こんにちは、みたか・すりーばーど( @zombie_cat_cut)です。
今回は、アレイスターの『計画』に関する情報をまとめてみたいと思いますよ~。
『とある』シリーズの原作、漫画、アニメ全てのネタバレが含まれますので、ご注意ください!
- とある魔術の禁書目録 とは
- アレイスター=クロウリーの目的
- 絶対能力進化(レベル6シフト)計画の役割は?
- 0930事件
- 右方のフィアンマ『プロジェクト=ベツヘレム』との対比
- 神ならぬ身にて天上の意思に辿り着くもの(SYSTEM)
- 『計画』に関する情報まとめ
- 結論
とある魔術の禁書目録 とは
鎌池和馬のデビュー作で、「科学サイド」と「魔術サイド」が混在・対立する世界観を描いた作品。2020年2月現在、電撃文庫(KADOKAWA)より、既刊49巻(本編48巻、短編集1巻)が刊行されています。
現在の最新刊はこちらの創約 とある魔術の禁書目録 (電撃文庫)です。
とあるシリーズ初見の人でも楽しめる内容になってますよ!
漫画版の最新刊 とある魔術の禁書目録(23) (ガンガンコミックス)もあわせてどうぞ!
アレイスター=クロウリーの目的
クロウリーの目的は『魔術の殲滅』です。
禁書の世界には、天国や地獄、冥府やニライカナイなど宗教・神話の概念が律する異世界(=『位相』)が、折り重なるように存在しており、この法則を、強引に現世に適用して超常現象を起こし、世界に存在する等価交換の原則を騙して一の出費で十の成果を得る技術が魔術といわれています。
しかし、禁書世界における魔術理論では、悪戯に位相を束ね、掴み、衝突を誘い、この偏った集まりが「位相同士の衝突」を引き起こし、多かれ少なかれ「火花・飛沫(運命)」を撒き散らします。
位相同士の軋轢が生む飛沫は現世に薄く広く影響し、運命として確実に顕れます。つまり、この世界中の不幸な出来事に偶発的なものはなく、全て位相の衝突から発生する「運命」が人間に押し寄せたから起こるものでした。
『位相』同士の衝突から生じる運命により、アレイスターは、娘リリスをなくしています。だからこそ、彼は『魔術の殲滅』、すなわち、わだかまる「位相」を完全に消滅させ、まっさらな世界を取り戻すことで、奇跡になり損ねた「火花」による偏りから解放されることを目的にしていたんですね。
絶対能力進化(レベル6シフト)計画の役割は?
二万通りの戦場を用意し、一方通行に二万体の『妹達』を殺害させることで『絶対能力者(レベル6)』への進化(シフト)を達成する、というこの計画。
- 通常の時間割りで250年
- 御坂美琴を128回殺害
- 『妹達』を2万回殺害
これらの方法のどれかで、一方通行は絶対能力者になれるとのことです。
しかし、真の狙いは、実験のために生み出された『妹達』を全世界中に送り込むことで、虚数学区を発生させるためのアンテナを世界全土を覆うように配置する事だったようです。
このことから、ミサカネットワークの構築が『計画』に必要だったことがわかりますね!
ミサカネットワークを利用すれば、ヒューズ=カザキリ、ひいてはエイワスを現出させることができますから、その重要性は明らかです。
0930事件
9月30日
— 今日は、何の日? (@d0f6xLUBninDqYa) 2019年9月30日
「とある魔術の禁書目録」で前方のヴェントが学園都市へ侵入して学園都市の機能が停止、猟犬部隊の暗躍により「ヒューズ=カザキリ」が出現した日。 pic.twitter.com/IwMPazRDpR
『界』の圧迫
0930事件では、ヒューズ=カザキリが現出しました。
不完全ながらも虚数学区の顕現した姿であるため、存在そのものが既存の『界』全体に術的圧迫を加えており、魔術師は存在できなくなる、とはいかないまでも魔力の循環不全を引き起こしていたようです。
アレイスターの目的である『魔術の殲滅』にかなり近いことが生じていますね!
一方通行と上条の成長
さらに、事件解決後、アレイスターはこのように言っています。
「ベクトル制御装置にAIM拡散力場の数値設定を入力する作業はようやく終えたところだが・・・もう片方の完成度が今一つでな。」
ベクトル制御装置 = 一方通行
もう片方 = 神浄の討魔
だと考えられますね!この2人が『計画』に必須なのは確定と思われます。
右方のフィアンマ『プロジェクト=ベツヘレム』との対比
アレイスター曰く、右方のフィアンマが企んだ『プロジェクト=ベツヘレム』は、「異形の力で満たされた神殿を用意し、その中で右腕の力を精錬し、その力でもって位相そのものの厚みを再調整し、結果として世界を変ずる思想」という点で共通しているそう。
引用:とある魔術の禁書目録(インデックス) (22) (電撃文庫)
- 「実際、君は良い所まで行っていたと思うよ。『神上(かみじょう)』という着眼点も含めてね。」
- 「オシリスの時代……つまり十字教単一支配下の法則ではなく、その先のホルスの時代をフォーマットに定めていれば、私と似たような地点を目指していたかもしれないな。」
- 「たかが十字教程度で、あの右手や幻想殺し……そして『神浄(かみじょう)』を説明しようと考えた事。それ自体が、君の失敗だ」
これらは、アレイスターがフィアンマに対して言った言葉です。
たしかに両者は似通っていますね・・・!
フィアンマ | アレイスター | |
---|---|---|
神殿 | ベツヘレムの星 | 学園都市 |
右腕の力 | 聖なる右=神上 | 中条さん=神浄 |
世界を変ずる | 世界の浄化 | 位相の破壊 |
フォーマット | オシリス | ホルス |
ちなみに、フィアンマの行った『プロジェクト=ベツヘレム』については、こちらを参照。
戦争を起こすことで人々の悪意を増幅させ、「第三の腕」の特性によって世界中を覆う悪意を攻撃対象とし、それを打ち払うことにより世界を浄化する計画
神ならぬ身にて天上の意思に辿り着くもの(SYSTEM)
絶対能力者の先にあるもの。
学園都市が目指している以上、アレイスターの『計画』に必要不可欠かと思うんですが、詳細は不明ですね~。
うーん・・・?
『計画』に関する情報まとめ
- ミサカ・ネットワークの構築が必要だった
- 複数のプランを同時並行で進行させている(垣根帝督)
- 上条当麻や一方通行のイレギュラーな事件を逆に利用し、完了までの膨大な時間を短縮しようとしている(土御門元春)
- メインに据えられているのは一方通行で、超能力開発もプランの一角
- プランを想定範囲内で掻き回す"イレギュラー"が上条当麻
- 浜面仕上、木原加群、上里翔流らは、プランに利用できないイレギュラー因子
- 第三次世界大戦において上条がアレイスターの管理下から離れたことで、『プラン』に許容できない誤差が発生
- 必ず失敗することを前提とした理論
- 学園都市が隙だらけで悲劇が蔓延っているのも、上条あるいは上条の内に潜む「何か」の成長を促すため
- 基幹のフォーマットを除けば、『計画』はフィアンマのプロジェクト=ベツレヘムと似通っいる
- コロンゾンの侵攻により『計画』は完全に破綻・遂行不可能となる
結論
今のところの結論(予想)としては、こんなところでしょうか!
① 『神浄の討魔』の育成・進化を促して、『位相』を破壊できる力を用意する
② 一方通行(+MNW)を利用して、『位相』に干渉できるよう場(環境)を整える
③ 上条さんを利用して『位相』を破壊する(最終目的達成)
今後、新しい事実が判明次第、追記していきますよ~。