Zombie Cat Cut

sky depth

[とあるシリーズ/感想/考察/まとめ/ネタバレ注意]

MENU

【考察】2023年12月最新版!『竜王』が上条当麻の右手から出てきたり、出てこなかったりするのは何故??【とある魔術の禁書目録/インデックス】

Amazonでよくみるようなタイトルにしてみました。

どうも、みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut)です!

 

創約9巻で登場した『竜王』に、心踊る今日この頃。

今回は、

『竜』が上条当麻の右手から出てきたり、出てこなかったりするのは何故??

というテーマで考察してみようと思います!

 

ちなみに、過去に1度、同じテーマで考察記事を書いておりますが・・・・・・。

【考察】『竜王の顎』が上条当麻の右手から出てきたり、出てこなかったりするのは何故??

創約9巻も発売されましたし、今回、あらためて考えてみようと思います!

以下、『とある』シリーズの原作、漫画、アニメ全てのネタバレが含まれますので、ご注意ください!

既刊情報

創約 とある魔術の禁書目録(9)の購入はコチラ!

【原作小説】

【コミカライズ・スピンオフ】

まずは出現事例をおさらい

まず最初に、上条当麻の右腕の中身が出現した事例を確認してみましょう。

(もっと詳しいことはこちらの記事をご参照ください。)

アウレオルス 1匹の透明な竜の顎
御坂美琴phase5.3 8匹の竜
春暖嬉美 天使型の竜
右方のフィアンマ 『見えない何か』『別の力』が飲み込む
オティヌス 『見えないモノ』が握りつぶされる
僧正 右腕に亀裂が走るような音
上里翔流 幻想殺しの『奥』にあるもの
エイワス 『見えざる何か』が握りつぶされる
コロンゾン① 赤黒い魚卵のような、三角面の集合体
コロンゾン② 泡の集合体を破って『群れ』が出現
神浄の討魔 本質的な姿を持つ「ドラゴン」

これに加えて、今回、CRC戦(創約9巻)が追加されました。

 

上条当麻の右手が破壊された際に、右手から『』だったり、『見えない何か』だったりが発現していることがわかります。

では、『』が上条当麻の右手から出てきたり、出てこなかったりするのは何故なんでしょうか??

『竜』が上条当麻の右手から出てきたり、出てこなかったりするのは何故??

まずは結論から

さっそく結論から言ってしまうと、

  • 園都市の中でのみ上条当麻は『』の姿を維持・制御できる。
  • 園都市の外の場合、その力が制御不能になってしまう。

と考えています。

その理由について、以下、説明していきますね!

理由①『自らの力』ということ

フィアンマ戦において、『竜王の顎ドラゴンストライク』は『自らの力』と表現されていました。

それはつまり、上条当麻自覚的に使用・制御できる(はずの)能力、ということ。

上条当麻僧正と戦った際にそのような描写がありましたが、CRCと戦ったことでそれが確定したように思います。

 

一方で、明らかに制御できていないような描写もみられます。

それが顕著なのは、コロンゾンとの戦いですよね。

  • 制御できたり、できなかったり。
  • 『竜』が現れたり、現れなかったり。

もしかして、『制御できないこと』と『竜が発現しないこと』の原因は同じなんじゃないのか?

と、ここが考察の出発点になります!

理由②アレイスターの発言

この考察のヒントになりそうなのが、アレイスターのこちらの発言(旧約22巻)。

「異形の力で満たされた神殿を用意し、その中で右腕の力を精錬し、その力でもって位相そのものの厚みを再調整し、結果として世界を変ずる思想

上条当麻の右腕の成長』はアレイスターの『計画プラン』の内だったことが示唆されています。

(参考▶【考察/解説】アレイスターの『計画』とは?わかりやすく情報をまとめます!

 

このアレイスターの発言をわかりやすく解釈すると・・・・・・。

「異形の力で満たされた神殿(=学園都市)を用意し、その中で右腕の力(=竜王の顎)を精錬し、その力でもって位相そのものの厚みを再調整し、結果として世界を変ずる(=魔術を殲滅する)

という感じになります。

 

この『計画プラン』は第三次世界大戦において上条当麻アレイスターの管理下(=学園都市)から離れたことで、許容できない誤差が発生。

その後、コロンゾンの侵攻により園都を使った現状の『計画プラン』は完全に破綻・遂行不可能となりました。

つまり、上条当麻の右腕に宿る『』は、園都の中で精錬しなければならなかったが、そこから離れてしまった結果、アレイスターも制御不可能になってしまったわけですね。

 

この通り、上条当麻の右腕と園都には密接な関係がありそうです。

理由③出現の有無を説明可能
  • 園都市の中でのみ上条当麻は『』の姿を維持・制御できる。
  • 園都市の外の場合、その力が制御不能になってしまう。

これを前提に『』の出現事例を見てみると、以下のような説明が可能になります。

  • 園都内だったからこそ、①アウレオルス=イザード戦、②御坂美琴(Phase5.3)戦、③春暖嬉美の右腕、④CRC戦では『』が明確に出現した。
  • 園都内だったからこそ、僧正との闘いの際、上条当麻自覚的に『』を使おうとすることができた。
  • 園都内での上里翔流との戦闘では、描写されなかっただけで実は『』が出現し、上里を倒していた。
  • エイワス戦は、『窓のないビル』の中という特殊な環境だったので、園都の中とはいえず、『』の形をとらなかった。または、右肩の切断まではされなかったので『』は出てこなかった。

さらに、『』が出現しなかった事例については、こんな感じ。

  • フィアンマ戦では、園都の外だったので、『』の姿が明確に出現できず、その描写もなかった。
  • オティヌス戦では、園都の外であったため、『』は出現しなかった。
  • コロンゾン戦については、園都の外であったため、異能の力を吸収し成長していた『』がついに制御不能になった。

 

やはり考察する上でのポイントは、コロンゾン戦のときに制御不能になったはずの右腕が、CRC戦ではなぜか制御できていたこと。

その原因は、園都にあるんじゃないでしょうか?

 

(新約22リバースでの一件が影響している可能性は否定できませんが・・・・・・!)

(ちなみに、本論とか関係ないですが創約2巻のアンナ=シュプレンゲルはこんなことも言っています。)

(アレイスターが手を加える前の状態に、あなたを戻す)

 

・・・〈中略〉・・・

 

(その上で、極限まで疲弊した上条当麻のどの側面が異能の力と結びつくかを観察する。・・・〈中略〉・・・人は、事前知識ゼロで異能に触れた場合何をどこまで理解できるのか。それを知りたかったんだけど・・・・・・)

 

「激痛の塊となって記憶の連結も中心たる自我も失い、そして最後に残ったのはただ人を救う装置か。つまらない結論ね。そういう大道芸は、二〇〇〇年くらい前に見たよ」

 

引用:創約 とある魔術の禁書目録(2) (電撃文庫)

(あれ、もしかしてアンナ=シュプレンゲルのおかげ・・・・・・?)

まとめ

というわけで、あらためまして!

こちらが、今回の結論になります。

  • 園都市の中でのみ上条当麻は『』の姿を維持・制御できる。
  • 園都市の外の場合、その力が制御不能になってしまう。

そして、その根拠がこちら!

根拠一覧

根拠①【自らの力】

本来であれば『竜』は上条当麻が制御できるはずの力である。

 

根拠②【アレイスターの言葉】

上条当麻の右腕を学園都市の中で精錬していた。

 

根拠③【出現事例の説明可能】

コロンゾン戦のときに制御不能になったはずの右腕が、CRC戦ではなぜか制御できていた。

もっとも、異論・反論は存分に受け付けております!

考察に正解なし。

 

というわけで、今回はこの辺で。

以上、みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut )でした!

 

Twitterもやっていますので、よかったらフォローお願いします!

なお、本ブログに掲載されている全てのことは、実際の宗教、魔術などとは、一切関係ありませんのでご注意くでさい。