こんにちは!
みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut)です。
ついに!
アストラル・バディ4 巻が発売されましたね~!
待ってました!!
これにて、帆風潤子と悠里千夜の物語は完結。
ということで、今回はアストラル・バディの全体像を把握できるよう、黒幕こと蜜蟻愛愉ちゃんの計画の全貌について、まとめていきたいと思います!
『とある』シリーズの原作、漫画、アニメ全てのネタバレが含まれますので、ご注意ください!
とある科学の超電磁砲外伝 アストラル・バディ とは
『とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲』の外伝として『月刊コミック電撃大王』2017年6月号から乃木幸康仁の作画で連載されているスピンオフ作品です(2020年2月現在の時点で、3巻まで発売中。)
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蜜蟻愛愉の目的
蜜蟻愛愉の目的。
それは、『内部進化/アイデアル』の実験事故で死亡した『みんな』の魂を救うこと。
過去に失敗した実験を再び行って成功させることで、過去の実験で死んだ『子供たち』の魂が救われるはずだ、と蜜蟻愛愉は考えていたようです。
実験の成功とはすなわち、『理想の能力/アイデアル』を造ること。
そのために必要だったのが、インディアンポーカーと悠里千夜だったわけですね。
かつて失敗した実験を成功させることで、みんなの犠牲に意味を持たせようとしたんですね。アイデアルをちゃんと完成させることがみんなの弔いになると思ってて、それを蜜蟻は「魂を救う」と表現してます。
— 乃木康仁(充電中) (@nogi_yasuhito) 2020年10月28日
それこそが蜜蟻にとっての、とりあえずの生きなきゃいけない理由だったのかなと。
『内部進化/アイディアル』の実験 とは?
研究機関『才人工房/クローンドリー』の第三研究室『内部進化/アイディアル』が行っていた実験。
その目的は、能力を進化させることで『理想の能力』を創り上げることでした。
『理想の能力』とは、最上の力であり、頭に描く何もかもを自在に『起こし』『創り出す』力。
絶対能力(レベル6)と同義なのかどうかはわかりませんが、北条静護いわく『神サマを造ろうとしてた』とのこと。
その実験の概要がこちら。
- AIM拡散力場を解析し、その核となっている『自分だけの現実』を操ることで能力を進化させることができるはず。
- そこで、『自分だけの現実』をインディアンポーカーによって抽出し、能力者に学習させることで、意図した方向へ能力を変化させる。これを繰り返すことによって、『理想の能力』を創り上げる。
- 『AIM拡散力場を自身から切り離し独立させる能力』を持つ悠里千夜の『自分だけの現実』を抽出し、他の子供たちに学習させ、得られた成果をフィードバックする。
- これによって能力者たちのAIM拡散力場が悠里千夜に束ねられ、悠里千夜の能力の幅が無限に広がっていく?
つまり、『AIM拡散力場を自身から切り離し独立させる能力』を学んだ他の子供たちは、悠里千夜と同じとまでは言えないまでも、AIM拡散力場を切り離すことができるようになって、その力がチャンネルの繋がっている悠里千夜のもとへ集まる、みたいな感じかな?
その結果、悠里千夜が憑依した(?)北条静護は、被験者だった帆風潤子の『天衣装着/ランペイジドレス』を使用可能になっていましたね。
しかし、被験者だった子供達の大半が亡くなってしまい、悠里千夜も暴走状態に。
研究者だった遠峰叶理と、実験に参加していなかった蜜蟻愛愉のおかげで暴走はおさまりますが、『この街の王』の反感を買い、計画は頓挫したようです。
大覇星祭後の学園都市で流行し始めたアイテムで、端的に言うと『他人の夢を追体験できる』カード型の装置。
その正体は、操歯涼子が作成した「夢を媒介とする学習装置」。
もともとは、かつて精神的ドーピングや洗脳などを目的として『才人工房』で開発された『自分だけの現実』を変質させるカードを、彼女がアレンジして作成した。
アストラル・バディでは、蜜蟻愛愉がこれをさらに流用し、カスタム品の洗脳カードを作成していた。
蜜蟻愛愉の計画の全貌
まずは、ここまでが計画立案段階ですね!
次は、計画の内容について詳しく見ていきましょう。
- 蜜蟻愛愉が、その能力『心理穿孔/メンタルスティンガー』により、悠里千夜が登場し、かつ侵食催眠効果のある夢をインディアンポーカーに記録する。(この時点で、悠里千夜の『自分だけの現実』を抽出し、カードに記録していたと思われる)
- このインディアンポーカーは使用者の『自分だけの現実』に干渉し、使用者のAIM拡散力場を悠里千夜と結びつかせる。加えて、侵食催眠によりカード使用者を欲望に忠実な獣に変える仕様になっている(『悪霊の囁き声』)。
- そのインディアンポーカーを、『学園都市伝説』が経験できるカードとしてばらまくことで、悠里千夜と繋がる能力者を激増させる。
- これにより、学園都市の能力者のAIM拡散力場を悠里千夜と紐付けさせ、肉体の枷がない悠里千夜は、無制限に力を受け入れ続けることになる。
- 悠里千夜は、紐付けられた能力者の能力を使用できるようになり、『理想の能力』が完成する・・・はずだった?
なかなか難しいですが、こんな感じでしょうか。
悠里千夜の能力の制御キーが身体にあり、その身体を蜜蟻愛愉が『心理穿孔』により操作していたようですね。
わざわざ侵食催眠により能力者を暴走させたのは、本命である『自分だけの現実』へ干渉する力に気付かせないようにするため、だと思われます。
計画失敗への流れ
ところが、食蜂・帆風・入鹿・黒子・削板らの奮闘により、蜜蟻の目論みは失敗に終ります。
- 初春が仕組みに取り込まれた能力者の暴走による事件発生現場から、悠里千夜の居場所を突き止める。
- 帆風&入鹿は、『旧・才人工房』へ乗り込み、悠里千夜の身柄確保へ動く。
- 黒子&食蜂は、風紀委員の協力を得て、削板が視覚情報から見つけた暴走能力者の洗脳を解除してまわる。
- その後、黒子は北条彩鈴と、削板は『天衣装着』北条静護と戦闘開始。
- 初春が、学園都市伝説(=悠里千夜)の噂が興ざめするような誤情報を流すことで、仕組みを解除。悠里千夜にこれ以上AIM拡散力場が紐付けられることはなくなった。
- 破裂寸前の『理想の能力』を、悠里千夜を肉体に戻すために使用することで、暴走を防ぐ。
という流れでしょうか!
焼け石に水のように、暴走能力者の洗脳を解除してまわっていたのは、本命である初春のやっていることを気付かせないようにするため、と思われますね。
意趣返し!
まとめ
というわけで、今回はこんな感じにまとめてみました。
いちおう、自分のなかではスッキリしたような気が・・・しないでもない!
なるべく冷静に記事をまとめたつもりですが、蜜蟻ちゃんの境遇や心情を考えるとメンタルがしんどくなる・・・。
- 『理想の能力/アイデアル』とは、一体なんだったのか?
- 北条静護が天衣装着を使用できたの何故か?
これらの疑問点は、次の記事で検討してみたいと思いますよ~。
それでは、今回はこの辺で。
以上、みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut )でした。
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なお、本ブログに掲載されている全てのことは、実際の宗教、魔術などとは、一切関係ありませんのでご注意くでさい。