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【原作:とある魔術の禁書目録】創約7巻 第四章 感想【ネタバレ注意】

 こんにちは!

みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut)です。

 

先週末に発売されました、創約7巻!!

創約 とある魔術の禁書目録(7) (電撃文庫)

 

ひとまず読了しましたので、少しずつ感想を書いている最中。

感想を書きたいシーンが多すぎて、長くなってしまっております!

 

創約6巻までのあらすじは、こちらの記事でまとめていますので、思い出したい方はどうぞ!

創約7巻を読む前に、これまでのあらすじを確認しておこう!

 

そして、創約 7巻これまでの感想はこちら。

9月9日発売の創約7巻、試し読み!感想①(序章まで)

創約7巻、試し読み!感想②(第一章、試し読み部分まで)

創約7巻 第一章 感想(続き)

創約7巻 第二章 感想

創約7巻 第三章 感想

 

今回は、『第四章』の感想です!!

それではさっそくー!!

『とある』シリーズの原作、漫画、アニメ全てのネタバレが含まれますので、ご注意ください!

とある魔術の禁書目録 とは

鎌池和馬のデビュー作で、「科学サイド」と「魔術サイド」が混在・対立する世界観を描いた作品。2020年2月現在、電撃文庫KADOKAWA)より、既刊49巻(本編48巻、短編集1巻)が刊行されています。

【原作小説】

【コミカライズ・スピンオフ】

前回までのあらすじ

園都市に領事館を作ってしまったアリスに招かれ、上条当麻は、アラディアを拘束したまま領事館へ。

そこで、『橋架結社』がアンナ=シュプレンゲルの殺害を狙っていることを知り、アラディアと協力して、救出へと動き出します。

しかし、H・T・トリスメギストスとは交渉が決裂してしまい・・・・・・!?

創約7巻 第三章 感想

第四章 破滅の名を聞け、世界 Call_"XXXXX".

超絶者の使う魔術

「・・・・・・解放します。リスク4、数なき封印公開・人域離脱。ここに三倍も偉大なる者でもって、速やかに我が身を一新させよ」

 

引用:創約 とある魔術の禁書目録(7) (電撃文庫)

いきなり最終奥義きたー!?

 

これは、アラディアが使おうとして幻想殺しイマジンブレイカーに止められた切り札のやつや!!

(参考▶創約6巻 第四章 感想

共通しているのは『人域離脱』というキーワード。

最初に聞いたときは、魔神にでもなるのかと思いましたが・・・・・・。

 

「我々は『魔神』とは違います」と言っていたのは、H・T・トリスメギストス

さらに、「あらゆる人は怪物を創り、神になれる」アンナ=シュプレンゲルは言っていた。

そして、アレイスターが提唱した『セリオン』とは、すなわち「人間の内なる野性の力を象徴するセレマの神格(参照▶セリオン (セレマ) - Wikipedia

 

これは、ちょっとずつですが超絶者の正体が見えてきたのかも!?

何度目かの、死の超越

面倒な敵は初見で殺す。

という言葉通り、最初からフルスロットルの青年紳士、H・T・トリスメギストス

いや、今は「Z・I・トリスメギストス」か!

 

一方、さすがの上条さん、なんとか攻撃を避けていましたね。

天才か!?

インデックスオティヌスには状況的に頼れない。

そして、アリスにも、ボロニイサキュバスにも頼ろうとはしない。

そんななか、自分の携帯で魔術の知識を検索しながら戦おうとする上条さん

スマホの扱いになれてきたなっ!!

 

しかし、不正解。

その懲罰はひとつ。

ばづんっ!! と。

そこで、上条当麻の視界が再起動した。

 

引用:創約 とある魔術の禁書目録(7) (電撃文庫)

上条さぁーん!!!!???

ま、ままままままさか!!

ま、また死んじゃった・・・・・・!?!?!?!?

 

傍らにいたのは、『旧き善きマリア』。

「大丈夫」「アラディアは無事ですよ」と。

その少年が聞きたい言葉を、彼女は知っていた。

 

マリア様・・・・・・!!!!!

  • 「あなたはママ様の救済条件に合致した。」
  • 「平たく言えば、アレはママ様が叩き潰す。貴女の出番はありません」

ママ様ぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!

 

「一般的に考えて、誰彼構わず絶大な奇跡を与えるなんて無節操な」

 

「奇跡が選ばれた特権階級にしか降り注がないだなんて誰が決めた? フ○ック」

 

引用:創約 とある魔術の禁書目録(7) (電撃文庫)

超絶者 vs 超絶者の戦い、いまはじまる!

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!

人域離脱の方程式

あらゆる現象に鋭利な切れ味を上乗せするトリスメギストス

その『人域離脱の方程式』とは。

  • 神の力を部分的に借りるのでも、神そのものと同化して特権を振りかざす訳でもない。
  • 意図的に自分を含めて巨大な三角形を形成することで、自分自身も神の一角であるという間違った定義を世界に植え付ける。
  • 既存の神の名前を借り、全く新しい神を創作して自己に当てはめるもの。

ここで使われている『777の書』というのは、アレイスターが作ったオカルト辞書のこと。

つまり、トリスメギストスはそれ以降に生まれた魔術師ってことになる・・・・・・のか?

 

そして、これはアラディアの方程式と似ているんだとか!

三相女神。

アラディア』は、ディアーナ、ルーナ、ヘカテーという三つの名と姿を持つ女神としても言及されているそうで。

確かにトリスメギストスと似通っている部分はありそうだよね!

 

一方、『旧き善きマリア』もリスク4。

一なる封印突破・人域離脱

「表に出なさい、トリビコス。ママ様がこの手で完全なる宇宙を封じ込めた実験器具よ」

 

引用:創約 とある魔術の禁書目録(7) (電撃文庫)

かっけぇ・・・・・・!!

なんだか3つの封印ありそうだな、これ。

 

保温鍋バンマリ、還流装置ケロタキス、蒸留器トリビコス

これらは、宇宙を創る基礎実験器具。

なかなか、ここは元ネタを調べるのが難しそう。

魔道書図書館インデックスでも、防げない魔術なの・・・・・・?

・・・・・・まじ??

 

人としての封印すら引きちぎった『超絶者』同士の正面衝突。

決着のとき、か・・・・・・!?

(余波で世界滅んだりしそうなんだけど・・・・・・!?)

開廷

倒れているのは、H・T・トリスメギストス、そして『旧き善きマリア』。

相打ち、ではない。

そこには、とことこ歩く小さな影。

「・・・・・・『開廷』ですし?」

 

引用:創約 とある魔術の禁書目録(7) (電撃文庫)

アリス=アナザーバイブル、真なる暴君。

 

・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・言葉に詰まるわ!!

見た目とやってることが、桁外れに違いすぎる・・・・・・。

 

「人を殺すな、こんな簡単極まりない約束も守れなかったのですし」

 

引用:創約 とある魔術の禁書目録(7) (電撃文庫)

絶大な力を持ちながら、世界を守ることができない未熟な支配者。

彼女の怒る理由自体は、よくわかる・・・・・・。

 

しかし、トリスメギストスだけでなく、上条当麻を死なせてしまったマリアまでもが怒りの対象。

そうなってくると、渋谷での事件もバレたらまずい・・・・・・。

アラディアはもちろん、ボロニイサキュバスも処罰対象になってしまう。

 

それに、上条さんは、アラディアトリスメギストスの処罰すら望んでいるわけではなく。

赦しを与えるというもう一つの選択肢も、小さな暴君は知るべきだ。

いいこと言う、さすが上条さん

 

「・・・・・・せんせいも、力を振るう少女を怖がるのですし。少女は間違った事は言っていないし、何も悪い事なんかはしていないのに」

 

引用:創約 とある魔術の禁書目録(7) (電撃文庫)

ここが、少女の核心に近い何か。

 

アリスは、超絶者たちが怖がっているのに気づいていたんだな・・・・・・。

ただ、力があるというだけの理由で、怖がられる。

誰も間違いを認めさせることができなかったアリスに、それができる唯一の人間。

これは、上条当麻の仕事。

熱血教師、参る!!!

 

「・・・・・・うっぜえーし」

アリスの反抗期きちゃったぁ・・・・・・。)

 

顕現するのは、アリス=アナザーバイブル

恐怖のあまり心臓から出血しそうなほどの殺意。

しかし。

信じろ。

 

すべき事に迷ったのであれば、己の意志に聞け。

 

引用:創約 とある魔術の禁書目録(7) (電撃文庫)

まさに、『汝の意志することをなせ、それが汝の法とならん』。

アレイスターが書いた『法の書』の一節。

それを上条当麻が実践するってのは、熱い展開だよな~!!

結果から言えば

アリス=アナザーバイブル

使用する魔術は、世界を思い通りに歪める『ライブアドベンチャーズインワンダーランド』。

「戦うことすら忘れて偽りのハッピーエンド」になりかねない、恐ろしい力。

しかし、結果から言えば。

そんな魔術を使うまでもなく、勝負の形にもなりませんでした。

 

アリスが召喚したのは『グリフォン』。

いわく「全ては退屈な幻想と言い切り、この世界のあらゆる物質を無価値化させる破壊の権化」。

これは『不思議の国のアリス』にも出てくるキャラクターですね!

(参考▶不思議の国のアリスのキャラクター - Wikipedia

 

為す術もない上条当麻に聞こえてきたのは、火薬の弾ける音。

そして、グリフォンの肉と骨が弾ける音。

その正体は、骨董品『flak.18』、別名『アハトアハト』。

第二次世界大戦中のドイツ軍が使用した野戦高射砲。

 

8.8cmの対空兵器を、街中で、しかも水平射撃でぶっ放すとは・・・・・・。

やりおるな、『妹達シスターズ』。

そして、それを許可した、甘やかしモードの新統括理事長!!!

いったい誰を甘やかしているのやら・・・・・・。

妄想が捗るぅ!!

(妹達にも、上一派がいるって・・・・・・コトぉ!?)

 

援護射撃はこれで終わらず。

骨董品に対して、次は最先端の科学兵器。

街中で平気でぶっ放されるのは、とある少女のコイン。

その名は、超電磁砲レールガン

 

さらに、上空にてその様子を見下ろしているのは・・・・・・。

人造悪魔』と『科学技術で作られた天使』。

「人の領域をはみ出たときに対処へ回る」のが、彼女達の役割だそうで。

対極のこの2人が揃っているの、なんか凄いな・・・・・・!?

頼もしいけど、どこまでアリスに通用するのか・・・・・・!!

 

上条当麻を守るために、あらゆる前提を無視して周囲が動く。

ここの挿絵、めっちゃ好きー!!!!!

決着は・・・・・・

当の上条当麻は、しかし誰も巻き込まないために、立ち上がり、右手を振るう。

 

噛み千切られる右腕。

爆発的に膨張する『何か』。

破裂するグリフォン

 

出血が止まらず、意識朦朧とする中で、なお挑む。

相手は、ひとりぼっちにされた少女

目尻には、透明な粒が膨らんでいた。

 

「・・・・・・せんせいのばか」

 

引用:創約 とある魔術の禁書目録(7) (電撃文庫)

まとめ

というわけで、第四章はここまでー!!

気になるところで終わるなー!!!!????

 

無邪気で可愛かったアリスが急に反抗期になったシーン、正直めちゃくちゃ動揺しました!!

怖い!!!

 

アリス上条さんに望んでいたことって結局なんだったのか。

上条当麻を守るために動いた学園都市。

しかし、それがアリスの孤独を際立たせる結果になってしまったわけで・・・・・・。

それが涙の原因・・・・・・なのかな。

事件の解決はともかく、アリスとわかりあうためのハードルは、かなり多そうだよね。

 

ところで!

人域離脱』って、なんか必殺技みたいでかっこよくない!?

卍解』とか『領域展開』みたいな!!

おらも使ってみたいんだけど!

 

そして、気になるのは最後まで判明しなかった第四章のサブタイトル。

『破滅の名を聞け、世界 Call_"XXXXX".』

この章で誰かが言う言葉かと思ってたけど・・・・・・。

これは次巻の伏線なのか!?

 

と、長くなりましたが、今回はこの辺で!

創約7巻の感想はこちらから。

創約7巻、試し読み!感想①(序章まで)

創約7巻、試し読み!感想②(第一章、試し読み部分まで) 

創約7巻 第一章 感想(続き)

創約7巻 第二章 感想

創約7巻 第三章 感想

その他、原作の感想はこちらから。

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以上、みたか・すりーばーど(@zombie_cat_cut )でした!

 

 

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