろんな社会問題を取り扱ってますが、ここにきて超マイノリティへの差別・・・。
にもかかわらず、復讐の最大の動機は自分に対する仕打ちではないというところがまた、禁書世界っぽいですよね。
他人のためにこそ鬼になれる、というのはヒーローに近いものを感じます。
第八話 秘されし文字を伝える者 VALKYRIE.
『主神の槍(グングニル)』強すぎー!!
さすが、主神・・・。自然災害を起こし放題・・・!
あまりにも強大なその『力』は、この世界に出現すると同時に魔術サイド全体のパワーバランスを粉々に砕いてしまうだろう。魔力を知り、それを体内で作る機能を備えた魔術師達は、『主神の槍』の膨大な圧力によって、その肉体を砕いてしまうかもしれない。
魔術師の殲滅が可能になってるー!笑 アレイスター!
聖人の力を流し込むことで神裂は勝利していましたが、もしかして単純なワルキューレだったら、なすすべなかった・・・?
そして始まる、聖人あるあるトーク。辛い・・・。
最後に救いがあって本当に良かった・・・!
まとめ
今回の神裂火織編は、北欧神話の魔術が大活躍でした。
そういえば、最後まで神裂は魔法名を名乗りませんでしたね!
それにしても、イギリス→ミクロネシア→デンマーク→スコットランド→インド洋→宇宙→ベルギーと移動距離がすごい!笑
外典書庫といえども、かなりの読み応え・・・。
これでこのお値段は、正直めっちゃ安い!笑
以上、みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut )でした。
なお、本ブログに掲載されている全てのことは、実際の宗教、魔術などとは、一切関係ありませんのでご注意くでさい。