こんにちは。
みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut)です。
とある魔術の禁書目録 外典書庫(2) (電撃文庫)が発売されましたね!
現在読み進めている最中なんですが、なかなか読み応えがあって楽しいので、おすすめですよ~!
今回は、そのうちのひとつ、能力実演旅行編の感想を、書いていきたいと思います!
【内容紹介そのに】
— 鎌池和馬公式情報 (@KAMACHI_KA) 2020年8月6日
能力実演旅行編
学園都市からロシアでのデモンストレーションを頼まれた御坂美琴。そこでは奇妙な都市伝説が蔓延しており、何故かレッサーと名乗る少女と共闘することに……!? pic.twitter.com/QtMEfzfTuf
『とある』シリーズの原作、漫画、アニメ全てのネタバレが含まれますので、ご注意ください!
とある魔術の禁書目録 とは
鎌池和馬のデビュー作で、「科学サイド」と「魔術サイド」が混在・対立する世界観を描いた作品。2020年2月現在、電撃文庫(KADOKAWA)より、既刊49巻(本編48巻、短編集1巻)が刊行されています。
現在、原作の最新刊はこちら創約 とある魔術の禁書目録(2) (電撃文庫)です。
そして、外典書庫の購入はこちら!
無料でとあるシリーズの漫画を楽しむ方法はこちらで、無料でアニメを楽しむ方法はこちらで、それぞれまとめていますよ~。
第一話
世界最大のショッピングセンター
舞台は7月1日、ロシア東部にある学園都市の協力機関!
そこは、世界最大のショッピングセンターをそのままひとつの街にした場所。
壁や床などの全てが、タッチ式モニタになっている『半公開型』AR都市!
そんな場所で、レベル5の御坂美琴が、学園都市からの信頼の証として、デモンストレーションをすることになったようです。
選ばれた理由は、①スタンダードで能力が見た目にわかりやすいことと、②人格面でも穏当だったからだそう。
「・・・というか他の超能力者がみんな破綻しすぎ」とのこと。笑
大覇星祭にて選手宣誓をする人を決める際にも、一番に美琴の名前が出てましたね~!
穏当と言われていても、この後すぐに監視から抜け出して観光を始めちゃうんですけどね・・・。笑
レッサー登場!
観光を始めた美琴ですが、オカルトグッズのコンビニ『マグロヒロイ』で店番をしていたレッサーに遭遇!
もともとは、ニホンダルマだったような・・・お店の名前、修正されたのかな??
かなり猟奇的で差別的なお話だからな・・・。
『マグロヒロイ』の意味もですが、苦手な人もいると思うので気になる方だけ、クリックして見てくださいね!
イギリスの魔術結社予備軍『新たなる光』に所属する魔術師の少女。
旧約17巻で初登場。新たなる光が発掘した「カーテナ=オリジナル」を騎士派のもとに輸送する任務を帯びていた。
旧約20巻では右方のフィアンマをぶっ飛ばしに行く上条に同行し、ロシアの地を巡ることになる。
魔術の存在を知らない美琴は、スルーしてその場を後にしてしまいます。
「・・・(中略)・・・不足が生じた際は何なりとどうぞ」
「そう、でも、悩みなんてないわよ」
「悩みってヤツは、流動的に浮沈するもんです。今は大丈夫でもいつまでも、とは限りませんよ」
「ご忠告どうも」
(・・・中略・・・)
「そうそう、オレンジにはお気を付けて」
新約になってからずっと悩み続けている美琴ちゃん・・・。
これは、創約でのレッサーとの再会があるかもしれない!!
とても価値のあるオレンジ
海外旅行に行った旅行者が、某国のお土産屋で『とても価値のあるオレンジ』という売り物を見つける。
『持っているだけで自然と価値が上がる不思議なオレンジ』という触れ込みを見た旅行者は、幸運のお守りか何かだと思ってオレンジを購入し、帰国した。
帰国後、旅行者がふと家の中に置いておいたオレンジを見ると、オレンジがモゾモゾと蠢いている。
気になった旅行者がお土産屋にメールで確認すると、こんな返信を受けた。
『そのオレンジには、とても価値のあるベニオオアシグンタイアリという蟻の卵が100個以上びっしりと生み付けられていて、育てば自然と価値が上がるんですよ』そのメールを読み終わった旅行者の背後で、オレンジが破裂して――――
この都市伝説、怖すぎでは・・・?
ベニオオアシグンタイアリとうのは、現実には存在しないようですが、作中では体長2~3センチの肉食性軍隊蟻と説明されています。
食糧問題によってコロニーが激減した場合、確実に獲物を得るために、果肉に潜り込み、擬態を行う習性があり、潜伏中の果物が刺激を受けると女王蟻が無尽蔵に卵を孵化させ続ける特徴を有するそう。
人里を襲った事件も報告されているそうで、街中に解き放たれたら・・・考えただけでも死にたくなるな・・・。
『保安員』のセタリーから『とても価値のあるオレンジ』の都市伝説を聞いていた美琴が、床に置かれた『オレンジ』を見つけたときの心境よ・・・。
パニックにならなかっただけでもすごいけど、オレンジにバケツをかぶせて20発以上の雷撃を喰らわせることで消し炭にしていました!
美琴さん、まじかっこいいっす!!
しかし、この『とても価値のあるオレンジ』は学園都市のローカル都市伝説だったらしく、美琴が容疑者として『保安員』エリーニャに拘束されてしまいます。
ふむ。
そうなると、美琴に都市伝説を伝えた『保安員』セタリーが怪しいのか・・・?
ショッピングセンターに持ち込まれた『オレンジ』が1個だけではない。
その可能性に気付いた美琴は、こちらの言い分を聞かない『保安員』の拘束から脱出し、事件の調査へと向かいます。
逃走しながら黒幕を追う・・・おもしろくなってきましたね!
第二話
バニーガールのレッサーちゃん
大型サーバーにハッキングするため、カジノにやってきた美琴さん。
赤いドレスがよく似合っていますね!
またもや遭遇したレッサーの協力を得て、偽造した『紅咲絵李』の身分証をゲット!
ハッキングの片手間、ポーカーで圧勝する美琴先輩、すごすぎやしませんか?
単なる天才におさまりきらない超能力者(レベル5)の才能を、改めて思い知らされましたよ・・・。
その後、2人は『マグロヒロイ』にて会う約束をして、一度分かれることに。
『マグロヒロイ』に到着する美琴でしたが、そこにレッサーは着ておらず、ランシスから絵はがきを受け取ります。
(ランシスの容姿はこちらでチェック!→A certain magical "INDEX" : vol'16〜vol'20)
そこに隠されていたのは、『プロジェクト=コードEIC』の情報。
あらゆる情報を波状的に制御することで、選択した商品へ自由にプレミアやレッテルを付加し、店舗単位の売上、ひいては経済市場全体を完全に制御することを目的としたもの。
簡単にいえば、情報操作して市場を掌握してみようって計画ですね!
現代の情報化社会においては、かなり怖い話・・・。
情報に踊らされる現代人への皮肉と警告の意味もあるのかも?
善人だったセタリー
美琴は、『プロジェクト=コードEIC』のレポートの執筆者、『保安員』セタリーの元へ向かいます。
- 事前にセタリーの自室に潜入し、帰宅したセタリーを壁ダァン!
- 泣きながら「知らない」と話すセタリーに、高圧電流を見せて脅迫!
- 表面がぶよぶよした『オレンジ』とともに、セタリーをバスルームに監禁!
おっそろしい・・・。
こんなんされたら誰でも発狂しちゃうよ・・・。
実際、『オレンジ』は生物爆弾なんかではなく、中にマーガリンを入れられていただけだったんですが、相手の恐怖を煽るには十分すぎる効果!
結果、セタリーは『プロジェクト=コードEIC』の存在を知ってはいても、黒幕については一切、知らなかったようです。
美琴を殴るセタリーと、それを避けない美琴。
その後、自分から協力を申し出るセタリーさん、普通に良い人でした!!
一方、美琴は協力の申し出を断り、再びレッサーのもとへ向かうことに。
第三話
水着を持ち歩くランシスちゃん
ランシスと遭遇した美琴は、彼女の協力を得て『保安員』の目をかいくぐり、『マグロヒロイ』へと向かうことになります。
その道中、レジャープールを横断することになり、路地の陰で着替えることに!
まさかの水着!
まさかの路地裏でのお着替え!笑
しかも、水着シーンの挿し絵が来るかと思いきや、着替え中のシーンの挿し絵という・・・。笑
スパイのように隠密行動ができるランシスからしたら、路地裏は安心なのかもしれませんが、路地裏で裸になって仁王立ち、からのスリングショット水着にお着替えはレベル高すぎ・・・!
レッサーのお尻をたたく、ベイロープ
美琴がマグロヒロイに着くと、そこにはベイロープにお尻を叩かれているレッサーがいました。
どうやら民間人を巻き込んだことで怒られていたようで、美琴の質問に答えるよう促されます。
美琴は腕組みし、少し考え、それから尋ねた。
「・・・・・・小四でブラをつけ始めたって話、マジ?」
事件のこと聞かないんかーい!!
レッサーのチチマウントトークが始まりましたが、なんとか本題に。
目下の敵は『自称上層部を名乗る第三者』という推測のようです。
事態急変
突如、『マグロヒロイ』に除雪ショベルカーが壁を壊して襲来!
どうやら無人の自動操縦車らしく、爆弾が搭載されていたようです。
爆発して、『マグロヒロイ』は木っ端みじん!
ショッピングセンターの中で、なんて無茶を・・・。笑
しかも、重機はひとつでないらしく、さらに美琴とレッサーを追い詰めます。
そこに『保安員』も登場し、事態は三竦みの状態に!
- 自分を狙う『保安員』すら助けようとする美琴。
- そんな美琴を見て、呆れながらも助けに行くレッサー。
この2人いいな~!!
美琴ちゃん、「正しい事に対してはとことん傲慢」と言われる超能力者(レベル5)なだけありますね!(参照)
次々と襲いかかる重機はレッサーが対応し、美琴が重機を操る電波を追って黒幕のところへ向かうことに。
新たなる謎
美琴が黒幕のところへ辿り着くと、そこには19個の『オレンジ』、大量の『ベニオオアシグンタイアリ』、そして重機を操るための無線用機材が。
しかし、アリは全て殺されている上に、無線用機材も破壊されていて、極めつけに大量の血痕が残されていました。
つまり、生物兵器によるテロを企てていた者たちは、何者かに処分されてしまったということ!
ひとまずテロの危険は回避されたようですが、美琴の疑惑もいまだ晴れず・・・まだまだ一件落着にはならなさそうです。
謎が1つ解決する度に、また新たな謎が1つ増える・・・なんだかSSっぽくなってきましたね~。
第四話
レッサーと美琴の話によれば、このような真相のようです。
- ショッピングセンターの上層部の最終目的は、学園都市を壊滅させることで自分たちの技術が『世界で最も価値のあるもの』にすること。
- ショッピングセンターの上層部は、コードEICを使用して都市伝説を流布し、学園都市にて都市伝説に基づく事件を起こす計画をたてていた(都市伝説を利用するのは『容疑者』を増やして疑いをそらすため)。
- しかし、ショッピングセンターに恨みのある第三者が、『とても価値のあるオレンジ』の都市伝説を利用し、ショッピングセンターでテロを企てた。
- そこで、ショッピングセンターの上層部は、容疑者を御坂美琴のみにすることで、学園都市と協力機関の『ショッピングセンター』の関係を悪化させるため、第三者の存在を消すことにした。
- ショッピングセンターの上層部の計画はいまだ進行中。
- 学園都市で今、流行っている噂は『輝くネックレス』というもの。
第四話は、終始、レッサーと美琴の会話で終ってしまいましたね~仲良し!
今後は、学園都市でのテロを防ぐために奔走しそうな予感!
まとめ
長くなるので、前編と後編に感想を分けたいと思います!
今回は、美琴ちゃんのかっこよさが印象的!
まだ『幻想御手』事件や『妹達』編の前ですが、なかなか主人公してますね~!!
というわけで、能力実演旅行編の感想(前編)でした。
以上、みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut )でした。
なお、本ブログに掲載されている全てのことは、実際の宗教、魔術などとは、一切関係ありませんのでご注意くでさい。