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【とある魔術の禁書目録/インデックス】創約8巻 終章まで【感想(ネタバレ注意)】

どうも、みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut)です!

 

5月10日、創約 とある魔術の禁書目録(8) (電撃文庫)が発売!

というわけで、1章ごとに感想を書いておりますよー!

 

4章までの感想はこちらから。

 

いよいよラスト!

それでは、終章の感想を書いていきたいと思います!!

『とある』シリーズの原作、漫画、アニメ全てのネタバレが含まれますので、ご注意ください!

とある魔術の禁書目録 とは

鎌池和馬のデビュー作で、「科学サイド」と「魔術サイド」が混在・対立する世界観を描いた作品。2020年2月現在、電撃文庫KADOKAWA)より、既刊49巻(本編48巻、短編集1巻)が刊行されています。

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【原作小説】

【コミカライズ・スピンオフ】

前回(第四章)までのおさらい

橋掛結社、学園都市、アレイスターの三者から追われることになってしまった上条当麻アンナ=シュプレンゲルアラディアの3人。

『橋掛結社』との交渉材料を確保するも、航空戦艦を呑み込んだムト=テーベが『矮小液体』でアンナ=シュプレンゲルを攻撃。

瀕死となった彼女を救うため、上条当麻アラディアは、ムト=テーベの撃破に成功します。

終章の感想

つまり、こういうこと

ムト=テーベ新アラディアもまとめてグルグル巻きだぜ!!!

 

というか、ムト=テーベが冬なのにめちゃくちゃ薄着だったの、術式条件の『地肌が作る影』っていうわかりやすい理由があったのね・・・・・・!!

ほんと、細かい伏線が散りばめられておるなぁ!!!

他の超絶者もみんな露出度高い人多いから、全く気にしてなかった・・・・・・。

 

さて、そこで目を覚ましたグルグル巻きのムト=テーベ

しかし、左手に『矮小液体』、右手に『幻想殺し』を持った上条当麻に怖い物なし!

(実際は、驚いて後ろにひっくり返ってました。

 

「負けても構わない」

 

(中略)

 

「わたしと次のアラディアは、とっくに予定をこなしているから」

 

引用:創約 とある魔術の禁書目録(8) (電撃文庫)

 

突然ですが、ここで創約8巻の時系列を確認しましょう。

  • 1月3日 午前 上条当麻アンナアラディアを連れて逃走。
  • 1月3日 夜  貧血で倒れた上条当麻が目覚める。
  • 1月3日 夜  ボロニイサキュバスの索敵により戦闘へ。
  • 1月4日 早朝 第6学区にてムト=テーベと再戦。
  • 1月4日 夜  第15学区に到着後、3度目の戦闘へ。

上条当麻アンナを連れて逃亡してから、ムト=テーベが襲いにくるまでの間。

ボロニイサキュバスですぐに索敵ができたはずなのに、時間がかなり空いていますよね!

 

つまり。

「まず超絶者の重要な儀式を全部済ませてから俺達を追い回したのか!? ムト=テーベ!!」

 

引用:創約 とある魔術の禁書目録(8) (電撃文庫)

まじっすかぁあああ!!!!!????

もう驚かされっぱなしなんだけど・・・・・・!!

 

『行間 一』でのH・T・トリスメギストスの言葉は、そういう意味だったか・・・・・・(参考)。

そうなると、超絶者の集団が学園都市に不法侵入したのも1月3日の早い段階ってことかな。

判断が早いぞ、H・T・トリスメギストス!!

『橋掛結社』が創ろうとしている人物とは?

場面は変わりまして、アンナ=キングスフォード

1月4日、夜遅く。

上条当麻ムト=テーベと戦っている頃。

 

アンナ=キングスフォードは問います。

『胎児を丸ごと用意して人間ですらない神獣や精霊などの魂を恒久的に降ろす儀式』。

これにより『橋掛結社』は一体、を創ろうとしているのか?

 

生命倫理的に特大のリスクを自ら背負った以上、最大効率で神や悪魔と呼ばれる存在を創るのでは?

例えば、ヌイト、ハディト、トート、ホール=パアル=クラアト、あるいはコロンゾン。

アレイスターはそう考えていたようですが、どうやら違うらしい。

なぜなら彼らはとある『人物』を創ろうとしているから。

 

ヌイトやハディトは、『法の書』に出てくる神格の名前。

まさかここで、ヌイトやハディトの名前がぽろっと出てくるとは思わなかったな!!

上条当麻やインデックスの謎に関係していると考察されているけど・・・・・・。

 

今は置いておこう。

それはともかく!!

  • 十字架を象徴に掲げる伝説の聖者
  • 砂漠を旅して病や呪い、罪業で苦しむ人々を癒すために活動を続けた誰か。
  • 掌をかざし、神秘の薬品を施し、いずれも絶大極まりない奇跡を大盤振る舞いしておきながら治療費を一切求めず静かに立ち去った賢人中の賢人。
  • 世の無理解と戦って、志に共感する弟子達を集めた奇跡の使い手。
  • 小さな人を治し、やがては哲学から国家まで大きな世界全体の病巣と戦おうとした存在。
  • 魔術師であれば、誰もが無視する事のできない達人。

その名は。

クリスチャン=ローゼンクロイツ

 

以上の情報は『地の文』で語られたものです。

史実では、『Christian Rosenkreutz(1378年-1484年)』。

薔薇十字団の始祖。

17世紀にドイツで出版された薔薇十字宣言文書によって知られるようになったらしい。

 

いやまさかここで出てくるとは・・・・・・!!!

全然、予想してなくて、めちゃくちゃびっくりしております。

ただ気になるんだけど、この人って実在してたん!?

超絶者みたいに、本当は捏造された人物ってことではなく!?

わりかし疑心暗鬼なんですけどー!?

園都市の統括理事長

儀式の進行については、学園都市のトップ、一方通行も把握できていたようです。

しかし、超絶者の集団にクリファパズル545をやられてしまい、止めるのに間に合わなかった、と。

壁の外に広がる別のルールと戦うために、『天使』と『悪魔』だけでは足りない。

使える駒は、どこにあといくつ残っている?

 

ちなみに、旧統括理事長の時代はどうしてたっけ?

と考えると、だいたい上条当麻がなんとかしていたような・・・・・・。

 

いや、待て待て、えーと!

  • アウレオルスのときはステイルを招集して上条当麻と共闘させた。
  • オリアナのときは土御門、ステイル、上条当麻が対処。
  • ヴェントのときは『虚数学区・五行機関』を展開。
  • テッラのときは上条当麻、土御門、一方通行が対処。
  • アックアのときは、天草式と上条当麻が応戦。
  • フィアンマのときは、最後だけ自ら出陣。
  • サイエンスガーディアンのときは、木原軍団を派遣。
  • 上条当麻に対しては、超能力者レベル5を派遣。
  • 魔神に対しては、木原脳幹とともに自ら出撃。

うん、だいたい上条当麻だったわ!!!!

 

暗部や警備員をぬきにして、メタ読みも込みで予想するに・・・・・・。

  1. 園都市の超能力者レベル5:垣根帝督、御坂美琴食蜂操祈、麦野沈利、藍花悦、削板軍覇
  2. 浜面仕上
  3. 旧『グループ』:土御門元春、結標淡希、エツァリ

この辺じゃないでしょうか!

 

いまだ謎の多い垣根帝督の過去に触れる回が来るかもしれない!?

共闘を決意した御坂美琴食蜂操祈の動向も気になるし・・・・・・。

そろそろ『暗部の天敵』藍花悦の登場も近そうだよね!!!

 

それに、やっぱり魔術師には魔術師を!

ということで、土御門元春とかエツァリに協力を頼む展開も熱いんじゃないのー!?

 

そして、計画を台無しにしたいなら、特大のイレギュラー『浜面仕上』。

ただ、放っておいても勝手に事件に巻き込まれそうな気はするよね・・・・・・!

再誕のCRC

園都市の一角にて。

昼夜を問わず儀式を進行させているのは、H・T・トリスメギストス

一般的で当たり前の人達を守る超絶者。

 

その中心には、ガラスの円筒。

容器が砕け、そこから完成したのは、18歳くらいの青年。

儀式の完了である。

 

しかし。

「何故、この老骨が人を救わなくてはならぬ?」

 

引用:創約 とある魔術の禁書目録(8) (電撃文庫)

間違っていた。

 

 

 

 

いや絶望やん、こんなん・・・・・・。

超絶者、世界を救済するために、苦労して努力して、ようやく実現したと思ったら、この怪物のご登場よ?

たしかに、そもそも伝説が盛りに盛られている感じはしたけれども!

まさか真逆の「心の狭い」「絶大な力を持った個人」が来るとは・・・・・・!!

台詞が無駄に長いんじゃぁ!!

 

 

 

そして、一撃を浴びて唯一倒れずに済んでいた少女は、不幸にも、ローゼンクロイツの興味をひいてしまう。

 

 

 

いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや!!!!!!

しんどいて!!

それはしんどいから!!!!

 

あああああああああ

大いなる敵、『正義』の怪物

滅ぼすという行為そのものにひたすら没頭できる人種。

クリスチャン=ローゼンクロイツ

 

相対するのは、直後に到着した伝説の魔術師2人。

アレイスター=クロウリーアンナ=キングスフォード

しかし、敵は魔術の始祖の始祖であり、君臨する異形の頂点

 

ひえええええええ・・・・・・。

これまで無双していたアンナ=キングスフォードでも、勝てる見込みの薄い勝負になるとは・・・・・・。

 

 

やっぱり、これでクリスチャン=ローゼンクロイツが負ける展開にはならんよな・・・・・・。

きちぃぜ、こんちくちょうめ・・・・・・。

 

この時、すでに事態は動いていた。

 

少年はまだ、楽観の果てに見る真っ黒な絶望を知らない。

 

引用:創約 とある魔術の禁書目録(8) (電撃文庫)

 

ここは地獄かな?(現実逃避)

まとめ

以上で、創約8巻の感想が終わりです・・・・・・。

これは・・・・・・。

これは、創約9巻の発売までキツいぞ・・・・・・。

 

 

 

気を取りなして、気になった部分を少しだけ!

超絶者とはすでに存在する異質なアリスを解析して編み出された人間の上書き処理。

 

つまり、アリスは学園都市で言うところの原石みたいな存在なのかな?

儀式魔術を見るに、超絶者ってコスプレイヤーよりかは劇団員とか役者っぽいなと感じた!

 

あと、そうなると、園都市の能力者=超絶者という図式になるわけで。

園都市も何かを生み出すためのでっかい儀式場(舞台)なのかも・・・・・・。

上条当麻のために用意された舞台、学園都市。

そこで、創られているのは神か悪魔かドラゴンか?

 

「舞台は大きく分けて二重に存在する」(地の文)

  1. 作為的に影響を与えていく内側の舞台
  2. それを取り囲むように存在し、外から余計な属性や色彩が混入しないよう徹底的に打ち消す舞台

「アレイスター=クロウリーが編み出したある種究極の術式」(地の文)

『橋掛結社』の儀式魔術が、アレイスター計画プランと似通っていても不自然ではないはずですよね!

 

 

 

よし、いろいろ考えてたら心が落ち着いてきた!!!

それでは、今回はこの辺で!

創約9巻の発売まで、みんな心を強くもって生きようね!!!

 

以上、みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut )でした。

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なお、本ブログに掲載されている全てのことは、実際の宗教、魔術などとは、一切関係ありませんのでご注意んのでご注意くでさい。