こんにちは! みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut)です。
前回の『とある科学の超電磁砲T』、みなさんは視聴されまてますか??
大覇星祭編が終了しましたね!
「やくそく」で感動した人もかなり多いのではないでしょうか?
今回は、大覇星祭編にて登場した「削板軍覇」の能力について考察していきたいと思います!
『とある』シリーズの原作、漫画、アニメ全てのネタバレが含まれますので、ご注意ください!
とある科学の超電磁砲 とは
とある科学の超電磁砲』は、原作鎌池和馬、作画:冬川基、キャラクターデザイン:灰村キヨタカによる日本の漫画作品。月刊コミック電撃大王』にて、2007年4月号より連載中。
漫画の最新刊はこちらのとある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲(15) (電撃コミックス)。
DVDやブルーレイも要チェックですね!
ちなみに、現在放映中のアニメ『とある科学の超電磁砲T』を無料で見返す方法はこちらの記事でまとめていますよ~。
削板軍覇 とは
学園都市に7人しかいない超能力者(レベル5)の第7位で、それと同時に生まれながらにして異能の力を宿す「原石」に分類される。通称ナンバーセブン。
他人が困っていたり傷ついていたら、迷わず助ける熱い性格。口癖は「根性」。
学園都市のような人工的な手段に依らず、超能力を発現させた天然の異能者。 偶発的に周囲の環境が『開発』と同じ効果をもたらした場合に発生するとされる。
学園都市の開発によって作られる異能者を人工ダイヤモンドとするならば、「原石」は天然のダイヤモンドにあたる存在であり、人工的なスタンガンと天然の雷、とも比喩される。
遥か昔に原石の力を羨望した者達が、彼らに追いつこうとして生み出された「技術」こそが、魔術であり、世界で最も古い根源的な「異能の力」。
能力
世界に50人だけ存在する『原石』中でも「最高の原石」と言われるが、能力については一切不明(あまりに繊細かつ複雑なため、研究者が手を出すこともできず、どういう原理で何が起こっているのか、本人含めまったくわからない)。
- オッレルスに曰く、オッレルスの「北欧王座」と同種の現象を起こしているらしく、『説明のできない力』を無自覚に振るっているとのこと。自らの力を完全に自覚し制御しえた場合、「魔神未満」のオッレルスを超えられたかも知れない
- AIM拡散力場がまともに観測できない
- 第7位なのは、学園都市による「超能力を利用して鍛え上げられた特殊素材」の精製、技術転用を行うには余りに謎が多すぎる為(他の超能力者(レベル5)と異なり、科学的な説明がつく現象、目処が備わっていない)
- 『別世界の"理解"できぬもの』を認識
- 自分の背後にカラフルな煙が出る爆発を起こす、自分を中心とする衝撃波、心臓に銃弾を撃ち込まれても痛いで済む脅威の防御力・耐久力、戦闘行動を音速の二倍で行う、両手をあげて自分の上にあるものを火山のように吹き飛ばす、空中歩行、拳からプラズマを生成、雷撃を素手で叩き落とす、食蜂の心理掌握で拘束されるが瞬時に解除、高速で飛んできた鉄骨を頭突きで迎え撃つ、空気を蹴って空中歩行、自身の出血を止め折れた骨をくっつける
こうやってみると、削板軍覇はなんでもできそうですよね・・・。笑
なんでもできるといえば、アウレオルスの『黄金錬成(アルスマグナ)』(参照)。
世界の完全なるシミュレーションを頭の中に構築することで、逆に頭の中で思い描いたものを現実に引っ張り出す魔術。その効果は、頭の中で思った通りに世界を操ることができるという、いわば万能の力。
逆に言えば、思ったことが全て現実となってしまう能力であるため、アウレオルスは言葉に出すことで思考を固め、不安を消す鍼を常用していた。
思い込みによって現実を改変するというと・・・なんか超能力に似てますよね!
参照▶▶【とある魔術の禁書目録】超能力や原石について解説!魔術との違いとは?【まとめ】 - sky depth
考察!
漫画版『超電磁砲』の編集者曰く、削板軍覇の能力は、しっかりと設定されているらしく、木原幻生の独り言やアストラル・バディを中止すべし、とのこと。
もちろん設定されています。考察組の皆様は幻生おじいちゃんの独り言やアストラル・バディを注視ください#マシュマロを投げ合おうhttps://t.co/Q5p8F4qS5l
— 荻野(フリーランスのマンガ編集者) (@gouranga_) 2020年5月23日
魔術の可能性はあるのか・・・?
削板軍覇は、生命力を魔力に変換する技術を持ちませんので、意識的に魔術を使っているわけではないはずです。
そこで、次に考えられるのは無意識的に魔術を発動しているパターン。
『御使落し』での上条刀夜がそうでしたね!
上条刀夜が偶然発動させてしまった大魔術。
仕組みとしては『大地の気』のエネルギーを『上条刀夜』が変換し、『おみやげ術式』に注ぐという流れで発動された。
これを前提に無理なく解釈するならば、削板軍覇の身体自体に何かしらの『魔術的記号』が存在し、かつ、『大地の気』など魔力以外のエネルギーにより魔術的な効果が発動している、というような感じでしょうか。
なんとなく聖人に似ているような気がしますね!笑
世界に20人といないと言われる、生まれた時から神の子に似た身体的特徴・魔術的記号を持つ人間。偶像の理論により、『神の力の一端』をその身に宿すことができる。
具体的には、聖人の証『聖痕(スティグマ)』を開放した場合に限り、身に宿した莫大な量のテレズマにより腕力や脚力、五感・思考速度などの身体機能が大幅に強化され、 一時的に人間を超えた力を扱える。
特に魔術を使用していない状態でも幸運など何らかの加護が存在する模様。あの身体能力からすれば、削板軍覇が聖人という可能性もなくはないですが、原石のカテゴリーに含まれているようなので、可能性は低いかな・・・?
仮に聖人であれば魔術サイドが放って置かなそうですし!
仮に魔術であったとすれば、AIM拡散力場がまともに観測できない理由も明らかなんで、わかりやすくていいんだけどな・・・。笑
AIM拡散力場がまともに観測できない理由
魔術に由来するものではないとすると、削板軍覇の能力は、偶発的に周囲の環境が『開発』と同じ効果をもたらしたことで発生した超能力だと考えられます。
では、超能力であるにもかかわらず、AIM拡散力場がまともに観測できないのは何故なのか?
「AIM」とは「An Involuntary Movement」つまり「無自覚」という意味の略であり、
AIM拡散力場は能力者が無意識に発生させている微力な力のフィールド(力場)の事。
例えば、「発電能力」の微弱な電磁波、「発火能力」の微弱な熱量、「念動能力」の微弱な圧力など、能力の種類によって様々に異なりますが、どれも微弱なものであり、観測には特殊な精密機械が必要となります。
削板軍覇は『説明のできない力』を無自覚に振るっているとことなので、彼のAIM拡散力場も、微弱な『説明できない力』で構成されていることになります。
そうすると、たとえ超能力であっても、『説明できない力』で構成されるAIM拡散力場をまともに観測できないのは至極当然、ということになりそう。
なんの説明になってないですね、ごめんなさい!
とりあえず今回は、AIM拡散力場がまともに観測できないのは、その能力自体が『説明できない力』だから、とさせておいてください。
木原幻生の独り言
能力研究オタク全開の早口好き。ちなみに謎が多い削板軍覇の能力について、幻生おじいちゃんのこの発言に注目した考察はほとんど見たことがありませんが、もっと評価されるべき分析だと思います#超電磁砲 pic.twitter.com/HbiPmVYtOb
幻想殺しの刺激に加えて・・・
第七位のあの規格外の力
万象をゼロで割るが如き破格の観測・・・
この2つに御坂君の力と掛け合わさればどれほどの・・・ッ
私はまず、ゼロで割るってどういうこと?? ってなりました!笑
というわけでゼロ除算について、まずは調べてみましょう。
ゼロで割るってどういうこと??
算数レベルでいうと、10個のリンゴを0人で分けるとした場合の各人のリンゴの個数を問う問題。元々受け取るべき人はいないから、設問自体が無意味(又は未定義)となるそう。
コンピュータにおいては、IEEE 754の定義によれば、a/0 で a が正の数であれば、除算の結果は正の無限大となり、a が負の数であれば負の無限大となり、a も 0 であった場合、除算結果は NaN(not a number、数でない)となるよう設定されているそうです。
数字の世界も奥が深い・・・。
ゼロ除算の答えとしては「不定」「不能」「無限大」など、いろいろ考えられるようですが、とりあえず、今回はどんな数字であろうともゼロで割るのはタブーであると理解しておきます・・・!
「万象」と「ゼロで割る」とは何を指すのか?
次に、何が「万象」で、何をもって「ゼロで割る」と表現しているんでしょうか?
考え方というか、可能性だけでいうと以下のように複数あるように思います。
個人的には、この中で一番しっくりくるのは1番上の説ではないかと思っています!
根性でなんでもできてしまう削板軍覇を「万象」と、異能の力を打ち消す幻想殺しを「ゼロ」と、それぞれたとえるのは感覚的に納得できてしまうんですよね。
アストラル・バディでの削板軍覇
帆風順子との戦闘の際、削板軍覇の能力について「『根性』という思い込みで自分だけの現実を補強している」と推測されていました。
実際、この考察に基づき「電撃を込めた拳で殴る」という削板軍覇の意識外からの攻撃を仕掛け、多少ながらダメージを与えることに成功していることから、この推測はそれなりに当たっているのかもしれません。
さらに、帆風順子は、削板軍覇を見て「能力の本質を初めて理解できた気がする」「『内なる破壊衝動』は押さえつけてはいけなかった」「これこそが次の段階へと進むための鍵」「一番大切な『自分だけの現実』を自ら放棄していたようなもの・・・」とも言っていました。
「最高の原石」とも呼ばれる削板軍覇は、誰よりも思い込みが強く、それ故に強いのかもしれませんね!
「来るとわかっている攻撃は効かない」と豪語していることも踏まえると、削板軍覇の能力はやはり『黄金錬成(アルスマグナ)』のように、思い込んだことを現実にする能力があるのかも??
思い込んだことを現実にする能力
削板軍覇の能力を「思い込んだことを現実にする能力」と解釈すれば、彼がなんでもできてしまうということも、一応は整合的に理解することはできます。
つまり、『根性』として思い込むことで、あらゆること(万象)を現実にすることが可能だが、その仕組みや理屈を本人がわかっていないため、『説明のできない力』として出力される、ということ。
根拠としてあげられるのはこんな感じ?
- 能力が多彩過ぎること
- 『説明できない力』を無自覚に振るっていること
- 木原幻生が「万象」とたとえていたこと
- 魔術サイドに『黄金錬成』があるので、科学サイドであってもおかしくない?
- 「最高の原石」で、思い込みも激しそうなので、万能な力でもおかしくはない?
ただ、やっぱりこんな絶対能力(レベル6)みたいな能力があってもいいのかな? とか、能力の考察の結論が「万能の力」でもいいのかな? とか思ってしまいますね・・・。
まあ他に結論も出てこないんですが!
まとめ
以上、検討の結論はこんな感じ。
能力を確定的に判断するのは難しそうなので、場合分けで!
【魔術に基づく能力】説
削板軍覇の身体自体に何かしらの『魔術的記号』が存在し、かつ、『大地の気』など魔力以外のエネルギーにより魔術的な効果が発動している。
AIM拡散力場がまともに観測できないのは魔術だから。
【超能力に基づく能力】説
思い込んだことを現実にする能力。 AIM拡散力場がまともに観測できないのは、仕組みや理屈を本人がわかっていないため、『説明のできない力』として能力が出力されているから。うーん。どうなんだろう・・・。
削板軍覇の能力が判明する機会はあるんでしょうか・・・?
削板軍覇が自覚的に能力を使用できるようになったら、それこそ絶対能力(レベル6)のような気がしますね!
以上、みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut)でした!